好きなところにいても、いいよ
セントが旅立ったのと同じ場所から見送ってあげたくて、ラブはそれまでエンジェルパックに包まれてお母さんのそばにいます。
まるで眠っているように穏やかなラブの顔。
仕事をしていると、ラブの匂い、ラブの気配がします。
ラブはいつもお母さんの座っている椅子の背後か横かデスクの下にもぐりこみ・・・要するにいつもお母さんの姿が見えるところにいました。
本当に本当にお母さんっ子でした。
そんなラブが1月中旬くらいから、椅子の周りにいなくて、振り向くと、廊下にじっと立っていることが。
動くのがしんどくなったのかな・・・
逆に、私が仕事部屋からリビングに行くと、いつもならリビングにスッスッとついて来るはずのラブがついてこなくて、仕事部屋にじっと立ったまま。
そんな時はいつも声をかけていました。
「好きなところにいてもいいよ・・・居たいところにいてもいいよ」
深夜~朝はラブの体のことが心配なので、どんなに来たがっても朝まで明かりのついている仕事部屋には入れませんでした。
でも、それ以外の時は「好きなところにいてもいいよ」です。
※ただし、セントのところ以外は。
※セントには「まだ、ラブ姉ちゃんを呼んじゃダメだよ」と毎日お祈りしてました。
我が家は真冬でもリビングのドアと仕事部屋のドアは少し開けておきます。
ラブが自由に出入りできるように。
なので両部屋の入り口にはカーテンを下げているわけで。
2月のある日、仕事をしている時、視線を感じて振り向くと、ラブがリビングの入り口からじっと仕事部屋を見ています。
(←2月4日撮影)
「こっちに来てもいいよ」
そう声をかけてもじっと動きません。
よほど歩くのが辛くなったのかな?
と迎えに行きました。
「お母さんのお部屋でも、リビングでも、好きなところにいてもいいよ」
そう声をかけたら、やっとカーテンをくぐってやってきました。
一見、普通でも、少しづつ少しづつ、動くのが辛くなっていたんですね。
セントが亡くなってからは本当にラブが心の支えでした。
今、仕事をしていても、ラブがいるような気がして時々振り返ったり、椅子の横を見たり、そしてラブに向かって大きな声で話しかけている自分がいます。
知らない人が見たら、気が・・・っていうかボケたと思うでしょうね。
今、何もかもが空っぽになったようで、自分だけモノクロの世界にいるよう。
きっときっと、ワンちゃんの数だけ、他の方もこんなお別れを経験して、淋しさ辛さを乗り越えてきているんでしょうね。
・・・・・時間が癒してくれるのを待つだけです。
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