「非日常的日常」
小金井市地域安全課「こがねい安全・安心メール」によると、本日土曜日は計画停電なし。明日日曜日も計画停電は中止。三連休最終日の21日(月)の予定は、前日(20日)発表の見通しとか。
我が家の地域は、ここ数日は1日1度夕か夜に停電している。
昨日は初めて昼間の12時20分~4時の停電。
大体いつも予告時間きっちりに始まることはなく、20~30分遅れでバシッと電気が断たれる。
夕から夜の停電だと、本を読むわけにもいかないのでワンセグでテレビを見ながらの食事タイムとなる。
昨日は真っ昼間だったので、自然光で本が読める。
暖かい日の昼間なら本を持って公園に行って過ごすのもいいかもしれない。
そんなことを考えていたら、携帯の電源が赤信号!
慌てて簡易充電器を取り出して充電しようとしたら、なんとほとんど使用してないにもかかわらず(使用してないからかも)、電池切れ!
いつも仕事用にストックしている電池を見たら、単3は1個しかない。
そうだ、今のうちに電池を買いに行こう。と出かけたはいいけど近くのスーパーは停電のため閉鎖中。
考えたら(考えなくても)同地域なんだからスーパーだって停電しているのに、そこまで頭が回らなかった大雑把なワタクシ。
コンビニ2軒はドアを開け放して停電の中、営業中だった。
けど、電池は全て影も形もない。
もしかして、近くのホームセンターならやってるかも、と一縷の望みで行ってみるもここも停電中は閉鎖中。
車でウロウロするのも怖い。そう、信号も消えているではないか!
ちょっと通行量の多い交差点ではお巡りさんが交通整理をしていたけど、無人の交差点は信号が消えているので用心深く右見て左見て右見てやっとGO。
こりゃ、夜だったら事故も起こるわって感じ。
そんなこんなで3時過ぎに突然、信号が点った!
(無)計画停電が終わったらしい。(無)計画停電らしく時間通りではなく、突然始まって突然終わった。
停電が終わったのなら、スーパーも閉鎖を解くだろう! とスーパーへGO。
すると、な、なんともう数十人が開店を待って列を作っているではないか。
電池1個買うために私も一応並んでみる。
私の後ろにもどんどん人がやってきて、あっという間に長い列となる。
普段なら、並ぶのが大嫌いで、並ぶくらいならまだ不便を我慢したほうがマシ派の私も、今回はこのまま並んでみようかという気になる。
というのも、前に並んだおばあさんとおばさまと停電話で弾んでしまったんだわ。
他の人がどう受け止め、どんな感想を持っているのか知っておきたいという好奇心がムクムク。
二人ともが仕方のないことと受け止めており、買い溜めはしてないと言ってた。
とくにおばあさんはどうやら一人暮らしのようだけど、暖房は短時間だけで出来うる限り節電していると元気そうに語っていた。
23区も平等に計画停電すべき!
という私の主張には二人ともなぜか、あまり反応してくれなかった。
首都機能が止まったら困る・・・って感じで。
パチンコや遊戯施設のギラギラ電飾は行政が強制的に止めさせるべき!
これには二人とも頷いてくれた。
セ・リーグ25日ナイター開幕?! こんな時になに考えとんねん、ナベツネは!
野球で元気をってか? 戦後と今は状況が全然違うということも分からんのかっ!
これは口には出さなかった。
あまり野球に興味がなさそうだったから。
初対面のおばあさんたちと、「停電」を共有することで話が弾んで、並ぶこと30分。ようやくスーパーのドアが開いた。
残念ながら、電池の棚にはどのサイズの電池も影も形もなかった・・・・・
諦めの悪い私は、再度ホームセンターへ。
お~~~っ、探し回った単3電池クンが数パックだけ残っているではないか!
やっと出会えた一人一パック限定の単3クンを大事に手にしてやっと帰宅。
結局2時間近く、単3クンに出会うために近所をウロウロしていたことに。
車を駐車場に入れて自宅へ。
と、目の前でインド人の青年が、重そうなポリタンクを地面に置いてヨッコラショと休憩。
ポリタンクの中には灯油が半分ほど入っている。
どうやら、歩いて買いに行って半分ほどしか手に入らなかったらしい。
青年と目が合い、どちらともなく「コンニチハ」。
青年は農工大の留学生らしい。(うちの近くには農工大の留学生が多い)
「停電で大変ね」と声をかけたら、流暢な日本語で「困ったことがあったら声をかけてください」と言ってくれた。
「お互い、今を乗り越えましょうね」などとなぜか励まし合って、別れた。
見知らぬ人たちと「停電」という共通体験で共感しあえて、親しく声かけができる。
「計画停電」でマイナスばかりでなくこんなプラスもあるんだ、とちょっと嬉しくなったりね。
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