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2004.10.20

台風の中、行ってきました

台風の状況が心配だったけど、今日観なきゃ次はいつになるか・・・
なので思い切って午前11時、車で深川に向けて出発。
台風襲来にもかかわらず、いつも通りに混んでいた首都高で箱崎まで。

車を東京都現代美術館の駐車場に入れて江東区深川江戸資料館へ。

山崎之也一人芝居『報恩記』 観劇 PM1:30~
このお芝居を見るのは二度目。
今回はプロローグで中村ヨシミツさんのギターと三原ミユキさんの歌をたっぷり聞くことができた。

芥川龍之介原作のこのお芝居、タイトルの「恩に報いる」という言葉はとても古臭く感じられるかもしれない。
しかし、二度目にこのお芝居を見ていて「善意の連鎖」という言葉が自然に込み上げてきた。
世界では「暴力の連鎖」から戦争が・・・
そんな時代だからこそ「善意の連鎖」を訴え続けていくことが必要なのだと、このお芝居の意義が改めて分かったような気がする。
「善意の連鎖」といえば『ペイ・フォワード』という映画があったけど・・・

お芝居終了後、山崎さんと奥様、ヨシミツさんやこの公演をプロデュースしているKファクトリーの社長さんやら、久々にご挨拶。このあとすぐに次公演のために青森に向かうとのこと。
台風の中、無事に到着されますよう・・・

東京都現代美術館の中をウロウロして、早めに高速に乗って中野へ。

映画『石井のおとうさんありがとう』 中野ゼロホール PM7:00~
マツケンサンバでブレーク中の松平健さん主演の映画。
「福祉」という言葉もない明治時代に、命を掛けて3000人もの孤児(障害児も含む)を救った石井十次の生涯を描いた映画だ。
膨大なエピソードの中、脚本をまとめるのはとても大変な作業だったろうな。

「福祉」という看板を私利私欲のために使っている人たちにはぜひ見て欲しい。
「福祉」の原点を考えてほしいと切に願いたくなる・・・

この映画に山崎之也さんもワンシーだけど出演されており、映像で見てもいい味出してる。
また、会場には出演されている本間健太郎さんがおられて、山田火砂子監督を紹介してくださった。
山田監督はご自身も障害児の親であり、ヒューマンな映画をたくさん撮られている。

この映画は全国で上映運動が広がりつつあるそうで、お近くで上映会がある際には、どうぞご覧ください。

台風の風雨の中、移動は大変だったけど、今日出会った方はすべて心の中に一途で熱い思いを持った人たちばかり。
自分の心がとても清められたような爽やかさが残る一日だった・・・

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