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2009.04.10

月刊ブログ3月号エンターテイメント編

いやはやいやはや、またまたご無沙汰してしまい、すっかり『月刊ブログ』になってしまいました。
梅の季節から、気が付いたら、な、なんと、桜ももう終わりかも……

ずっとUPしようと思っていた私的エンタメ系、とりあえずUPしておきます。

3月のエンタメ
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お誘いがあり、舞台『PW-PRISONER OF WAR』を観ました。
舞台演出家として著名な鐘下辰男さんの作・演出。
台本の構成はもとより、舞台空間の使い方、照明、舞台装置、どれをとっても圧倒され、そして目からウロコ。すごい作品でした。

私にとって驚きであり、嬉しかったのは出演者に仁科貴さんがいた!
仁科貴さんは一目で誰の息子さんかわかるほどお父さんの川谷拓三さんにそっくり。
私が脚本を書いた1997年の『のんちゃんのり弁』(TBS系昼ドラ)、1998年『のんちゃんのり弁2』で主人公・渡辺典子さんの弟役でレギュラー出演されていた。

その頃は、まだ役者さんになり立てで、撮影時にいつも大汗をかいていたのが、役者としてとても初々しく感じたものだ。

それから10年余、堂々たる役者さんになられて、舞台でも個性的な存在感を見せていた。
なんだか、甥っ子の成長を喜ぶ叔母さんの心境だったりして(笑)


『PW』を見に行った次の日、アースマラソンで太平洋をヨットで横断していた間寛平さんがようやくロサンゼルスに上陸のニュース。

日本を発った時から気になって、時々、アースマラソンの公式ブログをチェックしている。
寛平さんも『間寛平少年物語』(関西テレビ)のドラマを書いた時、少年時代を過ごされた高知県宿毛市の山間の地を訪れたり、寛平さんにお会いしてお話を聞いたり、またなんば花月の寛平まつりの舞台を拝見したりで、全くの他人とは思えず、いつも気になる存在なのだ。

ある意味、理屈を超えた生き方をしている寛平さん。
太平洋上の寛平さんのブログを読みながら、ふとアメリカ・ネバダ州を目指してヘリウム風船で消えてしまったあの風船おじさんのことを思い出して不吉な思いに捉われたりで、ただただひたすら「とまったら死ぬ男」=寛平さんの無事を祈り続けておりましたです。

             アースマラソン応援バナー

なので、ロサンゼルスに無事到着には心からホッ。
ただいま寛平さん、アメリカ縦断・ロッキー山脈爆走中。
先は長い、ガンバレィッ!!!!!!






今年に入って、DVDのレンタル枚数がパタッと減ってしまった。

『ストーリーアナリスト ハリウッドのストーリー分析と評価手法』という本を去年からぼつぼつ読みはじめ、今年に入ってDVDで観た映画をその分析手法で分析してみようかと思ってしまったのが停滞の原因。

分析のためには何度か見直さなければならないので、一度見終わったからとすぐに返却できなくて、長く手元に借りっぱなしってことに。以前なら月に6枚借りていたところが今は2枚に。
1カ月定額制なので何枚借りてもOK、また1枚をどんなに長期間借りてても定額以上の延滞金は発生しない。

う~む。私にとってはどちらがBESTなのか?
見終わると同時に分析して、サッサと次を借りる。それが理想的とは分かってるけど。

現実問題として、ブログに未UPの作品が70本近くになろうとしている。
単純な感想さえ未UPな訳で、分析などはとてもそこまでできっこないかなぁ。
無理をせずに、とりあえず出来ることからやるっきゃないか。

というわけで、最近見た映画DVD

『ハムレット ゴーズ ビジネス/マッチ工場の少女』 (フィンランド)
  監督・脚本・製作:アキ・カウリスマキ
  とくに『マッチ工場の少女』は静かな衝撃が走るほど深い作品だった。

  不幸が不幸を呼び、どんどん不幸の極みに……というとまずは『西鶴一代女』
  (田中絹代主演・溝口健二監督・依田義賢脚本)を思い出す。はじめてこの映画
  を見た時はショックだった。これほど転落に次ぐ転落で救いがない映画というのは
  はじめてだったような気がする。

  『西鶴一代女』はこれでもか、これでもかというほど何度も何度も不幸の坩堝が
  襲ってくるが、『マッチ工場の少女』は70分の映画で不幸にハマっていくストーリー
  ラインもシンプル。それだけに深く心に突き刺さるものがあった。

『あの子を探して』 
  監督:チャン・イーモウ(張芸謀)
  プロの役者を一人も使っていない作品。でも、観終わって泣いていた。
  13才の代用教員の少女が、教員としてどんどん変化、成長していく姿が描かれ、
  そのひたむきさに心揺さぶられる。
  この作品も、構成や時代背景などちゃんと分析しておきたい作品。
  

『靖国 YASUKUNI』
  監督 : 李纓
  話題を振りまいたこの映画、ようやっとちゃんと観た。
  見た限りでは、なぜあれほど反対派が過剰反応したのか訳わかんね。

  なぜなら、全体の3分の2は靖国の現実を映しているだけで、一水会顧問の
  鈴木邦男さんが言ったようにまさに「愛日映画」といっても過言ではない。

  もし、反対派がカチンと来たとしたら台湾の人々のくだりか。
  たとえどんなに短い映像でも、作った人間からのメッセージがより強く感じられる
  部分かも。私はそう感じた。
  ただ、観る人の思想信条、立場によって受け取るメッセージはさまざま。

  なのに右方向からしか取ったドキュメントしか認めないなんて、それこそ変だよ。

『青の炎』
  監督・脚本:蜷川幸雄 主演:二宮和也
  原作のテーマに惹かれて観たんだけど、松浦亜弥が出るたびにまえけん(前田健)
  のあややが重なり、困った。

  そういう意味で、あややの特長を完璧に押さえたまえけんはすごいと思った。
  あ、映画の感想にはなってないか……。 
  

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