東京国立近代美術館フィルムセンターへ :よみがえる日本映画 vol.5[日活篇]で名作二本観た!
昨日は検診を終えて文京区白山から東京国立近代美術館フィルムセンターへ。
白山駅近くの、いつもの気になるお店の看板の下で何かがカラカラ回っている?
気になってそばに行ってみたら、看板の下に置いてあるPR用の撮影用カメラの歯車が風でクルクル回っていた。
何度も通っているのに、今頃になって気になるなんて・・・。
というわけで、白山から日比谷、銀座と乗り換えて約30分で京橋の東京国立近代美術館フィルムセンター に到着。
1年以上前から一度は行っておきたいと思っていて、やっとやっと辿り着いた感じ。
7階常設展の「NFCコレクションでみる日本映画の歴史」 へ直行。
時代ごとに章で分類、映写機をはじめ日本映画の歴史を語る様々な資料が展示されていた。
【章構成】
Ⅰ 日本映画のはじまり 映画前史~1910年代
Ⅱ サイレント映画の黄金時代 1920年代
Ⅲ トーキー革命へ 1930年代
Ⅳ 戦時下の日本映画 1930年代後半~1945年
Ⅴ 第二次大戦後の黄金時代 1945年~1950年代
Ⅵ 日本映画のひろがり 1960年代以降[展示室ロビー]
Ⅶ 日本のアニメーション映画
最大の目的は古い脚本・台本の実物を見ること。
ありました、ありました。
桂田阿彌笠脚色台本 『忠孝美談宮島仇討 元和三勇士』(1915年)
『忍術破り 天童神力丸』(1917年)
和紙に和綴じの手書き台本。
その他にも、
寿々喜多呂九平直筆台本 『江戸怪賊伝 影法師』(1925年、二川文太郎監督、阪東妻三郎主演)とか純映画劇運動の提唱者・帰山教正監督の『父よ何処へ』(1923年)の 撮影台本、脚本に川端康成も参加したという衣笠貞之助監督『狂つた一頁』の脚本原稿、撮影メモなどなど。
それから『日本シナリオ史 上・下』で新藤兼人さんが当時の国民を夢中にさせたと書いていたフランスの『怪盗ジゴマ』の原作本も!
一つ一つに感動しながら見ているとあっという間に時間が経ってしまった。
3時からと7時からの二本の映画もしっかり観ておきたかったので、正味2時間余では日本映画の歴史の展示物は半分くらいしか見られなかった。
企画展「西部劇(ウェスタン)の世界 ポスターでみる映画史Part 1」は全く時間なかったし、図書室にも行ってみたかったし、ぜひ、もう一度行かねばっ!
展示品の解説書『展覧会 映画遺産─東京国立近代美術館フィルムセンター・コレクションより─』(1900円)を購入して、大ホールへ。
15:00~
『地獄の劍豪 平手造酒』(日活)(105分・35mm・白黒)
19:00~
『母なき子』(日活)(89分・35mm・白黒)
すご~く勉強になった一日でした!
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