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2012.04.29

『福島原発行動隊―今、この国に必要なこと』書評

出版労連(日本出版労働組合連合会)原発問題プロジェクト委員会 の機関紙に、書評が掲載されました。

以下、一部抜粋。

『シニア決死隊いまだ待機中』

       出版情報関連ユニオン 小山比路志

 前略

 この本の見どころは、志願者隊員や賛同者が経歴と実名(一人だけ匿名の医者がいるが)を明かして、綴った「遺言書」ないし「決意書」ととれる1000字程度の短いメッセージである。

いったいどのような思いで志願したのか、賛同したのか興味深い。 「罪滅ぼしを、少しはしたいという思いで行動隊に参加した」(高多亨・元私大職員)。「孫や曾孫が歴史で福島原発の大事故について勉強したとき、『うちのジージもこの事故収束に参加した』と思いだして欲しい」(笠原嘉幸・元機械会社社員)などなど。

 脚本家の清水喜美子は、ボツになった映画の脚本を紹介する。マイホームの購入で崩壊した家族の再生の物語だ。再び家族が一つになってピクニックを楽しむ、その最後の最後のシーンに「原発で大事故発生」のラジオニュースを入れたのだ。平穏で幸せな日常も、原発で大事故が起これば、たちまちすべてが壊されてしまう。そのことに気づいて欲しいと。チェルノブイリから二年後に書いた脚本だ。映画化されていたら観てみたかったと思う。

 もう一つ映画を紹介していたのは、森哲雄(元機械会社社員)である。米映画『始めか終わりか』(1950年)で、広島に原爆を投下後、被曝死したマンハッタン計画の技術者の言葉を乗組員が思い出す。「我々は何を造ったんだろう。これは世界の始まりだろうか終わりだろうか」と。昨年公開された『100,000年後の安全』の「人類が最後に見付けた火は、点けることはできますが消すことはできません」と。森は、「原子力工学と政府と産業界には、この二つの映画の問いに答える責務がある」と、怒りを込めて突きつけている。

書評全文は以下よりご覧ください。

『原発のない未来へ』 No. 7 2012 年3 月24 日発行:書評は7ページ

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