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2010.05.08

魅力的な主人公って

ここ数日、20本の1時間シナリオと1本の長編シナリオをひたすら読んだ。


20本のシナリオは若手のシナリオライターの卵たちの作品。
長編シナリオは60代のシナリオ修行の人が書いた脚本。


20本全作品は、カタチはきちんとシナリオのカタチになっている。
そのうち、数本は作者なりの個性が垣間見えた作品だったが、多くの作品はストーリーはあってもドラマにはなってない。


書き上げた直後はすごく面白い脚本を書いた、という充実感で一杯だろう。
だが、1時間後、数時間後、1日後と時間を置いて読み直してみると、きっと自分の作品に足りない何かに気がつくはず。


自分に足りないものに気がつく人はきっと伸びていくと思う。


20本の作品のうち、何人が自分の作品に足りないものに気がついているだろうか?


60代の人が書いた長編シナリオはペラ250枚にもなる時代劇の力作だった。
私はまず、250枚を書き通すそのエネルギーは“スゴイ!”と心から思った。

しかし、この作品も残念ながらストーリーはあってもドラマがない。



ストーリーはあってもドラマがないって?


分かり易くいうと、あらすじに添ってシナリオは書かれているが、登場人物、特に主人公の心と心の変化が描かれていないということ。


主人公の心が見えない(感じられない)と、作品を観る人は主人公に感情移入できないし、作品そのものが上っ面との印象しか残らなくなる。


観る人に心が伝わらない主人公は、主人公として魅力のない人物となってしまう。




ところで、魅力的な主人公というと・・・


シナリオを書き出してから、実生活の中で私自身がとても気をつけていることがある。


ドラマの中で主人公を描く時に、“伝聞に振り回される”人物は魅力がないとされる。

“噂話”などの伝聞で誤解や勘違いが生じて、話が思わぬ方向に進んでいくというのは、ドラマを進めていく上で必要な設定だったりする。

しかし、“偶然”ばかりのドラマだと話が嘘っぽくなってしまうのと同じく、いつもいつも伝聞に振り回されて右往左往する主人公は、ただのおバカな人間になってしまう。


そんなことを意識してシナリオを書いていると、実生活の中でも“伝聞による情報”はできるだけ鵜呑みにしないようになってくる。


伝聞情報は、だいたいがそれを伝える人のフィルターを通した情報であり、事実かどうかは別の話。


ネット上で得られる情報も主観・客観両方とも一つの情報だけを鵜呑みにしないで、できるだけ多角的に調べて確認するようにしている。


自分の人生の主役は自分であり、伝聞に振り回される間抜けな主人公にならないよう、気をつけなくちゃ、ってことで。

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ホッと一息ついて、武蔵小金井の和菓子屋さんへ。

小金井の名物は買ったことがなかったけど、以前、桜の花を使ったサブレのことをネットで見て、一度買ってみようと思っていた。


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真ん中に桜の花の塩漬け。

この塩気がちょうど良い塩梅で、サクリと美味しいサブレでした。

「桜花サブレ」お気に入りに決定!

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