脱「ねばならない」
午後から映画関係の懇親会の予定あり。
しかし、迷った挙句、欠席の連絡を入れる。
昨夜は脚本展のポスター・チラシのデザインなどの校正に思ったより時間がかかってしまい、気がついたら早朝。入稿の時間が決まっておりギリギリで校正UPして、デザイン担当者にメールで送信。
ほっとした途端に全身のだるさ・・・昨夜からまた鼻水が止まらなくて、そのせいで頭の中はボーッ。
「出席の返事を出したんだから、行かなければならない」
VS
「風邪気味のボロボロの状態で、無理をすることはない」
そんな気持ちの間で揺れて、結局は「無理をすることはない」の心の声を採択。
自分で決めたことを変更しなければならなくなった時、最初に決めたことは「ねばならない」こととして葛藤を引き起こす。
懇親会、半分は仕事がらみだけど、日ごろ会えない人たちに会えるかも、と行くのを楽しみにしていた。これは、個人的なことであり、今回は諦めればよい。
しかし、懇親会は会費制のパーティー形式。当日のキャンセルは主催者にも会場にも迷惑をかけるのでは・・・。なので「ねばならない」通りに出席すべきではないか・・・。出席か欠席かを迷った原因としては、このことが最も大きい。
迷惑をかけることが明らかであれば、欠席でも会費だけは後日お支払いする・・・その覚悟が決まって、ようやく欠席の電話を入れた。
ところが、アッサリと欠席を承諾していただけた。
迷惑をかける、だから「ねばならない」とこっちが勝手に思い込んでいたことが、相手にとっては「ねばならない」ではなかったわけだ。
仕事人としては、最初に決めたことを簡単にコロコロ変えるってかなり問題。
しかし、普通に生活している中で「ねばならない」ことって、本人の心の問題であって、客観的に「ねばならないこと」って本当はそれほど多くないような気がする。
そこらへんの見極めなんだよね、大切なのは。
強迫観念的に「ねばならない」に囚われ過ぎると病気になっちゃうそうです・・・。
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「ねばならない」症候群:検証例
【その1:フィンランドでの調査・研究】
①危険因子(高血圧・高コレストロール・喫煙・肥満など)を持つ38~54才の管理職社員約1200名をくじ引きで2つのグループに分ける。
②Aグループ:食事指導・禁煙指導。改善しなければ薬服用など健康管理実行。
Bグループ:指導・治療は全く行わない。
③調査開始から15年後
心臓病死、ガン死、事故死、自殺は健康管理されているAグループのほうが多かった。
【その2:東京慈恵会医科大学の研究】
節制しすぎた人の血圧が高い傾向にある。
【上記から推測される結果】
○健康教育自体はいいことだが、厳しい生活の規制が大きなストレスとなり、総死亡率を高めた可能性がある。
○食事療法や運動療法は基本的にいいことだが、「ねばならない」という気持ちがストレスになり、かえって逆効果になる可能性がある。
○「ねばならない」はストレスになる。病気の予防にならないで、逆に病気にしてしまう可能性が大。
○結果、一番大切なことは、ストレスのコントロール。
(医学博士・米国公衆衛生学博士:水上治氏 「教会通信 こがねい №102」より)
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上記は近くのキリスト教会からのポスティングのパンフに書いてあったことなんだけど、グッドタイミングで「なぁるほど」でした。
昔のベストセラー『脳内革命』に禁煙は逆にストレスになって病気になる、だから美味しくタバコを吸った方が体にはいいとか書いてあって、素直にその本に従った(笑)
けどけど、今となってはその本はトンデモ本だったということが定説らしい。
確かに禁煙は達成するまではストレスになるだろうけど、禁煙より吸った方が体にいい・・・ってことはないでしょう。冷静に考えればね(汗)
この子にストレスはありやなしや・・・
(左)大あくび
(右)ふぁ~、いい香りぃ
(8月末、近くの公園にて)
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