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2013.03.28

杉並アニメーションミュージアムへ:アニメを観て、遊んで、学んで・・・時間が足りないくらい面白かった!

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先週、荻窪の『杉並アニメーションミュージアム』へ。

杉並区には20年近く住んでいたけど、『杉並アニメーションミュージアム』の存在は知らなくて。やっとやっと行ってきました(平成17年3月開館




アクセスなど詳細は 
http://www.sam.or.jp/home.php

杉並会館3階のエレベーターが開くと、ハクション大魔王 の巨大フィギュアがお出迎え。 また、受付の背後の大きな円筒にはアニメキャラやその制作者、声優さんたちのサインが ぎっしり。 (3階フロアのみ撮影可でした)

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コーナー①日本のアニメの歴史 壁面一杯に日本のアニメの作品年譜。また時代に応じた旧型テレビ数台の画面にその時代のアニメが流れ・・・
『エイトマン』とか懐かしかったですよ、はいっ。
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コーナー②アニメが出来るまで
ガンダムシリーズで有名な富野由悠季監督の経歴紹介とデスク再現、さらに作画監督や美術監督の机を再現。
またセルアニメーションができるまでの過程を、映像を使って分かりやすく解説。

声優の仕事に挑戦できるアフレコ体験コーナーもあります。
このコーナーでは効果音をつける体験もできて、効果音で結構、ひとり遊びできました(笑)
 

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コーナー③
 これからの日本アニメ
進化するデジタルアニメの現状を制作現場から最新のデジタル技術とともにレポート。
映像と文字パネルで説明が。時代は明らかに3Dですね。
 
コーナー④ アニメの原理
参加型展示としてゾートロープなどアニメーションの原理が体験できるしかけがあります。
   ↑
とサイトの説明にはありますが、フロアマップのこの場所にこのコーナーはなかった・・・と思う。実は、このゾートロープが一番見たかったものなんだけど・・・。

古い撮影機材はあったけど、もう一度行って確かめて来よう。
 

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コーナー⑤
デジタルワークショップ
コンピュータを使用して、色塗りや編集などのアニメのデジタル制作を体験できるコーナー。
パソコンごとにブースで仕切られていて、子供たちが簡単にパソコンでアニメ体験できるように画面構成がいろいろ工夫されている。
ここでも、面白くて、ついついかなりの時間、ひとり遊び(笑)

壁面にアニメ映画のポスターが貼られてたけど、その中に山田火砂子監督「明日の希望」を発見!
 
コーナー⑥企画展
年3~4回代表的な作品、キャラクター、クリエイターに焦点をあてその世界を紹介。

2012年12月19日(水)~2013年4月14日(日)
『アニメーション美術監督 小林七郎展 -空気を描く美術-』を開催中でした。
アニメシアターでは小林さんの作品「少女革命ウテナ」「のだめカンタービレ巴里編」「探偵オペラ ミルキィホームズ」を上映(上映時間はプログラム を確認してください)
コーナー⑦アニメシアター
歴史的な作品やアートアニメから、人気作品まで幅広いアニメ作品を上映。
上映時間はプログラム を確認してください)

この日はミッキーマウスの生みの親としても知られるアブ・アイワークス(1901~1971年)の二作品。
「ハンプティ・ダンプティ」('34) 約6分
  ハンプティ・ダンプティJr.とガールフレンドのイースターエッグ。
  2人がデートを楽しんでいるところに黒い髭をたくわえたバッド・エッグがやってきて・・・。
  丸いタマゴの三角関係。愉快なドタバタ短編アニメーション。
「風船の国」('35) 約6分
  人も、木も、町も、全てがゴムの風船で出来ている“風船の国”。
  のどかな風船の国である日、大事件が・・・! 
  な、なんと風船の強敵・森に住む針山男が風船の国に侵入してきたのだ・・・。

この日の観客は、10代の外国人の少年とそのご両親、そして私だけ。
平日の昼間だったので、館内も入館者はちらほらでした。
 
コーナー⑧アニメライブラリー
映画やドラマアニメ、書籍などアニメーション資料の他、アニメ現場に携わるクリエイターのインタビュー映像を閲覧できる。

ふと目に留まったアニメ映画『白蛇伝』。ストーリーは知っているが作品は未見だったので、これはもう見るっきゃない!
というわけで、即視聴を申し込んでライブラリーのブースでしっかり見ました。

『白蛇伝』(1958)79分
中国の四大民間説話のひとつ『白蛇伝』を題材にした、日本最初のカラー長編アニメ映画。
製作:大川博(東映動画)
脚本・演出:藪下泰司
台詞構成:矢代静一
声の出演者:森繁久彌、宮城まり子

絵も美しく素晴らしいのだけれど、森繁久彌と宮城まり子の二人だけですべての人物を演じ分けており、それがまた素晴らしかった。森繁さんの若々しい声に惚れ惚れ。

またこの作品は人物の動きをトレースしてアニメ化する「ライブアクション」の手法で作られており、水木襄や松島トモ子、当時東映に入社したばかりの佐久間良子らがライブアクションに起用されたという。(Wikiより)

※ディズニーの世界初カラー長編アニメ映画『白雪姫』(1937)もモデルの動きをカメラで撮影し、それをトレースしてアニメーションにする「ロトスコープ」の手法で作られている。

 「ロトスコープ」はディズニーのライバルでもあったフライシャー・スタジオのマックス・フライシャーにより考案された手法で、短編アニメ映画『インク壺の外へ』(1919)で初めて商業作品に使用された。

視聴を終えて担当の人と少しお話できたのだけれど、ライブラリーの視聴時間は基本一人30分(連続テレビアニメ約1本分)とのこと。

この日は平日(火曜日)の昼間(12時半くらいから16時くらいまで)で、来場者がまばらだったので映画1本まるまる見ることが出来たけど、学校の授業が終わってからの時間や土、日、休日はアニメDVDを見る子供たちでかなり混むらしい。

その意味では、ゆっくり効果音で遊べたり、ワークショップで楽しんだり、長編映画もじっくり見られたし、ラッキー!でした。

ライブラリーの目録の中に、ポケモンの故首藤剛志さんの追悼集があることを発見。
再訪してゆっくりと読んでみたい。

  ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

この日は午前中は渋谷のNHK放送センターにて第36回テレビドラマの大賞「最終特快」の試写へ。
午後からは『杉並アニメーションミュージアム』へ。
夜は吉祥寺でS監督と映画のシナリオの件で打合せ。
朝から夜までびっしり動いた。


で、最後の最後に漫画みたいな事件を起こしてしまった。
吉祥寺駅のホームで発車間際の電車に飛び乗ろうとして・・・

左手にスプリングコート、右手にバッグを持った手を先に電車の中に入れたんだけど、ドアが無常にも閉まってしまった。
体が挟まれたなら、異常を感知してドアは完全には閉まらなかっただろうけど、体のほうはドアから締め出されて、気がついたらコートだけがドアに半分挟まったまま。

ワッ!と焦ってコートを引っ張ったけど、電車は動き出し、一瞬、私も引きずられそうに・・・。なので、とりあえず、コートを掴む手を離しましたさ。

半分、挟まったままのコートを呆然と見送るおバカなワタシ・・・

近くにいた若い女性が気の毒そうに「大丈夫ですか」と声をかけてくれた。
ホームにいた駅員さんもすぐに来てくれて、次の三鷹駅とかその次の駅にすぐ連絡してくれた。

とりあえず我が最寄り駅・東小金井に帰って駅前のバーガーショップでコーヒーを飲みながら連絡待ち。

あのコートには思い出が。
某事件について一人でロサンジェルスに個人取材に行った時、唯一の自由時間に連れて行ってもらったアウトレット。そこで見つけたアン・クラインの格安コートだったんだよね。

1月に財布を落として結局見つからないままなので、悪い予感がひしひしと襲ってくる。
もし、見つからなかったら「それまでの縁だったと諦めるしかないなぁ」と自分に言い聞かせる。

と、と、と、ありました、電話が! 三鷹駅に届けられていると。
直ぐに三鷹駅に直行。無事、コートと再会できました!

挟まったコートを三鷹駅に届けてくれた人、吉祥寺駅で声をかけてくれた人、駅員さん、みんなみんなありがとうございました。

これからは、発車間際の無理な乗車はいたしません。猛反省しましたです。

かくて、ワタシの波乱万丈の長い長い一日は終わった。
(溜息)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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