核・原発関連映画三本
三本の映画をまとめて一気に視聴。
『チェルノブイリ ハート』 (2003年 監督:マリアン・デレオ)
チェルノブイリ原子力発電所事故による子どもたちの健康への影響をフィルムに収めた作品。この地域では多くの子どもたちが、生まれつき「チェルノブイリ・ハート(Chernobyl Heart)」と呼ばれる未知の心臓疾患や放射線障害に苦しんでいる。
『100,000年後の安全』 (2010年 監督:マイケル・マドセン)
フィンランド・オルキルオト島にある放射性廃棄物処理施設(オンカロ)。
安全なレベルに達するまで10万年掛るとされる放射性廃棄物の危険性を後世の人類や知的生命体に伝えることの難しさを説いたドキュメンタリー映画。
『カウントダウンZERO』 (2010年 監督:ルーシー・ウォーカー)
ゼロになるのは<核>か、それとも<人類>か・・・・
冷戦終了後の核兵器の脅威に着目した社会派ドキュメンタリー。現在の核兵器が置かれている状況などを多くの人物のインタビューを交えて紹介。
原発事故の健康被害、放射性廃棄物問題、核兵器問題・・・それぞれの角度から核問題に迫ったドキュメント作品。部分的にはネットで観た映像もあるが、改めて1本の作品としてそれぞれじっくり視聴。
『赤富士』を撮った黒澤明は、「核は人間の力でコントロールできる」というノーベル賞作家、ガルシア・マルケスに対して「人間が思い上がっている」と断じたという。
三本のドキュメンタリー作品は人間の力でコントロールできない核の実態をそれぞれの角度から描いている。
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