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2005.01.19

映画『アダプテーション』

adaptation2002年
監督: スパイク・ジョーンズ
原作: スーザン・オーリアン
脚本: チャーリー・カウフマン/ドナルド・カウフマン

出演: ニコラス・ケイジ/メリル・ストリープ
   クリス・クーパー/ティルダ・スウィントン

【内 容】
goo映画より
  『マルコヴィッチの穴』で成功を収めた脚本家チャーリー・カウフマン(ニコラス・ケイジ)は、次にスーザン・オーリアン(メリル・ストリープ)のベストセラー「蘭に魅せられた男」の脚色を依頼される。斬新なストーリーを求めるチャーリーだがアイデアが浮かばず、たちまち行き詰まる。
 一方、チャーリーと正反対の性格をした双子の弟ドナルド(ケイジ二役)も脚本家を目指し、養成セミナーに参加。完成したのはお約束だらけの脚本だが、傑作との評価を受けてしまう。
 脚本が仕上がらないチャーリーはさらに煮詰まり、事態は意外な方向へ…。

【感 想】
 いやいやいや、これも笑わせてもらいました。と同時に斬新なストーリーが思い浮かべず呻吟するチャーリーの姿は、見につまされた(笑)

 それにしても、『マルコヴィッチの穴』に続くチャーリー・カウフマンの脚本はもうお見事というしかない。
 そもそも、実在の脚本家が自分自身をモデルにして脚本を書き、映画の中では双子の弟も脚本家デビューする。
 この双子の弟というのは現実では架空の人物なんだけど、この作品の脚本家として現実に名前を連ねている。
 まったくもって、なにが本当で嘘か分からない仕組みがあちこちに・・・

 途中から、なるほどブラピの『ファイト・クラブ』の構造か・・・と思いつつ見る。
 そして平凡な蘭の花の話が、どんどんとアクションものにドラマチックにアダプテーション(脚色)されていく・・・

 自分自身を主人公に置いて、ドラマの中のドラマが脚色されると同時に映画そのものも脚色されていくという二重構造プラスどこまで脚色されているか境目が分からなくなる登場人物・・・もう映画の流れに身を任せて、騙されることを楽しむしかないなぁって感じ。

 結局、『ファイト・クラブ』と同じ構造だったかどうかは見る人に委ねられるわけだけれど・・・
 脚本家の「産みの苦しみ」は伝わってきたし、いろんな意味で騙し絵のように面白い作品だった。

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