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2004.04.18

自己責任・・・

人質になっていた3人に続き2人も解放・・・
無事な姿で戻って来れて本当に本当によかった。

仕事で時間に追われている間に「自己責任論争」がかなり飛び交っていたよう。

幾つかの意見を読んで、こんな会話を思った。

父 親「危険だからイラクへ行くのはやめなさい」
子 供「行きます! 自分の目で見、感じたことを人々に伝えたい。
    それに、私を必要としている人々がいるから」
父 親「感情だけで世界を動かせるほど、世の中、甘くないんだ。
    わしゃ絶対に、許さん!」
子 供「お父さんがいくらダメといっても、私はもう大人、自分の
    生き方は自分で決めますから」
父 親「自分のことだけ考えるんじゃないよ。お父さんはね会社
   (日本国株式会社)のことを考えて、お前が行くことに反対
    してるんだ。お前もちょっとはお父さんの立場も考えなさい!」
子 供「会社会社って言うけど、お父さんは本社(米国)の顔色
    ばかり見て、ちっとも社員のことは考えてないじゃない。
    結局、自分の立場が大事なんでしょう」
父 親「本社に気に入られるために、これまでお父さんがどんな
    苦労をしてきたと思う。反対派を押し切り、本社や系列
    会社などあっちこっちに根回しして、やっとイラクに支店
    を出したんだよ」
子 供「イラクに支店を出しても、それがイラクの人々のために
    なっているのかどうか、そこをちゃんと確かめてきたいの」
父 親「余計なことをするな! お前はお父さんの顔に泥を塗り
    たいのか!」
子 供「結局、お父さんは自分の立場だけが大切なんだ。私の命が
    どうなったってかまわない、イラクの人の命がどうなった
    ってかまわない、本社に気に入られるかどうかしかないんだ、
    お父さんの頭の中は」
父 親「お前は何にもわかっとらん! 本社の機嫌を損ねたら
    どうなる、石油はどうなる!」
子 供「今まで、どこの国よりお父さんの会社は経済的にイラクを
    支援してきたじゃない。イラクの人たちはだから日本を
    友人と思ってくれている。もっと自分にプライド持ちなさいよ!」
父 親「うるさい、わしゃ社長じゃ! わしの反対を押し切って
    勝手に行くならいけ! しかし、何があっても自己責任だからな。
    会社はタッチせんからな」

でも実際、子供は人質になってしまいました。
父親ははらわたが煮えくり返るような気持ちです。

父 親「わしの計画を・・・わしの人生をぶち壊すつもりかっ!」

父親のモノローグ「自己責任なんだから、死のうが生きようが勝手
にすりゃいいんだ。それが本音なんだが、本音は死んでも口に出し
ちゃいかん。まっ、これで本社も「日本株式会社」の人間も危険な目に
遭ってるというアピールにもなるか。そうだ、何事もプラス思考で
考えないとな」

ん、ここまで書いたら言いすぎ?
ついつい筆が走ってしまって・・・(苦笑)

ちなみに、今回の「自己責任」に関する外国からの反応。

★アメリカ国務長官パウエル氏
「誰も危険を冒さなければ、私たちは前進しない。より良い目的のため
危険を冒した日本人がいたことを私はうれしく思う」
(たまりさんところから引用させていただきました)

★仏紙ルモンド・フィリップ・ポンス東京支局長の論評
「事件は、外国まで人助けに行こうという世代が日本に育っていること
 を世界に示した」
 「日本、人道主義の勢い」と題した長文記事は「軽率で無邪気すぎ
るかもしれないが、ネクタイ・スーツ姿と夜遊びギャルの間に、激変する
社会に積極的にかかわろうとする者がいることだけは分かった。
彼らは自分なりに世界を変えたいと考えている」と、元人質の行動に理解を示す。

また「親の世代のように企業社会に服従することを拒み、新たな感受性
を見つけた若者たち」を束ねる「10万の非政府組織(NGO)」の
活動にも注目。「阪神大震災以降、人道・奉仕活動に身を投じる子供
たちが増えている。日本人の人質たちは一つの象徴だ」と結論づけている。
                (04/17 11:09)

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コメント

TVでもやってましたが、親の思いと息子の思いと違いますね。
どちらも凄く気持ちはわかるります。親って世間様に迷惑を掛けては
いけない。うーん・・・。分りすぎるほどわかりますねぇ。
お互いの立場、心情、息子と親。親は子供の気持ちは痛いほど分っている
んだなぁと感じます。

自己責任は、当たり前ですが、国で法制化してしまって掛かった費用を
請求しよう何て動きもあるようですが、この時期になんて全く辟易としてしまう。
山での遭難とボランティアでのそれは、根本的に違う問題です。
なんだか、問題をすり替えようとする気がします。と言うか、してます。
自己責任言うなら最初からガイドラインを作っておけ!場当たり的に
やる政府の姿勢は、意図的であるし、まったくおかしな事です。
きちんと議論を重ねてこの問題を語るべきだと思います。
現時点で、傷に塩をすりこむような事は、どうかなぁ。と思います。

人質になった人がなんであんなに日本に帰ってまで苦しい思いをしなければ
ならないのか、悲しいですね。被害者ですよ。

>父親のモノローグ「自己責任なんだから、死のうが生きようが勝手
>にすりゃいいんだ。それが本音なんだが、本音は死んでも口に出し
>ちゃいかん。まっ、これで本社も「日本株式会社」の人間も危険な目に
>遭ってるというアピールにもなるか。そうだ、何事もプラス思考で
>考えないとな」

本当の親だと言わないと思う。きっとこっちのが方が建前ではないかと^^;
物語の前程として比喩であると理解出来ますが(笑)

投稿: C・バード | 2004.04.21 08:46

自己責任については、取材なんかに出かけていく私自身にとっても他人事
じゃなくて・・・
いずれ、ちゃんと整理してUPしなくちゃとおもってます。

それにしても・・・
人質になった3人と2人は、物見遊山に行ったのではなくて、ハッキリと
した目的を持っていたわけで。

なにより、彼らは・・・とくに高遠さんは、イラク人の対日感情をより良く
することに大きな影響を及ぼしたと報じられています。

また、国外からは、日本にもそのような活動をしている若者がいることが
とても高く評価されているというのに・・・

「世間」を盾に個人攻撃をする・・・日本人の一番嫌なところが如実に出て
しまっているような気がします。

先の3人は、一日も早く体力を回復されて、後から帰国した安田さんのよ
うに、日本国民にイラクの現状を伝えていただきたいと、それが彼等のケ
ジメになるだろうと思ってますが。

>本当の親だと言わないと思う。きっとこっちのが方が建前ではないかと^^;
>物語の前程として比喩であると理解出来ますが(笑)

アハハ、あまりにも結論ありきの父親像でした。
もうちょっと、直しを入れなきゃ・・・(苦笑)

投稿: ラブママ | 2004.04.21 13:12

(livedoorより転記させていただきました)

ご無沙汰してます。

亀レスですが。。。。

請求されましたね、費用。
だまって支払ったというのが現在の家族のおかれた状況を表してますよね・・・。

国はお金無いです。とくに人道だとか福祉だとか教育だとかには。
でもね、かけるところにかけてないだけかも。
最近聞くのは、
「成果によって金はつく」
「経費は現場が努力して生み出す」
人道や福祉や教育と、成果主義とは一番結びつきにくいんだけどな・・・。

もう、ボランティアを教育現場で強要できないでしょうね。国も。
以前高校3年までにボランティア経験を義務化するとかなんとかいってたし、
義務教でもボランティア体験を云々いってましたが、
善意で働いてこれなら、とても勧められません。

頑張って、街角のゴミ拾い、だね。
捨てた奴が、拾い直す程度。
真面目に国の言っている事なんて、取り組めませんよ、これじゃあ。
Posted by yukizo at 2004年04月26日 19:36

投稿: yukizo | 2004.04.27 11:44

最近、いろんな事件が起こるたびに、「想像力の欠如」ということを感じてしまいます。

「相手の痛みに対する想像力」というとても簡単なことの欠如。

特に政治家にそれを感じてなりません。

どんな親でも、子供が人質にとられたら、あの親たちと同じように叫ぶのではないでしょうか。
人質になった方々だけでなく、彼らの親兄弟に対する思いやり
をも微塵も感じさせない政府・・・

国がお金をかけるのは、利権が発生する事業だけのようですね。国民の血税を湯水のように使って・・・

今回のケースの場合、人質たちにお金を請求するということがどれだけ海外に恥をさらすことか、
想像力の欠如した政治家たちには想像も付かないんでしょう。

>もう、ボランティアを教育現場で強要できないでしょうね。国も。

想像力のない政治家の先生方には、ボランティアの本当の意味が分かってないんじゃないんでしょうか。

つい先日、S新聞に、海外(ヨーロッパ)在住の女性作家の文章が掲載されていて、
「自己責任」に関して政府よりの見解を書いていました。そして、最後に「戦後教育の欠陥」を
見直すべしという趣旨のことが。

人質になった人たちが「自己責任」の自覚のない人たちで、こんな人間を作ったのは
「戦後教育」のせいだと。

それを読んだ時、猛烈に腹が立ちました。

「戦後教育」を押し付けたのは戦中・戦後大人だった、アンタらじゃないか! って・・・

こんな時代、教師も本当に大変だなぁと思います。
どうかどうか、子供たちのためにガンバッテ!

投稿: ラブママ | 2004.04.27 13:10

ありがとうございました^^
先ほどは、書き込みにおいで下さり、うれしかったです!
井田さんの出演日情報、頂いて参ります(^^ゞ
二時間もののドラマも、大好きなので、楽しみにしております^^♪
お邪魔しましたm(__)m

投稿: youko | 2004.05.14 17:52

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