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2005.01.26

映画『自殺サークル』

jisatsucircle2002年
監督・脚本:園子温
プロデューサー:富田敏家・川又誠矢
          吉田精二・田中淳一

出演:石橋凌、永瀬正敏、余貴美子
    さとう珠緒、野村貴志、宝生舞
    ROLLY、嘉門洋子、萩原明
    迫英雄、麿赤兒

【内 容】
goo映画 より
 夜の新宿駅プラットホームで、54人の女子高生が手を繋いで投身自殺。現場には繋ぎ合わされた200人近い人間の皮が残されると言う事件が起こった。コーモリと名乗る女からのたれ込みで自殺者の数をカウントするウェブサイトに注目し、捜査を開始する黒田、渋沢刑事。だが捜査は進まず、自殺者も後を絶たない。そして、連鎖自殺は黒田の家族にまで及び、黒田も拳銃自殺を遂げるのだった。
 残された渋沢は、やがてネット上で自殺クラブなるサイトを配信し、日本全国に大量の自殺を引き起こして社会転覆を企むジェネシスなる人物を逮捕する。こうして事態は収束するかに見えたが、その後も自殺者は増え続けた。

 事件は終わっていないのか?そんな中、恋人を連鎖自殺で失った女子高生・ミツコが、若者たちを熱狂に駆り立てるアイドル・グループDESERTのポスターに隠された暗号を読み解き、コンサート会場へ向かう。そこには、まるで神の化身であるかのような少年を中心とした子供たちが彼女を待っていた。そう、全ては彼らが仕組んだことだったのだ。そして、彼らによって洗礼を受けたミツコは?? しかし、その後も自殺することなく生き続けるのであった。

【感 想】
 出演者の顔ぶれから期待大で見た。
 黒田(石橋凌)の家庭も描かれているし、捜査を巡っての刑事同士の対立、葛藤もちゃんとある。
 
 「『あなた』は『あなた』の関係者ですか?・・・」

 不可思議な子供の声で何度も何度も繰り返されるそのメッセージもなにやら深いテーマが隠されているようでますます期待大。

 しかし、観終わってなんかスッキリしないなぁ・・・
 ダミーのROLLYがあまりにも漫画チック過ぎるんで、ここで大ズッコケ。
 それに最後の最後が「子供を大切にしましょう」・・・

 現実社会に対して十分に問題提起されているわけだけど、それが素直に伝わってこなくて、ザンネン!って感じ。

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