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2009.05.28

久々の渋谷で

先日、渋谷にて久しぶりにプロデューサーのI氏にお会いした。

2年ほど前、I氏から企画打診の原作本が送られて来た時期と映画企画がGOになった時期が重なったため、事情を話してI氏のほうの仕事をお断りした。

そんな経緯があったため連絡が途絶えていたが、お互い諸々の状況が変わり久しぶりにお会いすることになった。

I氏はプロデューサーとして私がとても信頼している人の一人。
彼が送ってくる原作はどちらかというとシリアスな内容だったり、文学的要素の強い作品だったり。視聴率に媚びるのではなく、とにかく良い作品を作りたいという思いが伝わってくる。

そんなI氏と久々にお会いしてお互いの仕事のことなど情報交換。以前と変わらずドラマ作りを熱く語るI氏に、それまで胸につかえていた塊が溶けていくようで、ホッとする。

なぜなら……。
一度仕事をお断りしたことで私のほうに“申し訳ないことをした”という負い目があって、素直に自分のほうから連絡できなかったもので、再び一緒に仕事が出来るかもと思うと嬉しくて。

基本的に私は来た仕事を断ることはほとんどない(選べるほど仕事がワンサカ重なって……なんて状況もないし)

しかし、たまには来た仕事を断らなければならない時もある。
シナリオライターにとっては一番辛い状況だけど、現実は身は一つ、掛け持ち仕事ができないのがこの仕事だから。
かつて、その教訓のような出来事があった。



以前、先輩のライターと組んで連続ドラマの仕事をしていた時。
先輩ライターの書いてきたシナリオ第1稿を読んだプロデューサー氏がなぜかイライラして、いつにも増して手厳しく直しを入れてくる。
やがて、プロデューサー氏のイライラが爆発。その原因が分かった。

先輩ライターは他局のドラマ枠のドラマと同時進行でシナリオを書いていた。そのことを次期新番組情報でプロデューサー氏が知り、シナリオ第1稿の問題部分・不満部分すべてが“掛け持ち”仕事のせいの手抜きと感じたらしいのだ。

実は私は先輩ライターが掛け持ちで仕事をしていることは知っていた。少し前の打ち合わせの帰りに「両方とも断れなくて、他局の仕事もやっている」と聞いていたのだ。

その時、私にはその先輩がキラキラと眩しく見えた。断りきれないほど仕事が来るってステキっ! 私もそんな売れっ子になりたいっ! 目指せ先輩っ! などと心底思った。


それから間もなくしてのプロデューサー氏の爆発……。
先輩ライターもいずれは自分が同時期に放送の他局のドラマ(時間帯は違う)を書いていたことは知られると分かっていたと思う。
民放各局の新ドラマ情報は全局に回るし、そのことは先輩も知っていた。しかし、予想より早くプロデューサー氏は情報をキャッチしたのだ。


「コチラの仕事を、掛け持ちできるほど簡単だと思っているんだったら、もう結構!」


プロデューサー氏の怒りの言葉に、打ち合わせの雰囲気は険悪、最悪。
帰り道、落ち込んでいる先輩ライターに私はどう声を掛けていいものか分からなかった。


やがて、その先輩に代わって、別のシナリオライターが入ってきた。
以後、先輩がそのドラマ枠を書くことが出来たかどうかは……不明……。


もしかして、例え掛け持ち仕事をしたとしても、どの仕事も内容が素晴しければそんなことにはならなかったかもしれない。


しかし、よほど器用で、よほどパワーのある人でなければシナリオの掛け持ちは無理。


また、テレビの場合、企画が通って放映日が決まりシナリオ作りが始まると、同時にキャスティングを含めてすべての撮影準備も始まる。
早く言えば、ドラマ作りは数千万円~数億円のプロジェクト。

シナリオライターの仕事はそのプロジェクトの基礎・土台を作る最も重要な仕事であり、だからこそ手抜きは許されないわけで。



そんな先輩の実例を体験していたから、シナリオの仕事に入っている時は、締め切りが重なる他の仕事は受けることができず、2年前のI氏の企画の仕事も泣く泣くお断りせざるを得なかった。


今なら、企画のお仕事大歓迎。
優先順位の一位はシナリオの仕事。これだけは変わっていない。
そういうことが再確認できたひとときだった。

090526 久々の渋谷なので渋谷らしい写真を撮ろうと思ったけど特に引っかかる風景はなし。

 待ち合わせに使った東急プラザ9Fの「イタリアントマト」、5月31日閉店の貼り紙がこの日一番の衝撃だったかも。

 「イタトマ」撤退?! 外食産業の厳しさを垣間見た。

←お散歩がまた滞ってしまっているラブの 不貞寝姿
  この無防備な姿を見ていると、ほんと、心が和みますlovely 

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2009.05.26

月刊ドラマ&メルマガ第1号

09dorama6  
ただいま発売中の「月刊ドラマ」誌6月号

ライターズ・コーナーに近況など書いてます。

『おくりびと』のこととか『空気人形』のこととか。

それから、最後に日本脚本アーカイブズの講座のこととかメルマガのこととか。


むむむ。日本脚本アーカイブズのホームページ作って、日本脚本アーカイブズ倶楽部のホームページ作って、今度は日本脚本アーカイブズのメルマガ発行して……な、なんと気が付けばすっかり日本脚本アーカイブズのWEB担当広報マンに。

悩める優先順位の原因の一端は……そういうことだったりしてcoldsweats01





というわけで、日本脚本アーカイブズ・メールマガジン第1号発行。

すでに、創刊準備号、臨時増刊号を発行してるので実質的には3号目なんだけどね。

やっと、本格的に連載記事の掲載が始まりました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 日本脚本アーカイブズ・メールマガジン第1号 目次◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆1◆ イベント・講演・講座のお知らせ

     
市川森一開講特別講座&脚本塾基礎講座のお知らせ

◆2◆ 世界脚本アーカイブズ見聞録 フランス篇(1):さらだたまこ

     昨年末、調査研究に行ったフランス・イギリスの報告について、連載開始。
     フランス篇執筆の放送作家・さらだたまこさんは、私が新人の頃からの
     お知り合い。
     フランスに住んだことがあり、もちろんフランス語が喋れて、食とワインの
     本も書いているソフィスティケイト・レディ。
     こんな短いエッセーの中にも、“クロワッサン”が出てきて、ホント、お洒落っす。

       
◆3◆ クイズdeシナリオ・アカデミー(2):杉原秀一

     テレビドラマ・脚本クイズ。“一般コース”と“大河ドラマコース”があります。
     出題・解答の杉原氏は放送評論家で日本放送作家協会会員・日本脚本
     アーカイブズ委員でもある。
     解答の解説を読んでいると、杉原氏は本当にテレビドラマが好きなんだなぁ
     としみじみ伝わってくる。
     いろんな意味で、とても勉強になるクイズです。


◆4◆ セピア色の記憶:『デジタル時代のアナログな話』 鈴木良武

     1963年に虫プロダクションへ入社。アニメ番組の史上最高視聴率記録(※)を
     持つ 「鉄腕アトム」の制作に係わり、以後、脚本家としては主に五武 冬史
     (ごぶ ふゆのり)のペンネームで数多くのヒットアニメを手がけている……アニ
     メ番組界ではスゴイ脚本家です。
     日本脚本アーカイブズには最初から参加されており、今回は立ち上げの頃の
     保存収集について書いてくださいました。

     ※初回視聴率:27.4%
      最高視聴率(ニールセン、関東地区):40.7%(1964年8月29日放送)
      最高視聴率(ビデオリサーチ、関東地区):40.3%(1964年3月14日放送)
      2009年現在、アニメ番組の視聴率としては史上最高記録。

◆5◆ 捨てないでっ! ☆寄贈のお願い☆

     
脚本家、放送作家だけでなく、俳優、監督、プロデューサー、
      ドラマ・映画スタッフからの寄贈もお待ちしております。


◆6◆ ライターズ・アイ:『日本脚本アーカイブズ事始め』 南川泰三

     
日本脚本アーカイブズ委員によるリレーエッセーの事始めはまず前委員長
      から。立ち上げ時の苦労や将来に向けての豊富などを。

     
もしかしたら百年かかるかもしれない(つまり果てしない)事業に武器(資金)
      もなく、夢だけ抱いて立ち向かっている我々はドンキホーテ……かも

     
しかし、誰かがやらねばね。 

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左のサイドバー(最上部)から日本脚本アーカイブズ・メールマガジンの読者登録(無料)が出来ます。

テレビ・映画が好き、脚本に興味ある人、ぜひ登録してください!

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2009.05.21

放送映画文化講座【てら】脚本塾 6月開講! 

日本脚本アーカイブズ倶楽部
【脚本塾 特別講座&脚本基礎講座のご案内】

Ichikawa0383   日本脚本アーカイブズ倶楽部では、昨年に引き
  続き、本年も放送映画文化講座【てら】を開講し
  ています。

  すでに4月から月一回「朗読講座」が行われてい
  ますが、6月からは「脚本塾」を開講します。

  2009年度脚本塾開講記念講座として、日本放送
  作家協会理事長の市川森一先生に特別講座を
  お願いいたしました。

  皆様のご参加、お待ちしております!





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●特別講座&脚本基礎講座 内容●

 脚本基礎講座(全6回)
  脚本を基礎から学ぶ講座です。脚本に興味のある方なら、
  どなたでも受講いただけます。

 1) 市川森一開講特別講座
   「テレビドラマのこれから」

   日時:6月13日(土)15:00~17:00
   会場:足立区生涯学習センター学びピア21 5F研修室
   受講料:500円  足立区民400円

 2)6月27日(土)「誰でも書ける脚本の基礎の基礎」
 3)7月11日(土)「ドラマをどう発想し、どのように物語を構築するか。実践指導」
 4)7月18日(土)「対人コミニュケーションにも応用できるト書き、台詞の書き方」
 5)9月 5日(土)「名作に学ぶ。名作にはどんな仕掛けや秘密があるか」
 6)9月19日(土)「脚本展 実地研修」

 ★受講者は筆記用具(鉛筆・消しゴム)を持参してください。

   講師:2~6 香取俊介
   会場:1~5 足立区生涯学習センター学びピア21 5F研修室
       6のみ 脚本展会場 芸能花伝舎(新宿区西新宿)
   時間:14:00~16:00 
      (1) 市川森一開講特別講座のみ15:00~17:00)
   受講料:1回500円 (足立区民割引・一般一括申込割引などあり)

 ◆申込み・問合せ先
  日本脚本アーカイブズ倶楽部
  〒120-0034 東京都足立区千住5-13-5 学びピア21 5階
   TEL: 03-3882-1071
   FAX: 03-3882-1073 
   E-Mail nka@star.ocn.ne.jp

 ◆講師プロフィール、会場詳細、料金などは下記ホームページをご覧下さい。
  日本脚本アーカイブズ倶楽部ホームページ
   http://www.nk-archives.com/tera-top.html

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●夏休み講座●
  ・夏休みこども作文教室
  ・夏休みアニメ体験教室
  ・夏休みミニチュアフードねんドル教室

  など、夏休みには親子で参加できる講座も予定しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●出前講座●
  バラエティ作家を中心に、お笑い芸人や噺家等をゲストに迎えて、
  笑いを通してのコミュニケーションから、コント・小咄の作り方
  まで出前講座を通年受け付けています。

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2009.05.20

「オイスター・ボーイの憂鬱な死」

09oysterboy22

amazonのマーケットプレイスにかなりお安くでていたので、即購入。

短編ばかりで、届いてすぐに読み始める。

私の目当てはステインボーイ(StainBoy=しみ少年?)

一冊読み終えて、ひどく悲しく、切なくなって、泣いていた。

ステインボーイの話はたった6ページ。ショートアニメ・ステインボーイには描かれてないお話。

その他、アニメに登場したキャラクターたちの他、初めて出会うキャラクターたちがたくさん登場。


09oysterboy12ステインボーイと初めて出会ったのは、確か2000年。

稼動始めたばかりの動画サイト「Shockwave」 のコンテンツの一つで、連続6回の3分間アニメだった。

(「Shockwave」は今年の1月に閉鎖。まさにショック!)


不可思議で深くて切なくて哀しくて愛おしくなるステインボーイとその他の登場人物たち。

みんな異形。


最終回、ステインボーイの出生の秘密が明かされる回を見て、泣いていた。

そしてやっと、作者があのティム・バートンと知り、彼は天才だと思った。

そんな ティム・バートンが書いた絵本が「オイスター・ボーイの憂鬱な死」(1998年)



「オイスター・ボーイの憂鬱な死」登場キャラたち
shadowはアニメ「ステインボーイ」に登場するキャラたち) 

09oysterboy32
左より
 
ロボット・ボーイ(shadow

ステインボーイ(shadow

たくさん眼のある女の子(shadow

09oysterboy52  
針やま女王


まんまるチーズ坊や(shadow


じーっと見つめる女の子(shadow

09oysterboy92  
ミイラ少年


有毒少年ロイ(shadow


ジミー、みにくいペンギンのこ(shadow

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両眼に釘がささった男の子(shadow


オイスター・ボーイ


ガラクタ・ガール

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マッチ・ガール(shadow


スティック・ボーイ







その他、「オイスター・ボーイの憂鬱な死」登場キャラクターたち。
ヴードゥー・ガール、ベッドに変身した女の子、ジェームズ、メロンヘッド、スー(接着剤を嗅ぐことが好きなあの娘)、黒焦げ少年、いかりの赤ん坊。

09oysterboy8アニメ 「ステインボーイ」も「オイスター・ボーイの憂鬱な死」も、切なくて哀しくて愛おしくなる。

なぜ?

もし、映画「シザーハンズ」を見た人なら、あの作品を観終わった時のことを思い出して欲しい。

哀しくて切なくて愛おしくなる……って分かってもらえると思う。

「シザーハンズ」でティム・バートンが描こうとしていたのはなんだったのか?

異形人間の愛と恋?
愛した人を抱こうとすると相手も自分をも傷つけてしまう異形人間。



では、異形とは?


人間は、いつも自分がスタンダードであり、自分以外の人間は異形といえる。
もちろん、見た目のことだけじゃない。
心の異形も含めて。

つまり、ティム・バートンは、自分以外の他人を、受け入れ、愛することの難しさと大切さというシンプルなことを「シザーハンズ」「ステインボーイ」「オイスター・ボーイの憂鬱な死」などの異形のキャラクターを通して、我々に伝えているのではないのか。
(もちろん、地球環境問題や社会問題なども作品のベースにあったりするが)


一見見た目はショッキングな風貌のキャラクターたち。
彼らは人間の親から生まれ、異形であるがゆえに親から捨てられた子供たちだ。

人間の身勝手を痛烈に批判する部分に心が痛み、同時にキャラクターたちが切なくて哀しくて愛おしくなるのは、もしかして自分の異形の部分と重なるところを自然に感じているからかもしれない。


【参考】
 アニメ『ステインボーイ』全作品が観られるサイトleftright クリック
 

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2009.05.18

忙中酒あり

09051812_2 朝10時より、荻窪にてすぎなみ地域大学『住民ディレクター講座』第1回を見学。
この講座の企画運営は杉並TV

脚本アーカイブズで一緒に活動をしている杉並区在住のNさんが間に入ってくれて、私は今回は前住民として参加させていただいた。

講座の初回、早速三人一組でチームを組んで自己紹介ビデオを制作。

出演者・ディレクター兼タイムキーパー・カメラマン、三人でその役を分担してそれぞれ一人30秒の自己紹介ビデオを撮影。

参加者は私を入れて21人。撮影終了後は早速21人分の自己紹介ビデオの試写会。

スクリーンに大写しにされた自分の姿は、ちょっと……coldsweats02

しかし、全くの素人である住民の人々がいきなり、出演者・ディレクター兼タイムキーパー・カメラマンとして作った作品、なかなか微笑ましくて、久々に楽しい時間を過ごした。

楽しくって次が待ち遠しくなる講座……学ぶってことは、こうでなくっちゃねと教えられた講座だった。



午後2時からは六本木の日本放送作家協会にて脚本アーカイブズの会議。
六本木に移動する前に、荻窪のチェーン店薬局にマスクを買いに行ったら、朝入荷した時点でたちまち売り切れになったとのこと。

六本木の会議にも一緒に参加することになっているNさんが予備のマスクを持っていて、それをいただき、マスク女二人六本木へ移動。
(追加:怪しいマスク女二人、どうしても見たい人はコチラへどうぞhospital )

09051821_2 会議終了後、再び荻窪に戻って、お疲れ様のちょいと一杯。

ここのところ、諸々優先順位が違っているのではないかと、自問自答、憂鬱な気分が抜けきれない。


どうせなら、ガッと飲んで気分をスッキリさせた方がいいだろう。多分、いいに決まっている。いや、絶対いいはずだ。

なんてことで、Nさんと5階テラス席のある居酒屋へGObeer

私が荻窪に住んでた頃は大手スーパーがあった場所に、なんともお洒落な居酒屋が入っていた。



P093239_3_s1 話に夢中になっているうちに、いつしか夜。

シナリオライターとしての本分は何を置いても脚本を書くこと。

それにプラスアルファで、シナリオライターだからこそ出来ることはないのか?

私の中で、そんな模索が延々と続いている……。
やはり最大の問題は、優先順位。




難しい……。

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2009.05.16

優先順位

<大相撲>ゴルフ問題、場所後の横審へ (5月14日 毎日新聞)

ニュースなどであの人の名前が挙がるたびに嫌な気分になる。

モンゴルでのサッカーが問題になる前から、彼が自国で親族に手広く事業をやらせているという報道はいろいろあったので、“なんだ、この人はまるで出稼ぎに来てるみたいじゃないか”とあまり良い印象を持ってなかった。

スポーツ選手が自分の稼いだ金で何をやろうと、どんな事業に手を出そうと自由だし、そんな人々もたくさんいるだろう。

なのに、彼の場合、ことが起こるたびにすごく嫌な気分になってしまうのはなぜなんだろう。

多分、 そのたびに彼の仕事柄、優先順位が一番であるべき“相撲”がないがしろにされていると感じてしまうから、のよう。

相撲は日本の伝統ある国技だ。
伝統も、時代と共に変化していくものかもしれない。相撲でいえば外国人力士が誕生してきたように。
しかし、伝統だからこそ、国技だからこそ変えてはいけないものもある。

その重要なものが相撲にあっては、神事であるということ。

09konshin 一年半くらい前だったか、たまたま川上健一さんの『渾身』を読む機会があった。

隠岐島で20年に1度、水若酢神社の遷宮奉祝記念として奉納される古典相撲大会。
その最後を飾るのが、最高位の正三役大関同士による取組み。
一瞬の間に勝負がつくはずのその取り組みだけがこの一冊の中に延々と描かれている。

もちろん、その延々の時間経過の中に、大関に選ばれた男の家族を巡る話…家族の愛と絆が感動的に描かれている。

この本を読むと、相撲がまさに神事であったことがよくわかる。

そして、この本を読んで以来、件の人物に対して、日本の国技にもう少し敬意を持って欲しい、単なるスポーツ、格闘技と思っているのならそちらのほうに転向して欲しいと、ますます思うようになった。

彼の生活の中で、相撲が優先順位の一番でなくなったら、潔く引退して欲しいと思ってしまう。






優先順位……

それに関しては、最近の私も……
やるべきこと、やりたいことが多すぎて、本当に大切なことの優先順位、見失いかけているような気がする。


反省します……。

           

                   

                    




 

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2009.05.11

だるま食堂

 09daruma
ウッウッ、せっかくのチャンスだったのに、見逃してしまった。

気が付いたら『笑点』は終わっており……crying

録画セットしておくべきだったと深く後悔。


実は私、矢島美容室の隠れファンでありまして。
母・マーガレットのノリさん、ほんと、歌うまいよね。
一度聴きはじめたら、目を逸らすことが出来なくなるほど、歌のレベルは高いと思う。


ちなみに、「ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ」も「SAKURA -ハルヲウタワネバダ- 」も作詞は脚本家の遠藤察男さんだと。知らなかった……。



で、で、矢島美容室の元祖的存在が だるま食堂 だと教えてもらった。

それが昨日の昼前。ホームページを見たらなんと、昨日の「笑点」にご出演とある。
なんたる偶然!


のはずだったんだけど、残念。


諦め切れなくて、Youtubeで探したら、画像ありました。

なるほど、元祖っぽい………………shine







余談:ゴスペルといえば、マヘリア・ジャクソン。

京都にいた頃、最後の来日コンサートで生歌を聴くことが出来た。
地の底から湧いてくるような圧倒的な声量に、聴いていて自然に涙が込み上げてきた。
人間の体そのものが比類なき楽器であり、感動の震源たりうると確信した一瞬だった。

マヘリア・ジャクソンの生歌を聴けたことは、私の人生の中の大きな出来事の一つに入る。

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2009.05.10

タケノコづくし&母の日

実は、昨日、小金井公園から帰宅後、いただきもののタケノコを急いでお料理。

連休最終日の6日にお向かのシーズー・チロちゃんのママさんからいただいたタケノコ。
北陸のご実家の裏山で掘ったもので、すぐに料理できるようちゃんと下処理をしてくれている。


090510 6日~8日は料理どころではなく、ようやく昨日の夜、タケノコご飯と土佐煮を作る。


お出汁のきいた薄味の土佐煮のつもりが、タケノコ甘辛煮になってしまったhappy02 が、美味しければ、まっ、いいか。


ところがところが……


タケノコご飯が炊き上がる前に寝てしまってた……………。

ホント、体力なくなりました。ん、緊張感が足りないのか……?


ということで、タケノコご飯、今朝食べました。
かなり長いことタケノコは苦手だったんだけど、いつの間にか大好きに。
ようやく、大人の味が分かるようになった?



090510_2 ←本日、急いで撮って送った母の日メール用の写真。

親がいつまでも元気でいてくれるって、本当にありがたい。

自分が年を取れば取るほどそれを感じます。

母が60才の時に一緒にヨーロッパ美術館巡りへ。
母が70才の時は母の希望でナイアガラ・カナディアンロッキー・グランドキャニオンへ二人旅。

別に意識してたわけじゃなくて「行こう!」と思い立ったのが、なぜか丁度キリのいい、年齢だったというわけで。

今年は母は80才……。
また、一緒に旅行行きたいね。

足腰鍛えて、待っててね。
      by いつまで経っても不肖の娘より

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2009.05.09

久々お散歩:小金井公園

木曜、金曜と西葛西の学校の授業が続き、やっとホッ。
本業、脚本アーカイブズ、授業準備やらで気が付いたらラブのお散歩、1週間以上行ってない。


つまり、連休中はほとんど外に出なかったってことで……coldsweats01



久々に朝遅くまでゆっくり寝てエネルギー補充。

「さ~て、今日こそお散歩に行くぞっsign03

キヨシローさんのことで落ち込んでいるかもしれない同業のNさんをお誘いしてみる。

我が家から車で約20分、Nさんをピックアップして、いざ小金井公園へ。



0905091_2 連休直後の土曜日、みんな連休で遊び疲れたのか、思ったより人出は少ない。
それでも駐車場はほぼ満杯だった。


「あげパンの給食当番」の屋台カーも来ていて、早速、あげパンを買って、揚げたてのふわふわパンを食べる。

いつも自宅に持って帰って食べることが多いので、揚げたてのあげパンをその場で食べるって、なんか新鮮で超美味しかったdelicious


0905092 ついでに小金井公園名物の揚げたてカレーパンも二人でペロリと食す。


目にも爽やかな五月の空気の中、話はどうしても仕事関連のことに。

毎日メールで諸々相談しあっているわけだけど、メールだけでは伝わりきれない部分を言葉に出して話すことで、かなりガス抜きが出来る。



0905094


気が付いたらちょっとヒヤッとする夕の風が。


←花より緑が美しい時期。
  どこか懐かしい、れんげ草が一杯咲いてました。

  白い洋服のせいか、体がハレーション起こして
  る。写真の腕悪すぎ、自覚してまっすcoldsweats01





0905095





こっちも今日は、(今日も?)、ボヤケテたcoldsweats02

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2009.05.03

お疲れさま、忌野清志郎さん

今朝、ネットのニュースで訃報を知った。

  忌野清志郎さん死去…58歳ロックに生きた (日刊スポーツ)

数日前、間寛平さんのアースマラソンのビデオ映像で清志郎さんの歌声聞いたばかりだった。

下映像 2分05秒~2分55秒あたり 『走れ何処までも』 
      10分50秒~12分30秒あたり 『RUN寛平RUN』 




下記より忌野清志郎さん 作詞/作曲の「 走れ何処までも」「RUN寛平RUN」を試聴できます。
http://www.universal-music.co.jp/kiyoshiro/index2.html





日本(語)ロックの元祖は幻のロックバンドといわれる『ジャックス』であり早川義夫だとずっと信じていた私は、 『休みの国』は聴いても『RCサクセション』にはあまり興味がなかった。

ところが、当時原発のことに関心を持っていた私は、反核・反原発を歌った「サマータイム・ブルース」が入ったアルバム『カバーズ』「素晴らしすぎて発売できません」と発売中止になった騒動で、忌野清志郎という人の作品にショックを受け、すぐに『カバーズ』を買って聴いた。

カットを要求されたという「サマータイム・ブルース」「ラヴ・ミー・テンダー」「マネー」「シークレット・エージェント・マン」は歌詞もアレンジもすべて素晴しくて、たちまち忌野清志郎のファンになった。かなり遅ればせのファンだけど。


作品も生き方も“パンク”で“ロック”で“芸術家”だった、忌野清志郎さん、お疲れさまでした。


追記
   寛平「走りながら涙が止まらなかった」 (日刊スポーツ)
   2日にがん性リンパ管症で死去した忌野清志郎さん(享年58)と親しく、現在、
   地球1周アースマラソンで米国を横断中の間寛平(59)が3日、訃報(ふほう)
   を聞いてコメント。「昨日、カンザス州に入ったところで、嫁からの電話で清志郎
   さんの訃報を聞きました。その後、1日走りながらも涙が止まりませんでした。
   ……(後略)



  
  

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2009.05.02

どくだみシスターズ

昨日は午後から、またまた北千住で日本脚本アーカイブズ倶楽部の打ち合わせ。

部長と委員3名の計4名。委員3名は女性ライター。


前にも書いたけど、この3人というのがアニメ、特撮、ドラマとそれぞれ書いてきた分野が違うけど、この業界で生きてきたという共通項、さらに繊細にしてドライという共通項があって、彼女らとの仕事は楽しい。


それぞれ個性が強いし、意見がぶつかり合うこともあるけど、それはあくまで意見のぶつかり合いであり、相手を否定するものではない。


Dokudami01_2 そんな我々が話し合っている様って、周囲から見てもしかして恐かったりして……coldsweats01


フフ、我々って、どくだみシスターズdash


さりげなく言ったNさんの絶妙なネーミングに大爆笑してしまった。

さすがアニメのNさんflairgood


かくて、北千住に“どくだみシスターズ”誕生sign03 なんちゃってbleah

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