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2005.10.02

緊張の日々

以前、住宅街の中の3階建てマンションの2階に住んでいた時、妙な電話がかかってきた。

「おい、よく聞けよ。あんたの写真を持っている」

・・・で始まる“おい、よく聞けよ”電話事件だ。

0509  あれから数年後、今のマンションに住みはじめて「隠し撮り」などの心配は99.999%なくなった。

窓のあるベランダ側は西新宿の高層ビル群が一望できる・・・つまり、目の前に遮る建物がない。つまり、盗撮されるキケンがないということ。

(←ベランダより。西新宿副都心から昇る朝日)

外から見られる心配がないということは・・・
家の中ではどんなヒドイ格好をしていても平気(^^ゞ

・・・なのだが、9月末からはそうはいかなくなった。

仕事をしているとベランダの外の空中から話し声が・・・その声が13階の我が家にだんだん近づいてくる・・・

オカルトではありません。
マンションの外壁・各戸バルコニー大改修工事が始まり、工事のため人を乗せたゴンドラがベランダの外側を行ったり来たりするわけで・・・

工事がお休みの日曜日以外はマンション全戸ベランダに洗濯物も干せず、カーテンも下ろしておくようとの指示。

我が家も9月末からベランダに面するリビングと仕事部屋のブラインドは下ろしっぱなし。
この工事、11月末までかかるらしい。

それにしても、非日常的なところに人がいる・・・と思うと相手の姿は見えなくても、なんとなく、緊張してしまう。
そこで私は考えた。

この緊張感(=ストレス)を上手く自分のために利用しようと。

すぐ傍の空中で朝8時から夕方6時までゴンドラに乗って頑張って仕事をしている人たちがいる。私もダラダラ、グズグスやっててはいけない・・・。
ゴンドラの動く気配がするたびに、なんか頭の中がハッとして、キリリとしてくる。

こんな状況も、(普段はありえないから)たまにはいいかな・・・と思えてくる。

大改修工事のための分担金は予想外の出費でかなり経済的に痛かった。
しかし、この工事は考えようによっては(私にとって)別の意味でもとてもありがたい工事でもある。

あの不幸な早朝の事件以来、私は未だにその人が立った非常階段を正面から見ることが出来ず、また、ゴミ集積所に行くのに裏出入口を通ることが出来ない。
しかし、工事が始まり問題の非常階段には足場が組まれ、裏出入口には工事用のプレハブが建てられて、工事の人たちが元気に動き回っている。

工事が終わった頃には、きっと私、非常階段も裏出入り口も平気になっているだろう・・・

・・・そこまで考えて、今回の工事の意味がやっと分かったような気がした。

かくなる上は、適度な緊張感を楽しみつつ、工事が無事終了するよう祈ろう!

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