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2012.05.31

 「なぜかハマった韓国ドラマ!」更新


 「なぜかハマった韓国ドラマ!」更新しました!


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2012.05.24

驚嘆!映画『大人の見る繪本 生まれてはみたけれど』

『大人の見る繪本  生まれてはみたけれど』1932年 91分 白黒サイレント

Umaretehamitakeredo1

製作:松竹蒲田撮影所    

監督:小津安二郎
原案:ゼームス槇(小津安二郎)
脚本:伏見晃

出演
斎藤達雄・菅原秀雄・突貫小僧(青木富夫)・吉川満子

Umaretehamitakeredo2

麻布から郊外へ引っ越してきたサラリーマン一家。二人の腕白兄弟・良一と啓二(菅原秀雄と突貫小僧)は、早速近所の悪ガキグループと喧嘩、揚句、学校をずる休みしてお父さんから大目玉を食らう。
そのうち悪ガキ仲間と友達になり一緒に遊ぶようになる。その中にはお父さんの勤めている会社の重役・岩崎の子供・太郎もいる。
ある日、みんなで「うちの父ちゃんが一番えらい」と自慢する話が出る。良一も啓二も家では厳格な自分の父親が一番偉いと信じて疑わなかった。

ところが、ある日、岩崎の家で見せてもらった16ミリ映画の中で、お父ちゃんは岩崎の父ちゃんの前でお世辞を言い、動物のまねまでしてご機嫌伺いをしている。
帰宅した良一はお父ちゃんに抗議する。
(セリフはすべてスポークンタイトル=黒地に白文字のセリフ字幕)

 「お父ちゃんはいつも偉くなれと言うけれど全然偉くないじゃないか!
  なんで太郎ちゃんのお父さんにペコペコ頭下げてばっかりなんだよ!!」
 「太郎ちゃんのお父さんは重役なんだ」
 「お父ちゃんも重役になればいいじゃないか!なんでなれないんだよ!」
  「太郎ちゃんの家はお金持ちだから仕方ないんだよ」
 「お金持ちが偉いの?」
 「お金持ちじゃなくても偉い人はいるよ」
 「お父ちゃんはどっちなの?」

Umaretehamitakeredo3お父ちゃんはその質問に答えられなくて、ついに怒鳴ってしまう。
翌朝、お父ちゃんがペコペコしてもらったお金でご飯なんか食べたくない、と兄弟はハンガーストライキに突入。
そんな二人にお父ちゃんは・・・。そして兄弟は・・・。

    





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Umaretehamitakeredo4

チャプター
1   お引越し
2  早弁兄弟
3  不登校兄弟
4  父から叱られる兄弟
5  教室にて
6  亀吉をやっつけろ!
7  映画会の人気者は?
8  お父ちゃんの意気地なし!
9  父親もつらいよ
10 大きくなったら何になる?

前から気になっていたこのタイトル、やっと見ました。
そして、驚愕!

最初はDVDの音声が消音になっているのか? と慌てて音声調節してしまった。
リュミエール兄弟作品から始まって、サイレント映画はそれなりに見てきたけれど、数分の作品ならともかく、ちょっと長い作品には音楽がついていた・・・ような気がする。

ところが、この作品は音楽も一切なしの完全無音。
またキャプチャータイトル(場面説明字幕)はほとんどなく、スポークンタイトルも極力抑えられている。

無音の画面を見始めて、あっという間にこの映画の世界に取り込まれた。
子供世界がユーモアあふれるタッチで生き生きと描かれている。
特に、啓二役の突貫小僧の茶目っ気あふれる悪ガキぶりは天才的!
また、厳格そうに見えたお父さんが16ミリの中で見せる別の顔に抱腹絶倒。そして、ハラハラ・・・あんなお父ちゃんを見てしまいショックを受けた子供たちの気持ちも分かる。

子供たちから抗議されるお父ちゃん・・・。子供の気持ちも分かるけど、お父ちゃんも辛いよなぁ。

こうして子供たちも社会の仕組みを知っていき、少しづつ大人になっていく・・・。

どんな時代にあっても、子供たちが成長する上で一度は抱く大人社会への疑問や反抗心。どっちの気持ちも分かるなぁと思いつつ、子供たちのラストシーンにほっとする私がいた。

完全無音なのに、いろんな声や音が聞こえてくるこの映画。
小津さんは、やはりすごいです!

この映画は今では世界各国の映画教育機関で「戦艦ポチョムキン」に匹敵するサイレント映画の代表作として扱われているそう。頷けます。

     

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2012.05.23

改めて感動、山中貞雄監督作品三本

『人情紙風船』 1937年(昭和12年)86分

Ninjyoukamifusen2

製作:P.C.L.映画製作所
配給:東宝映画

監督 : 山中貞雄
原作 : 河竹黙阿弥(『梅雨小袖昔八丈』、通称『髪結新三』)
脚本 : 三村伸太郎
美術考証 : 岩田専太郎

Ninjyoukamifusen3

出演
河原崎長十郎(海野又十郎)
中村翫右衛門(髪結新三)
山岸しづ江(又十郎の女房おたき)
霧立のぼる(白子屋の娘お駒)
助高屋助蔵(家主長兵衛)
市川笑太朗(弥太五郎源七)
市川莚司(=加東大介:猪助)

Ninjyoukamifusen4_2

元は髪結いで、今では自分で賭場を秘かに開いている新三(中村翫右衛門)や、自分の父がかつて目をかけていた毛利三左衛門を頼りに仕官の口を探している海野又十郎(河原崎長十郎)と紙風船の内職をするその妻などが住んでいる江戸の貧乏長屋。

 毛利三左衛門は海野を冷たくあしらい、自分の出世のために質屋白子屋の店主の娘お駒を、家老の息子の嫁にしようと画策していた。

 
Ninjyoukamifusen5ある時、白子屋を訪ねた毛利を待っていた海野はヤクザに叩きのめされてしまい、その場に来合わせた新三に助けられる。そしてある雨のお祭りの晩、雨宿りをしているお駒を見掛けた新三は、日頃の鬱憤を晴らそうと決意し、お駒を一晩だけ誘拐、海野又十郎をそれに巻き込んでしまう。その結果・・・。





『河内山宗俊』
 1936年(昭和11年) 82分

Kochiyamasoshun1

製作:太秦発声映画(日活提携)

監督・脚本:山中貞雄
脚本:三村伸太郎

出演
河原崎長十郎(河内山宗俊)
中村翫右衛門(金子市之丞)
山岸しづ江(河内山宗俊の女房)
原節子(お浪)
市川莚司(=加東大介)

Kochiyamasoshun3

 居酒屋に居候する河内山宗俊と用心棒の金子市之丞の二人のヤクザ者が、借金のために身売りをすることになった甘酒屋の娘・お浪を救うために立ち上がる…。




Kochiyamasoshun2

 山中貞雄監督は、ヒロインにすべての無頼の男たちが「この美しい瞳のためなら死んでもいい」と思うような清純で可憐な女優を捜し求めた挙句、時代劇の女優の中にはどうしても見つからず、 現代劇の女優から一人の初々しい〈麗人〉を抜擢。それが、当時まだ16才の原節子だった。

 




『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』
 1935年(昭和10年)92分

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製作:日活京都撮影所
配給:日活

監督 : 山中貞雄
原作 : 林不忘
脚色 : 三村伸太郎
潤色 : 三神三太郎
構成 : 山中貞雄

Tangesazen2

出演
丹下左膳 (大河内傳次郎)
柳生源三郎 (沢村国太郎=長門裕之・津川雅彦兄弟の父)
お藤 (喜代三)
ちょび安 (宗春太郎)

 柳生対馬守の祖先が百万両の隠し場所を塗り込んだという「こけ猿の壺」。何の変哲もないその壺は江戸の道場に婿入りした弟、源三郎(沢村国太郎)に祝いとして渡してしまった。が、そうとは知らない源三郎と新妻は小汚いその壺をくず屋に売ってしまった。

Tangesazen3

 一方、父を殺され孤児となったちょび安を引き取った丹下左膳とお藤。ちょび安が大事に持ってきた金魚の入った壺こそ、くず屋からもらった問題の壺。しかし、誰もそのことに気がつかない。

 そんな「こけ猿の壺」をめぐる騒動が丹下左膳と源三郎、左膳が居候をしている矢場の女主人櫛巻きお藤と孤児ちょび安のエピソードを絡めて、軽快なタッチで展開していく。

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『人情紙風船』は昨年、廉価版DVDを手に入れ、『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』はレンタルで2度目の視聴。 『河内山宗俊』は今回初めてレンタルで観た。

最初に『人情紙風船』『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』を観て感じたのはなんとモダンな時代劇なんだろうという驚き。
今回初めて観た『河内山宗俊』も同じ印象が残った。

三作品ともに、まさに時代劇という形をした人間ドラマ。

セリフも、その言い回しも従来の時代劇の枠組みをひらりと超えて、「人間の言葉」として伝わってくる。

さらに、映画全体のテンポのなんと軽やかでスピーディーなこと。
説明過剰を排しつつ、想像力を刺激するような編集、縦の構図を使うことにより映像的と同時に心理的に残る余韻・・・。

観るごとに山中貞雄という監督がなぜ伝説になったのかということがしみじみと理解できる。

『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』はとにかく爆笑の連続。左膳とお藤の会話はまるで夫婦漫才だ。一方の
柳生源三郎と新妻の夫婦関係も傑作。
ユーモアと人情にあふれた人間模様と男女、夫婦の本音が笑いの中に描かれている。

『河内山宗俊』も江戸庶民の生活が生き生きと描かれる一方、宗俊と
金子市之丞の二人のヤクザ者が命を掛けて堅気の娘を守ろうとする男気、そして宗俊と妻の夫婦の絆などがユーモアを交えてテンポ良く描かれている。

お浪の弟を逃がすために体を張って下水道を堰き止める宗俊が、義経を守って幾多の矢を受けても立ち尽くした弁慶を髣髴とさせた。

「わしはな、これで人間になったような気がするよ」
「人のために喜んで死ねるようなら、人間、一人前じゃないかな」
「ここらがわしの潮時だ。人間、潮時に取り残されると、恥が多いというからな」

いいセリフもたくさんありました。

この作品の中に、紙風船が出てくる。
お浪の家は雑貨屋をやっており、そこに子供が紙風船を買いにやってくる。
弟・市太郎のしでかしたことの重大さに激しいショックを受けているお浪に代わって、市太郎が子供に紙風船を渡してやる。

重大さの自覚のない弟に、つい手を上げてしまうお浪。子供はびっくりして後ずさる。
次のシーンで、雪の降っている中、子供が紙風船をつきながら帰って行く。


『人情紙風船』は残存する山中貞雄監督作品三本の中でもっとも悲惨で暗い作品といわれている。
確かに、長屋住まいの老武士の首吊り自殺に始まり、新三の死の予感、そして海野と妻の無理心中で終わるストーリーは悲惨だといえば悲惨。しかし、なぜか単純に“暗い”とだけの印象は残らない。

ヤクザの世界のルールからはみ出し、あくまで一匹狼の自由人としての新三。
武士という身分制度からはじき出されても、なお武士としてのプライドを保とうとする海野とその妻。
二人の暮らす長屋では大家と店子たちが、死さえも明日生きるためのエネルギーとすべく深刻な事態をユーモアに代えて明るく逞しく生活している。

そんな中、人情も人の心もお構いなしで自己の利益に執着する大店の商人と武士に反発した新三は、一晩だけ困らせるつもりで大店の娘を連れ帰ってしまう。成り行き上、新三を助けることになる海野。

その行為が重大な誤解を招き、新三はヤクザの親分に、海野は武士としてのプライドを守ろうとした妻によって命を絶たれる。


1937年(昭和12年)7月、日中戦争勃発。同年8月25日の封切り当日に山中に召集令状が届き、中国に出征。
翌1938年9月17日、中国河南省の野戦病院で急性腸炎により戦病死。満28歳だった。

遺書とも言われる手記には「紙風船が遺作とはチト、サビシイ、友人、知人には、いい映画をこさえてください」と記されてたという。

組織・体制からはみ出しては生きていけず、プライドを失くしても生きていけず・・・

『人情紙風船』には国の始めた戦争に抗えない当時の世相が反映されているとも言われる。



【作品の中の“水”】

『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』:お屋敷の大きな池で金魚釣りならぬ鯉釣りを
          する源三郎。お屋敷に閉じ込められ澱んだ水の中にいるような
          退屈さに辟易。立派なお屋敷や百万両よりも“自由”が恋しい
          源三郎だ。
          
『河内山宗俊』:雨と同じく、誰にも平等に降り注ぐ雪の中紙風船をつきながら
          歩く子供。
          水の中に立ち、命をかけて塵芥のような男たちを堰き止める宗俊。

『人情紙風船』:ラスト、水の上をすべるように流されていく紙風船。


水の流れを人生の流れと喩えたとしても、紙風船を虚無や寂寥感の象徴とはしたくないという気持ちになってしまう。

確かに息の吹き込まれた紙風船は、ひとつの命を現しているのかもしれない。
なにがあっても、人生は流れていく。自然のままに、流れのままに、いつかしぼむまでしぶとく流れ続けろ紙風船・・・。



      

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ドキュメンタリー二本

『放射性廃棄物 終わらない悪夢』 (2009年 監督: エリック・ゲレ)
                        製作 ドイツ=フランス共同TV局アルテ社

 ドイツ=フランス共同TV局アルテ社によるドキュメンタリー。数十万年にわたり危険であり続ける核廃棄物。その最終的な処理方法が定まらないまま原発を推進してきた矛盾、それを知りつつ隠蔽を続ける原子力産業や各国政府の実態を白日の下にさらす。
                          (「キネマ旬報社」データベースより)

 このドキュメンタリーはネットですでに観た映画でした。NHKで放送されたものが動画UPされています。  

『ヒロシマ・ナガサキ』 (2007年 監督・製作・編集:スティーヴン・オカザキ)

 『Days of Waiting(待ちわびる日々)』でアカデミー賞ドキュメンタリー映画賞に輝いた日系米国人映画監督スティーヴン・オカザキ監督が、25年の歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー。

 (原題 White Light, Black Rain: The destruction of Hiroshima and Nagasaki) は、スティーヴン・オカザキ (Steven Okazaki) がインタビューアとなって広島原爆・長崎原爆の被爆者14名(うち1人は漫画家の中沢啓治)と、投下に関与した米国側の関係者4名に取材したドキュメンタリー映画。

チャプター
1  プロローグ
2  ヒロシマ 被爆者の声
3  ナガサキ 被爆者の声
4  タイム社製作「敵国日本」
5  戦時下の日本
6  米軍関係者の証言
7  その日、その時
8  日本の無条件降伏
9  投下後の日々
10 死ぬ勇気と生きる勇気
11 米国へ向かう“被爆乙女”たち
12 被爆者の苦しみ
13 エピローグ
14  クレジット

ある意味、製作者の主観を排して構成に沿って映像を積み重ねた印象のドキュメンタリー。
最初は、淡々と見ていられたが、チャプター7あたりからぐいぐいと引き込まれる。
原爆投下後の証言者の皆さんの現実は、これまで観たどの映像よりも悲惨でショックだった。

チャプター11の「米国へ向かう“被爆乙女”たち」ではアメリカでの報道の様子などが記録されている。
当時、アメリカのテレビ番組に出演した被爆者の皆さんの現実をアメリカの人々はどう観たのだろうか? 『アトミック・カフェ』(1982年 監督ケヴィン・ラファティ他)に記録されている核についてのノー天気な知識・報道の頃から変化しているのだろうか・・・観終わって、そのことが一番気になった。

     

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2012.05.22

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2012.05.17

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 日々更新中で~すnotes

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