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2005.02.08

ショーケン逮捕・・・

なんでここまで、こじれてしまったんだろうな・・・
契約書があったらしいし、それなら、それに基づいてお互いの権利と義務を争えばいいのに。
しかし、理屈で収まらないのが人間。
降板の原因はいろいろあるのだろうけど、双方共に言葉では説明しきれない、感情のすれ違いが多々あって今回の事件に発展してしまったような気がする。

ギャラを巡る問題。

これは俳優だけじゃなくて、脚本家にも起こりうる。
脚本家の場合、日本では通常は個別に契約書を交わすということはほとんどないんじゃないかな。
そういう意味では“口約束”社会。
良く言えば信頼関係で成り立っている社会。

では、もし、ギャラのことで問題が発生した時どうするか?
ことは「お金」のことであり、相手方(多くは製作会社)と直接交渉がしにくい時に、間に立ってくれる団体がある。
私の場合は「日本脚本家連盟」だ。
私の場合、と書いたのは、その団体に入るかどうかはすべて任意だから。
「日本脚本家連盟」は日本でも最大の脚本家のための団体だけど、他にも同様の団体があって、どこに入るかは自由、なのでどちらにも入っていない人もいる。

先に、通常は個別に契約書を交わすということはほとんどないんじゃないかと書いたけど、「日本脚本家連盟」の場合は連盟が放送局や関連団体などと契約を交わしているので(例えば最低脚本料など)、連盟に加入すれば自動的に最低限のことについては放送局や関連団体と間接的に契約を交わしていることになる。

もし、ギャラのことなどでトラブルが起こった場合も、連盟に依頼すれば間に入って調整してくれる。
連盟に持ち込まれたトラブルに関しては、月一度発行されている連盟紙に解決までの経過が報告されるので、どの製作会社と揉めているかが連盟員にも分かるようになっている。

ショーケンの場合、契約書もあったというし、間に立つ人もいただろうに・・・
プライドと感情と理で押さえ切れない何かがあったんだろうけど、それを抑えて理を働かせるのが大人。
「永遠の不良」・・・そんなキャチフレーズに本人も甘えていたのかも・・・(残念)

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