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2011.11.20

『遠い空の向こうに』&『スペース・バディーズ』&『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』

Photo_2『遠い空の向こうに』

制作年: 1999年
制作国: アメリカ
制作 : チャールズ・ゴードン , ラリー・フランコ
監督 : ジョー・ジョンストン
脚本 : ルイス・コリック

【内容】
1957年10月、ソ連は人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。
ウエスト・バージニア州の炭坑町に住む高校生ホーマーは、スプートニクが夜空に描く美しい軌跡に心奪われる。
感動したホーマーはロケット作りを決意し、3人の仲間と"ロケット・ボーイズ"を結成するが、炭坑の仕事に誇りを持つ父親と対立してしまう。失敗を繰り返しながら、教師や町の人々の応援でついにロケットの発射に成功!ところが思わぬ大事件や困難が少年たちを待っていた…。

【感想】
実話を基に、とても素直に作られた感動作。
夢を抱き続けることの大切さ、夢の実現に向けてひたすら努力することの素晴らしさ・・・。それらにケチをつける気は毛頭ないけど、私が見たかったものに全く触れられてないので、その意味で感動が薄れた感じ。

夢に向かっていく上での大きな障壁・・・父との確執はまるで『エデンの東』。父に認められたいと強く願う息子の在りようは、何時の時代も変わらないのだなぁとしみじみ。

『エデンの東』は悲劇の匂いがしたが、『遠い空の向こうに』は爽やかで感動的な青春物語。

Photo_3 『スペース・バディーズ 小さな5匹の大冒険 』

製作年: 2009年
製作国: アメリカ
製作: ロバート・ヴィンス アナ・マクロバーツ
監督: ロバート・ヴィンス
脚本: ロバート・ヴィンス アンナ・マクロバーツ

出演者: ジェイソン・アールズ エイミー・セダリス ジョシュ・フリッター リリアナ・マミー フィールド・ケイト スカイラー・ジソンド

メーカー: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント

【内容】
可愛い5匹のしゃべる子犬たちが大活躍する「バディーズ」シリーズ最新作。おなじみ5匹のバディーズたちは、飼い主であるサムたちが通う小学校の民間宇宙旅行会社への社会科見学に隠れて同行してしまう。宇宙船ビジョン・ワン号は無人でコントロールもできる宇宙船で、その日は、遠隔飛行による宇宙への打ち上げの日であった。サムたちが見学中にバディーズたちは宇宙船への興味から船内に乗り込むと、そのまま打ち上げられてしまう。

【感想】
犬・・・宇宙・・・この二つの要素だけで、ぜひ見ておきたいと思って借りてきて、初めてディズニー映画だと知った。しかも、シリーズものだとも知らずに(~_~;)

とりあえず、理屈は抜き。理屈で考えたら、ありえな~ぃ!の連続ですからぁ。

しかし、確かに映画は嘘(フィクション)だけど、嘘の中にもリアリティがあれば・・・おっとっと、だぁかぁらぁ、理屈で考えちゃダメなんだってばぁ・・・って感じの全編でした。

それでも、しかし・・・なんで5匹全員ゴールデン・レトリーバー? 子犬ッたって中型犬くらいの大きさに見えるし、皆同じ色だし・・・。燃料補給のために立ち寄ったロシアの宇宙ステーションで出会う宇宙飛行犬・スプードニクと、ロシア人宇宙飛行士・ユーリは作りすぎてるしぃ。

なんてことは考えちゃダメ。
ディズニー映画だからね、と何度も自分に言い聞かせながらワンちゃんたちの活躍大冒険を楽しく見なくっちゃ。

一つ勉強になりそうなのは、同じ色、同じ大きさのゴールデン・レトリーバーの性格付け。
飼い主の子供たちや生活環境によってそれぞれの犬にキッチリ性格付けがされている。
これはシナリオ初心者にはとっても分かりやすく参考になる性格付けの仕方。

ところで、私は字幕派なんで、吹き替えには関心なかったんだけど、この作品、バナナマンの二人が声優やってたんだね。
宇宙飛行犬・スプードニクに設楽さん、ロシア人宇宙飛行士・ユーリに日村さんだと。




犬、そして宇宙がモチーフになった作品では、やはり『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』が最高。

Photo_4製作年: 1985年
製作国: スウェーデン

製作: バルデマル・ベルイェンダール
監督: ラッセ・ハルストレム
脚本: ラッセ・ハルストレム バルデマル・ベルイェンダール
原作: レイダル・イェンソン

出演者: アントン・グランセリウス 、ラルフ・カールソン、 マンフレド・セルネル 、アンキ・リデン 、メリンダ・キンナマン

【内容】
舞台はスプートニクショックに揺れる50年代のスウェーデン。病に倒れた母の下を離れ、叔父の住む田舎で暮らすことになった少年・イングマル。母親の死、さらに愛犬との別れという悲劇的な環境の中で、周囲の人々との出会いを通して成長していく姿を描く。

【感想】
要領のいい兄に比べて不器用な12歳の少年イングマルは、いつもドジをしてしまい病弱な母をイライラさせてしまう。誰よりも母を愛し、母を求めているのに・・・。
どんどん悲劇的な境遇に追いやられるイングマルに対して、田舎に住む叔父夫婦や村人たちの大らかさにイングマルだけでなく、観ているほうも心癒され、救われる。

この映画を見て、原作があの“犬”のことをどう捉えているのか知りたくて、レイダル・イェンソンの原作を買った。まだ読み終えてないけど、私の知りたいことはこの原作の中にあるような気がする。


考えてみたら、映画を見てどうしても原作が読みたくなった『サイダーハウス・ルール』もラッセ・ハルストレムの作品。

原作と映像作品はそれぞれが独立した別物の作品。と分かっているが、ラッセ・ハルストレム監督の作品は、背景をもっと突っ込んで知りたいと思わせる何かがあるのかもしれない。

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