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2001.05.18

ウェンディとティンカー・ベル(2)

 「ないない島(ネバー・ネバー・ランド)」に閉じこめられている男性は、たいていウェンディ・タイプの女性と恋をする。
 彼女の同情・優しさ・過保護にすっかり甘えてしまう。
 彼のウェンディは、未熟さから彼を守ってくれる。
 いくら酔っ払って暴れても、彼女なら分かってくれるし、許してもくれるからだ。

 上手く「ないない島」を脱出できた男性は、ティンカー・ベルタイプの女性と一生を共にしようと思うようになる。
 なぜなら、今までその存在にさえ気付いていなかったいなかったのだが、豊かな感情を味わうには、成熟した女性の愛情と助けが必要だと気付くようになるからだ。

 同様に、もしウェンディが、彼女の中に密かに充電されていたエネルギーを発揮する時が来れば、彼女もティンカー・ベルになる。
 もし彼女がこれまでの母親役にあきあきしてしまったら、何とか相手を変えようとする闘いを始めるはずだし、もし彼が変わらない場合には、ピーター・パンを見捨てて、大人になるのを恐れない別な男を探すことになる。
 ピーター・パンとウェンディのカップルに離婚が多いのは、こうした理由からだ。
 これに対して、もとピーター・パンとティンカー・ベルのカップルは、自分たちの生活の発見に夢中で、人に愚痴を言う暇もない。

 もし、あなたの恋人やご主人がピーター・パン人間だという場合、あなた自身がウェンディである確率がかなり高い。
 ティンカー・ベルの火花があなたの心に閃く時があるのかもしれない。
 しかし、ピーター・パン人間との付き合いに、これだけ多くの時間とエネルギーを費やしたのだから、やはりあなたの潜在意識にウェンディの要素が少なからずある、と考えざるを得ない。

            『ピーターパン・シンドローム』ダン・カイリー著

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