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2010.05.03

田園調布 貴島

5月2日 田園調布へ

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S監督と吉祥寺で待ち合わせて、田園調布へ。

東急東横線は昔、叔父が住んでいた中目黒やドラマの取材で都立大学までは行ったことがあるけど田園調布は初めて。

(写真:左が現駅舎、右が復元された旧駅舎)

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復元駅舎を通ってすぐの「田園調布 貴島」へ。

田園調布というと都内屈指の高級住宅街。その街にある料理屋さんということで、確かに見るからに高級感漂うお店で、ワクワクすると同時にちょっと緊張。

店内は広くもなく狭くもなく、落ち着いた上品な雰囲気のお店で、お料理も吟味された食材を使っていて、本当に美味しかった。

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いも焼酎「黒霧島」のお湯割をいただきながら、このお店を紹介してくれたプロデューサーM氏、そしてS監督と仕事の話を。

実は、脚本家としてはとても苦手なギャラに関しての話をするために行ったわけで。

M氏のプロデュースで映画のためのシナリオを第二稿まで書いたが、その後、資金繰りが混迷、結局中止となってしまった。

私が惚れ込んでいた漫画原作の映画化で、原作もきちんと押さえてシナリオ書き入ったけれど、残念な結果となってしまった。

テレビの場合は企画が通れば、よほどの事情がない限り製作が中止になることはない。が、映画の場合はどこかギャンブルと同じようなところがあって、製作途中で諸々の事情で中止になることはままある。

これまで、映画ではシナリオ第一稿、二稿の途中で中止になってしまったケースは何度か体験してきている。

で、映画の脚本料に関しては、第一稿が上がった時点で半額支払い、決定稿が上がった時点で全額支払い(私の場合はほとんどがそのカタチ。それが普通と聞いているが、実際には他の脚本家がどんな契約をしているかは個々によって違うかもしれない)

なので、映画製作が中止になったとしても第一稿を上げた時点で脚本料は発生しており、ここはビジネスライクに請求をしなければならない。

脚本家は身一つ。一つの大きな仕事を請けたら、他の仕事との掛け持ちが出来なくなり、一本の作品に集中して取り組むことになるので、他の仕事が入っても断らざるを得ない。
しかし、一度断ってしまうと同じプロデューサーからの仕事が次からは来なくなるかもしれないというリスクがある。そのリスクを承知で一本の作品に取り組むわけで、製作が中止になったから脚本料は「結構です」なんて甘いことは言ってられない。シナリオを書いている間は無給状態だから、最低限の脚本料は支払ってもらわないと生活できないわけで。

そういうわけで、S監督が間に入ってくれて、M氏と脚本料の支払いに関して再確認をする。

そして、改めて製作中止になった理由について経過を聞く。
資金繰りの当初の予定が狂ってしまったのは、リーマンショックの余波だという。
やはり、リーマンショックが関係していたのか・・・。
自分とは関係ないと思っていたリーマンショックだけれど、もろに影響を受けていた現実に溜め息ばかり。



メインの話を終えて、「黒霧島」をグビグビ。

ママさんが同年齢で、しかも鹿児島出身とわかり、九州女二人で話が盛り上がる。

鹿児島のRさんをはじめ九州の女性とは話していて本当に楽しいし安心できる。
裏も表もなく本音だけで話せるし・・・。



10時前に店を出て駅へ。
そして、驚いた。町全体が寝静まったように静寂に包まれ、ほとんど人がいない。
都内でありながら、どこか違った空間にいるような不思議な雰囲気。
さすが、田園調布でした。



若者たちで賑わう吉祥寺に戻って、監督と新しい企画について話が弾む。
最近書いたオリジナル企画書を送る約束をして、最終電車に飛び乗る。


いろんな意味で前向きの一日だった。
早く“良い風”に乗りたいものです。
風よ吹け!

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