« 激励の夜(11/23UP) | トップページ | まとめてUP »

2004.11.23

映画『ハンテッド』

hunted.jpg2003年 アメリカ

製作: リカルド・メストレス/ジャイムズ・ジャックス

監督: ウィリアム・フリードキン
脚本: デヴィッド・グリフィス/ピーター・グリフィス
    アート・モンテラステリ

出演: トミー・リー・ジョーンズ/ベニチオ・デル・トロ
    コニー・ニールセン/レスリー・ステファンソン

【内容】
 オレゴンの山中で連続殺人事件が発生。犯人は、 コソボ紛争でセルビア人指揮官を暗殺した元特殊部隊員のハラム(ベニチオ・デル・トロ)。優秀な兵士だったハラムだが、 過酷な戦闘により人格を崩壊、 殺人マシンと化していた。足音もなく、 姿も見えない殺人鬼に 手も足も出ないFBIは、わずかな足跡だけで標的を追いつめる伝説のトラッカー(追跡者)・L.T.(トミー・リー・ジョーンズ)に協力を頼む。しかし、 L.T.こそ、 かつてハラムにサバイバル術を伝授した教官であり、かつての師弟の一対一の壮絶なバトルが展開する・・・

【感想】
WOWOWでやっていたのを観た。
私は戦争映画は否定はしない。
なぜなら、同じ過ちを繰り返さないよう、戦争の悲惨さ、残酷さ、愚かさを追体験させてくれるのが戦争映画だと思っているから。
この映画も、悲惨な戦争シーンから始まる。
殺人マシーンとして教育された兵士が、教えられた通りにナイフ一丁で敵の指揮官を残虐に切り刻む。
ところが戦争が終わると、兵士は残虐なシーンのフラッシュバックに悩まされ、どんどん人格破壊していく。

ここまで観て、「ちょっと待って!」と思ってしまった。
すでにベトナム戦争の時に戦争時のトラウマに病まされて社会復帰できなくなった兵士たちの話って、たくさんあったんじゃなかったっけ。
確か、いくつかの映画にも取り上げられていたよな・・・

それでもなおかつ、現実にはアフガンでもイラクでも延々と戦争が引き継がれている・・・

映画っても何の役にもたってないじゃん。
そもそも映画が何かを変えるかもなんて期待するのが間違っている?
私は映画ってものに期待しすぎていたんだろうか・・・

途中からそんなことばかり考えてしまった。
時期が時期だけに、観終わって、映画に対する虚しさだけが強烈に残ってしまった・・・

|

« 激励の夜(11/23UP) | トップページ | まとめてUP »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画『ハンテッド』:

« 激励の夜(11/23UP) | トップページ | まとめてUP »