映画『グレード・ディベーター 栄光の教室』 “奇妙な果実”の時代のある闘い。実話に基づくストーリー。
『グレード・ディベーター 栄光の教室』 (2007年 米)
1935年アメリカ、テキサス州マーシャル。人種差別が色濃く残るこの街には「白人専用」施設があふれ、黒人たちは虐げられていた。
この歪んだ社会を正す方法は「教育」だけ。そう信じる教師トルソン(デンゼル・ワシントン)は、黒人の若者に立派な教育を施すという夢の実現に向け、ディベート(討論)クラスを立ち上げる。
そして、彼の熱意に触発された、勇気ある生徒たち。
やがて討論大会に出場し始めた彼らは、黒人というだけで経験してきた悲しい過去や秘めた怒りを「言葉」という武器に託し、大勢の観客たちの心を動かしてゆく。
だが、彼らの活動が、人々の注目を集め始めていた矢先、トルソンの言動を「過激すぎる」と問題視した学校側は、ディベート・クラスにまで圧力をかけ始め…。
1月21日(今日)までGyao!で無料視聴できます。
【コメント】
この作品もそう。Gyao!でラインアップされていなければ、作品の存在自体知らなかったかもしれない。
監督・主演のデンゼル・ワシントンがどうしても作りたかった映画だそうで、彼の熱い思いがひしひしと伝わってくる感動作。
以前から「ディベート」(討論)については関心があり、NHKで放送していたハーバード大学の「白熱教室」はディベートの実際が見られるということでワクワクしながら観ていた。その意味でも、この作品はとても面白かった。
構成分析で観ると。
その意味では、この映画の主人公はジェームズJrと言えるかもしれない。
だとするとメンター(助言者・賢者)はトルソン先生(デンゼル・ワシントン)ということで、構成的にはピッタリとはまる。
映画の中にも、この歌で歌われたようなエピソードがそのまま描かれています。
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