映画『パッション』
製作年:2004年
監督:メル・ギブソン
製作:メル・ギブソン、ブルース・デイヴィ
スティーヴン・マクヴィーティ
製作総指揮:エンゾ・システィ
共同脚本:ベネディクト・フィッツジェラルド
メル・ギブソン
メインキャスト:ジム・カヴィーゼル、モニカ・ベルッチ
マヤ・モルゲンステルン
ロザリンダ・チェレンターノ
【内 容】
公式HPより
誰も描けなかった、真実ゆえの衝撃。
アカデミー賞監督メル・ギブソンが挑むイエス・キリスト最後の12時間。
全米2000館の超拡大公開後、いよいよ日本へ――。
アカデミー賞を席巻した「ブレイブハート」の監督、俳優メル・ギブソン。彼が12年もの構想歳月を費やし、約30億円という私財を投じて完成させた渾身の衝撃作。
「パッション」とは、キリストの「受難」。
おそらく、世界中で最も有名なキリストの最後、イバラの冠をかぶらされ、重い十字架の横木を背負い、ゴルゴダの丘で両手両足を釘打ちされた十字架刑の事実を、ここまで忠実に映画化したものはないだろう。想像を絶する痛み、苦しみの後の奇跡の復活――。
その凄惨さゆえに全米ではR指定となり、ローマ法王をも巻き込んでの論争に発展、公開前にもかかわらず、世界中のメディアが連日報道。
脚本はすべてラテン語、アラム語で書かれ、衣装、食習慣から、俳優の瞳の色、顔つきまで変えるほど徹底してリアリティにこだわった。敬虔なカトリック信者でも知られるメル・ギブソンが、監督第3作目にして自らのパッション(情熱)の全てをフィルムに焼きつけた本作は、キリストの人生、死、復活の意味を、圧倒的な映像の力で語りかけてくるにちがいない。
どうか、目を背けないでほしい。 すべては、その受難の後に始まるもの――。
【感 想】
昨年、ロスのホテルでテレビをつけると流れていたのがこの映画のPR。
(日本語チャンネルでは小泉サンの日本CMがよく流れていた^_^;)
あまりの悲惨さに心臓麻痺を起こして亡くなった人もいたというこの作品をやっと見た。
(多分)徹底的に4つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)を分析して、イエスの最後の12時間をできうる限り忠実に描いたと思われる。
とくにイザヤ書53章 「われらの背きのために傷つけられ、われらの罪のために打たれたり。彼の傷によりてわれら癒されたり」その様子が詳細に描かれている。
流された血はすべてわれらの罪のため・・・そのままに、これでもかこれでもかというほど皮膚は傷つき血が流され・・・
一口で言えば・・・
アメリカの巨大チャーチのために作られたPVのよう。
不良信者にはそんなふうに見えて仕方なかった(ーー;)
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