野沢さんが自殺・・・
今朝のニュースで知りました。
とにかくショックです・・・
26日(土)27日(日)は秋田「康楽館」へ。
昨日は朝から眼精疲労がひどくて、目の痛みと頭痛に耐えられなくて
一日、目と頭を冷やしながら寝ていて、野沢さんのこと知りませんでした。
仕事も2年先まで決まっており、順調だったはずなのに、なぜ?
とにかく「なぜ?」という言葉しか思い浮かびません。
テレビデビュー作から、私の憧れの演出家だった鶴橋康夫さんと組んで
ドラマを作っていた野沢さんは私にとっては別格の脚本家だった。
私自身、デビュー何作目かの2時間ドラマを書く事になった時、読売テレビの
某プロデューサーから「構成」を書く上での参考にと渡されたコピー。
それは野沢さんの2時間ドラマ「喝采」(1988年)の構成のコピーだった。
「構成」を読んで涙が流れたのは初めてだった。
全体のストーリーの流れと同時に、人物たちの感情の流れがきちんと押さえ
られた素晴らしい「構成」だった。
今でも「構成」を立てる時、野沢さんのあの「構成」を思い出し、そんな構成を
立てることが私の目標ともなっていた。
自分で原作を書き、それを自分でドラマ化する・・・
脚本家にとっては理想的な在り方。
そのスタイルを確立・維持できたのは私が知っている限りでは野沢さんは唯一
の作家だったと思う。
放送業界に身を置く者として、その功罪に厳しく目を向け続けた野沢さん。
世の中の動きにも敏感で、ネットトラブルをいち早くドラマの中に取り込んだ
野沢さん・・・
なぜこんなにも早く、自ら逝ってしまったんだろう・・・
なぜ・・・
合掌
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コメント
唐突な書き込み、スミマセン。
野沢クンの書き込みに関して、ココログルで検索していて辿り着きました。(^^;
それだけだったら、たぶん何も書かなかったと思うんですけど、プロフィールを覗いて、、、
>自閉症児の家庭教師などを経て、
>1987年、シナリオライターとしてデビュー。
とあったので、思わずアポ取ってみたくなりまして。
だって、なんていうか、私と逆のコースなので……。(^o^)
よろしかったら、私のココログの方も覗いてみてください。
なぜラブママさんに興味持ったか、わかると思いますです。(^^;
投稿: 虹父 | 2004.06.29 22:26
野沢さんと同期で、もと同業者でしたか!
さらに・・・
ココログにHPを読ませていただき、なんだかいろいろな思いが一杯こみ上げてきました。
私と自閉症児とのかかわりのことや、障害者のドラマのことなど・・・。
「ぼくはうみが みたくなりました」ぜひ、読んでみたいと思っています!
投稿: ラブママ | 2004.06.30 16:49
なんか、本の営業みたいになってしまって、スミマセン。
でも、自閉症を描いた一種異様(?)な小説なので、
きっと楽しんで貰えると思います。
けっして「お涙ちょうだいモノ」ではありませんので。(^o^)
で、関係ないけど……。
安達祐実ちゃんのすっごいファンなんだよなあ。>自分 (^^;
投稿: 虹父 | 2004.06.30 21:29
来週は私の書いた分です。お時間あったら見てくださいね、安達祐実ちゃんを(笑)
内山先生のHPをじっくり拝見して、ちょっと、というか、かなり反省しました。
というのも私が接した子供たちは(当時の仕事の性質上)ほとんどがカナータイプの子供たち。
なもんで、アスペルガー症候群の子供たちとは接したことがないんですよね。
自閉症というと、カナータイプしかイメージできなくて・・・
勉強不足ですね。
御著書しっかり読ませていただきますので!
投稿: ラブママ | 2004.07.02 18:11