映画『ザ・ストーカー 狂気の愛』
AXNで2本続けて『ザ・ストーカー/狂気の愛』と『ナインスゲート』を見る。
『ザ・ストーカー/狂気の愛』
1996年 アメリカ
監督:ジョージ・モンテシー
脚本:エドモンド・スティーブンス
出演:トリ・スペリング、アイヴァン・セルゲイ
女子大生ローレルは、医大生のケビンと交際中。ハンサムで優しく明るい彼はまさに理想の恋人だった。ローレルの母親ジェシカは、ケビンに何か不審なものを感じ娘に忠告するが、彼女は耳を貸そうとしない。
だがある日、ローレルと親しげに話をする男性に嫉妬し、容赦ない暴力を奮うケビンを見て恐怖を感じたローレルは、別れを決意する。
その日からケビンのストーカー行為が始まり、ついにローレルは山小屋に監禁されてしまう。
一方、ローレルの母は、ケビンの本名がビリー・ジョーンズで、数年前に別れ話を切り出した恋人を殺した容疑があることを知る・・・。
・・・というのがあらすじなんだけど、サスペンス・スリラーと謳っている割には恐くなかった。
ストーカーというと、払っても払ってもあの手この手で執拗にへばりついてくるイメージがあるけど、この映画のストーカーは別れを持ち出すと殺してしまう・・・とストーカーぶりが割りとアッサリしてるんだよね。
親に捨てられ、里親からも虐待されて育ち、そのせいで「捨てられる」ということに過剰反応してしまう・・・
その理由もステレオタイプで、感情移入できなかった。
原題は「Mother, May I Sleep with Danger」
原題どおり、ストーカーの恐怖よりも、過去、殺人を犯した危険な男から娘を守ろうとする母親の心情のほうがきちんと伝わってきた。
主役のトリ・スペリングって「ビバリーヒルズ青春白書」で見た時から、どう見ても美人とは思えない。
でも逆に飛び切り美人でもない普通の女子大生が狙われた・・・ってところにリアリティがあったかも(笑)
「ストーカー」といえばロビン・ウィリアムズ主演の『ストーカー』は哀しくて切なかった。
ロビンの映画でも、確か原因は、幼児期の虐待だったような・・・
タルコフスキーの『ストーカー』はずーーーっと見みたいと思いつつまだ見てない・・・
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