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2005.05.05

日本の戦争映画

ここ2ヶ月くらいの間に何本かまとめて観ました。

(ストーリーはぽすれんより)

hotaru 『ホタル』

2001年 東映

監督:降旗康男
製作:高岩淡
脚本:竹山洋 , 降旗康男
出演:高倉健 , 田中裕子 , 夏八木勲 , 水橋貴己

ストーリー:『鉄道員(ぽっぽや)』での名演も記憶に新しい、高倉健主演最新作が早くもDVD化。田中裕子、夏八木勲、中井貴一など演技派俳優が顔をそろえる。鹿児島で、癒しきれない過去の傷を背負いながらも、共に生きる夫婦を静かに描き出す。

20年と少し前、初めて韓国に行った時、「反日感情」というのを身をもって知りました。この作品は韓国人の特攻隊員に焦点をあてた点でも、とても稀有な作品だと思いました。

zero

『特攻 零 -ゼロ-』

2003年

監督:井出良英
製作:仁平幸男 , 石井英範
脚本:井出良英
出演:杉浦太陽 , 高野八誠 , 辺見えみり , 松田賢二

ストーリー:太平洋戦争末期に特攻隊として命を散らした青年たちの青春を描く戦争ドラマ。操縦の腕前は一流ながらその奔放さが時に仇となる軍人・龍太郎。ある日、彼の前に新隊長として大学卒の将校・久我がやって来る。対照的なふたりは何かと反発し合うが…。

うむむ、特攻隊員にしては主人公・龍太郎役の杉浦太陽クンがあまりにあどけなさ過ぎる。いまいち感情移入できない。しかし、終戦間際には16歳の少年までも特攻に志願したというから、杉浦クンのような少年がいたことも事実なんだろう。

kimiowasurenai 『君を忘れない』

1995年

監督:渡邉孝好
脚本:長谷川康夫
出演:唐沢寿明 , 木村拓哉 , 反町隆史 , 袴田吉彦 , 水野真紀 , 高嶋政宏

ストーリー:95年に公開された木村拓哉、反町隆史、唐沢寿明共演による特攻隊員の友情と青春を描いた戦争ドラマ。生きて帰れる見込みのない特攻の日が近づいてくる焦りと苛立ちの中、始めは反発し合っていた飛行隊員たちに堅い友情が芽生えていく。



髪を伸ばしてよかった海軍特攻隊。なのでキムタクのポニーテール(笑)も嘘ではないんだろうけど、やっぱり、一人だけ異色だったような・・・。唐沢とずっと対立している理由も今いち説得力が・・・。しかし、特攻隊員の群像ドラマとしては感じるところがありました。

kikewadatsuminokoe 『きけ、わだつみの声』

1995年 東映

監督:出目昌伸
製作:高岩淡 , 山科誠
脚本:早坂暁
出演:緒形直人 , 織田裕二 , 風間トオル , 鶴田真由

ストーリー:学徒出陣した若者の遺稿手記集としてロングセラーとなっている「きけわだつみのこえ」を基に、第二次大戦中に青春を過ごした若者たちの生と死、そして友情を描いた戦争映画。『卒業旅行 ニホンから来ました』の織田裕二と鶴田真由が再び共演している。

タイトルだけでドキュメンタリーと思って借りたら、劇映画だった。ラグビーというスポーツで繋がった大学生たちのそれぞれの戦争。今回見た映画の中では最もお勧めしたい作品。日本がアジアでどんなことをしたか、軍隊がどんなところだったのか、大学生たちがどんな思いで死んでいったか・・・。あれから、まだ、たった60年しか経っていないのです・・・。

zerosenmoyu 『零戦燃ゆ』

1984年 東宝

監督 : 舛田利雄
脚本 : 笠原和夫
原作 : 柳田邦夫
出演 : 加山雄三 , 堤大二郎 , 橋爪淳 , 早見優 , 丹波哲郎

ストーリー:太平洋戦争を背景に零戦に人生を賭けた人々の生き様を通して悲壮な戦争を描くスペクタクル。零戦に憧れて横須賀海兵団に入団した浜田正一と水島国夫は、共に戦争の渦中へと飛び込んでいく。

当時、世界でも最高水準の技術で完成した零戦の製作の歴史にスポットをあてており、零戦がいかに優秀だったかは伝わってくる。しかし、その後に作られた世界最強のボーイングB29に比べたら、なんと脆いことか。大男対小さな子供だ。それでも特攻隊員たちは、B29の編隊の中に突っ込んで行く・・・。

人命第一に機体を作っていたアメリカ(機体が厚い)と、人命など考えずに軽量機敏さと経済性のみで作られた零戦・・・。尼崎事故の車両のことなどふと重ねてしまった。

kumonagaruruhateni 『雲ながるる果てに』

1953年 新日本映画社

監督 : 家城巳代治
製作 : 伊藤武郎
脚本 : 家城巳代治 , 八木保太郎
出演 : 鶴田浩二 , 木村功 , 岡田英次 , 山岡久乃

ストーリー:日本映画の黄金時代を支えた独立プロによる名作を紹介するシリーズに、ベストセラーとなった同名の学徒航空兵の手記集を元に、家城巳代治監督が映画化した戦争ドラマが登場。特攻基地を舞台に、学徒航空兵という後戻りできない青年たちの悲運を描く。

特攻、というより戦争そのものに批判的だった木村功に比べて、特攻に対して意気揚う揚うだった鶴田浩二が、母や妹にも会えずに特攻突撃する直前、誰にも見られない林の中でのた打ち回って、死に対する恐怖心や悲しみを乗り越えようとする映像は本当に痛ましく、また、彼らがただただ「国のために」喜んで死んでいったわけではないと知り、ホッとするものがあった。しかし、その鶴田の慟哭を垣間見た木村が、手を負傷しているにもかかわらず特攻出撃を志願するのは、やはり戦争の悲劇だと思う・・・。

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