名作の力
最近、名作といわれる作品を立て続けに見直した。
チャップリンの『独裁者』・『殺人狂時代』・『ニューヨークの王様』、オーソン・ウェルズの『市民ケーン』、G・ガルボ主演の『グランドホテル』、そして昨日はエリア・カザンの『エデンの東』 。
自宅でDVDを見る時、必ずメモを取りながら見る。
メモの用意をしながらも観終わったら一行もメモってなかった作品もあれば、何枚にも渡ってメモを取っている作品もある。
昨日観た『エデンの東』もしっかりとメモを取った作品だ。
あまりにも有名な作品で、ずいぶん昔に観たっきりだったけど、今、改めて観るとジェームス・ディーンの魅力はもとより、親子愛や家族についてのテーマが心にひしひしと迫ってくる。
時代を経ても色あせない普遍的なテーマを描き、同時に映画的に当時としては斬新な手法で作られた作品・・・それが名作として生き残っている所以なんだろうな。
ところで、最近観た中で一番腹が立った作品といえば『ジダン 神が愛した男 』 。
もちろんジダンという選手が好きだからこそ、ずっと観たいと思っていた作品だったんだけど、これって『作品』といえるかどうかさえ疑問・・・!
高解像度カメラを含む17台のカメラを駆使して撮影された新感覚ドキュメンタリー?
そんなの関係ねぇ!!!
確かにジダンらしいプレーもあるにはあったけど、ほとんどが動いているジダンを延々と追っているだけ。
ジダンがどんなに天才的で素晴らしい選手だったのか、観終わったらジワッとでも心に残る作品にしてくださいよ、って感じ。
動いているジダンを観るだけでもウットリ・・・という熱烈ジダンファンにはこれでいいのかもしれないけどねぇ・・・。
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