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2009.10.03

『向田邦子の恋文』

amazonで注文していたdocomoのUSBケーブルと数冊の本が届き、早速、届いた本の中から『向田邦子の恋文』を読み始める。


向田邦子さんの作品は文庫になったもの十数冊持っており、最近、改めて読み直したいと思っていた。
そんな時、脚本展のイベントに妹さんの向田和子さんがお見えになり、妹さんから見た向田邦子さんのことも知りたくなって、この作品を注文してみた。

30代の半ば近く、向田邦子さんは雑誌のカメラマンと恋をしていた。そのカメラマンはかなり年上でしかも戸籍上は既婚者。
第1部は向田さんから彼にあてた手紙と、彼の日記で構成されている。


衝撃的なのは、彼は最後の日記を書いた次の日、自殺している・・・・・


一番大事だと思っている人に突然自殺され、残されてしまった人の胸中は、苦悩は、計り知れない。


その彼のことはどんなふうに彼女の作品に昇華されていったのだろうか。

今度から彼女の作品を読むときはそこらへんも意識して読んでみたいと思う。



第2部は妹・和子さんから見た姉・邦子さんのこと。

読んでいて、昨日見たDVD『ママの想い出』のママと向田さんの存在が重なってくる。
どんな時も家族を第一に考えて、不平不満を言わずに太陽のように明るく、逞しく、家族のために尽力し、支える存在。

向田邦子さんは素晴らしく頼りになる一家の長女だったんだということが分かる。

しかし、単純に今の家族のありようと比べることは出来ないと思う。
なぜなら、向田邦子さんは私の母と同じ昭和4年生まれであり、母の時代の家族観と今の時代の家族観では明らかに違ってきているから。

でも、一つ絶対に言える事は、女性はいつも粘り強く、逞しいということ。


この原作はタイトルはそのままに、2004年のお正月に主演・山口智子さん、演出・久世光彦さんで放送されたんですね。見逃してました。

 

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