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2013.09.29

映画『妻が結婚した』(2008年韓国)愛する女とやっと結婚。ところが妻は「もう一人、夫が欲しい」と言い出した・・・

某映画サイトにレビュー書こうと思ったけど、長くなってしまったので、こちらにUPします。

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『妻が結婚した』
2008年 韓国

監督:チョン・ユンス
原作:パク・ヒョンウク
脚本:ソン・ヘジン
 
出演:ソン・イェジン、チュ・サンウク 、チョン・ソンフン

【あらすじ】

可愛い容貌、溢れる愛嬌、古本を愛する知的な面と、男に負けないサッカーに対する知識と情熱を持っているイナ(ソン・イェジン)。
ドックン(キム・ジュ ヒョク)は、話が合う彼女に会えば会うほど、普通の女性とは違った彼女の特別な魅力にますます陥っていく。

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しかし、一生彼女だけを愛したいドックンとは違い、ドックンを愛してはいるけど、彼「だけ」を愛するのではなく、愛する人「たち」を愛しながら生きたいというあまりにも自由な彼女。

イナの携帯電話がつながらないある日。不安さから爆発して問いただすドックンにイナは、他の男と寝たという衝撃的な告白をする。
腹立ちまぎれに離別を宣言するが、忘れようとしても忘れることができず、大きくなって行く彼女に対する想いに苦しむドックン。

長い間悩んだ末に下した結論は、一生一人だけを愛する自信がないという彼女を独占する唯一の方法は結婚だけ。結局、イナの自由な恋愛を受け入れる条件で結婚に成功するドックン。
毎夜サッカーを観覧しながら楽しむセックスと完璧な料理の腕前は、ドックンを最高に幸せにする。

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しかし、更なる衝撃の告白。愛する男ができたというイナは、その男とも結婚をするという想像もできない提案をする。

そいつを倒すことができるだろうか。彼女諦めるべきなのか・・・。
さもなければ、彼女の半分だけ独占することになるのか・・・。

【感想】

ソン・イェジンが大好きなので、とにかく最後まで視聴。

前半のラブコメ調は、韓国ドラマの悪いところ・・・セリフの冗長さ(過剰なセリフ遊び)が見えたりしたけど、自由奔放なイナ(ソン・イェジン)の知的な小悪魔ぶりに引きずられて見入ってしまった。

が、後半になって、二重婚を求めるイナが段々理解できなくなり・・・
観終わって、微妙な不快感が残る。

で、不快感の理由を考えてみるに・・・

<イナの要望>
①彼(夫)だけを愛するのではなく愛する人“たち”全てを愛したい
②法律婚と事実婚を両立させたい
③二つの家を行ったり来たりするのを認めて欲しい
④子供はどっちの子供であっても基本は自分の子供

ん? では主人公イナを男性に置き換えてみると・・・
①彼女(本妻)だけを愛するのではなく愛する人“たち”全てを愛したい
②本妻と妾(愛人)の両立
③本宅と妾宅を行ったり来たり
④どっちの子供も自分の子として認知

んんん、昔の日本にこういうオッサン、結構いたような。
表面的にはどんどん民主化が進んで女性が強くなった韓国でも、まだ根は儒教思想があって父権社会。姦通罪があるとはいえ、本宅と妾宅持って上手くやってるオッサンも結構いるのでは。

夫・トックンの反応も、これを男女逆転してみると、平然と本宅と愛人宅とを往復する夫に対する本妻の反応として、“あるある”だよな。
悩める本妻いや本夫としては、「離婚する!」といってみたり、「離婚は絶対にしない!」といってみたり・・・

ということはつまり、男女の立場を逆転させてみせて、「男子がすなる本宅・妾宅両立っての、女子がやってなぜ悪い!」と男尊女卑社会に対して異議を突きつける映画だったのね。

経済的負担なく、本妻・愛人公認の上で、法律婚(本宅)と事実婚(妾宅)を両立できるって、男にとっては理想的だよね。
ただ、“愛”に対してそこまで太っ腹な本夫、または本妻は滅多にいないだろうけど。

ということで、男性の場合と女性の場合の違いは・・・
男性が家庭二軒維持するためには経済力が必要だということ。
女性の場合は“愛の自由”という精神論でコーティングして正当化して押し通す。

“愛の自由”という精神論はいかにも高次元で美しく見えるけど・・・
では、イナが“愛の自由”のもとに、第三の男や第四の男を作ったら?
夫や愛人たちが、イナの論理そのままに“愛の自由”のもとに第二の妻、第三の妻を作ったら?

いやはや、法律も警察もいらない社会になってしまうのでは・・・

ということでやっと分かった、この映画の裏テーマ。
「男子がすなる本宅・妾宅両立ってルール違反、女子がやった場合、社会がえらいことになりまっせ!なので男子もルール守りなはれ」ってことか。ん、違う?



それにしても夫が2人欲しいなんて・・・2軒分の家事もしなきゃならないってことでしょ。こりゃよほどのパワーとエネルギーがなきゃできないわ。家1軒分の家事さえメンドーなアタシには絶対、ムリムリッ!

 

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映画『さあ帰ろう、ペダルをこいで』(2008年ブルガリア)二人乗り自転車で亡命先のドイツからブルガリアの故郷に向かう、祖父と孫の心温まるロードムービー。

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自転車関連の記事が続いているので、最近観た自転車の映画を1本。


『さあ帰ろう、ペダルをこいで』
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2008年 ブルガリア=ドイツ=ハンガリー=スロベニア=セルビア

監督:ステファン・コマンダレフ 
原作:イリヤ・トロヤノフ 
脚本:ステファン・コマンダレフ、デュシャン・ミリチ、ユーリ・ダッチェフ、イリヤ・トロヤノフ 
出演:ミキ・マノイロヴィッチ、カルロ・リューベック、フリスト・ムタフチェフ、アナ・パパドプル

【あらすじ】
1983年、共産党政権下のブルガリアからドイツへ亡命したアレックス一家。
25年振りにブルガリアへと帰郷する途中、一家は交通事故に遭い両親は死亡、一人息子のアレックス(カルロ・リューベック)は記憶喪失になってしまう。

孫・アレックスを心配してブルガリアからやってきた祖父バイ・ダン(ミキ・マノイロヴィッチ)の誘いで、アレックスはタンデム(二人乗り自転車)でヨーロッパ横断の旅へ出る。目指すは故郷ブルガリア!

幼い頃手ほどきを受けたバックギャモン(西洋すごろく)をふたたび祖父に教わりながら故郷へ向かう道中、アレックスは自分自身の人生をもう一度辿り始める・・・。

東西冷戦の歴史に振り回され別々に暮らすことを余儀なくされた祖父と孫が、自転車旅行やボードゲーム「バックギャモン」を通じて絆を修復していくヒューマン・ドラマ。

【感想】
帰郷途中の交通事故から映画は始まる。そして、現在と過去を往復しながらドラマは進行していくが、その過程でこの一家の歴史が見えてくる。

ブルガリアといえば先ず思い浮かぶのがヨーグルト、そしてバラ。
かつてブルガリアが共産圏の一国で、秘密警察(市民警察か)などもあり厳しく情報統制、思想統制されていたとは、この映画を見るまで知らなかった。

この映画の主役、祖父バイ・ダンは、若い頃、自転車競技で優勝して東ドイツに留学。ハンガリー動乱で学生運動に身を投じて、スターリン像を爆破した罪でブルガリアに強制送還されてしまい、15年も刑に服していたことなどが短いセリフの中で明らかにされる。

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バイ・ダンはバックギャモンの名手でもあり、アレックスの7才の誕生日には手作りのバックギャモンのボードをプレゼント。ゲーム仲間の前でアレックスにバックギャモンを教え、アレックスに約束させる。


「バックギャモンは名誉ある戦い、決してお金を賭けてはいけない」と。

娘婿ヴァスコの勤める繊維会社の部長は政府の秘密警察の一員であり、兼ねてからバイ・ダンの動きに監視の目を光らせていた。そしてある日、部長はヴァスコの弱みを突いて、バイ・ダン監視のスパイになるよう強要する。

バックギャモンをしながらヴァスコは義父のバイ・ダンに言う。
 「もう、手詰まりです」。
すべてを察したバイ・ダンは答える。
 「道は必ず開ける。強行突破だ、最善を信じて」と。

バイ・ダンの一言に背中を押され、スパイになるよりは亡命の道を選ぶヴァスコ。
妻と7才の息子・アレックスとともに、ようやくイタリアの難民キャンプに辿り着くが、そこでは悲惨な生活が待っていた。

妻とアレックスを守り、そんな難民生活から抜け出すために、ヴァスコはある決心をする・・・。

それから25年後、亡命先のドイツからブルガリアに初めて帰郷する途中で事故が起きてしまった。故郷を逃れ、歴史に翻弄されたアレックスの両親が気の毒でならない。

一方、政府に目を付けられながらも、渋とく故郷に根を張るバイ・ダンの存在感がすばらしい。
娘と娘婿の死に内心、慟哭しながらも、たった一人の孫を迎えにドイツに向かう。
そして、記憶障害となった孫のためにタンデム自転車でブルガリアを目指す。
ゆっくりと旅することが、少しでも記憶の回復の助けになるかもしれないと・・・。


この映画の中で象徴的に使われるバックギャモンとタンデム自転車。

バックギャモン
世界で最も遊戯人口が多い(3億人)といわれ、日本でも飛鳥時代に大陸から伝わり、「盤双六」として古来から親しまれてきたボードゲーム。

映画では、「人生」を象徴するものとして、ゲームシーンが再三登場。
バイ・ダンはいう。

「人生はサイコロと同じ。どんな目が出るか、それは時の運と、自分の才覚次第だ」

人生とは、天から与えられる「運」もありながら、あくまでサイコロを振るのは自分であり、人生を切り拓いていくのもまた自分自身なのだと。

ラストの感動的なシーンにもこのバックギャモンが使われている。

タンデム自転車
自らの力でこぎ出さなければ前に進まないし、二人のこぎ手の息が合わなければ前に進めない。そして素晴らしいのは寄り道をして新たな発見もできること。

その他にも、子供の頃にアレックスが大事にしていた赤いミニカーが、現代のアレックスにとっても非常に大切なアイテムとして効果的に使われている。

厳しい社会状況を背景にしながらも、端々に温かいユーモアがいっぱいのジワリと感動がこみ上げてくる素敵な作品だった。

バックギャモンといえば、私も盤まで買ってハマっていた時期があった。
対戦相手がいない時はPCゲームのバックギャモンを。ある時は無料のオンラインでバックギャモンができることを知って時々はオンラインバックギャモンを楽しんでいた。このオンラインバックギャモンは世界中の人がアクセスできて、ヨーロッパやアジアの知らない人たちとバックギャモンを楽しんだりと。サイコロを振って駒を進めるゲームなので言葉は不要だし。

日本ではマイナーなイメージがあるけど、ヨーロッパではメジャーなゲームなんだとこの映画で初めて知った。
さらに、この映画のように、人生を語れるほど奥の深いゲームであることも知らなかったなぁ。

   

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2013.09.27

小説『サクリファイス』:自転車ロードレースを舞台にした青春ドラマでありサスペンスドラマ。ロードレースのルールが分かると同時に、その奥深さがよく分かり、サスペンスとしても面白かった!

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ここ数日、資料読みの日々。
約29冊・・・といってもほとんどコミックなんだけど。

その中でとても面白かったのが小説『サクリファイス』(中島史恵著)。

自転車ロードレースといえば映画『シャカリキ!』(2008年・監督:大野伸介)を観た程度で、ほとんど未知の分野。

有名なロードレース、ツール・ド・フランスは名前だけは知っているし、ヨーロッパでは自転車競技はとても人気のあるスポーツらしい・・・とその程度の知識しかなかった自転車競技に無知の人間でも、とても面白く読めた。

高校時代、陸上のトップアスリートだった主人公はいつも優勝を期待されるプレッシャーにさらされており、

一番になることに、どんな意味があるのか?

と心に鬱屈したものを抱いている。その彼が

一番を目ざさなくてもいい」スポーツ、

自転車ロードレースと出会う・・・。

ロードレースは個人競技に見えて、実は団体競技。エースが優勝するためには優秀なアシストが必要であり、主人公はそのアシストの道を選ぶ。

アシストは自分の勝利を犠牲(サクリファイス)にして、エースのために働く。

そんなロードレースの人間模様に“ある事故”を巡ってのサスペンスが絡まり、ドンデンに次ぐドンデンで、さらなる壮絶なサクリファイスの事実が見えてくる。

その事実が明らかになった時、思わず涙がこみ上げた。

人間ドラマと同時に、ロードレースのルールや魅力を知るにはとても良い一冊でした。

小説を原作にしたコミック『サクリファイス 1~3』(漫画:菊地昭夫)も読んだけど、とても原作に忠実に書かれていた。絵は迫力あります!


  

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2013.09.25

車券、初めて買ってみた! ガールズケイリン・A級ガールズ決勝観戦記。やっぱレベッカ・ジェームズ (英)は強かった!

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9月23日(月・祝)は立川競輪場 にて「報知ゴールドカップA級ガールズ決勝戦」観戦してきました。取材です。仕事の事前取材。でも、仕事といいつつ、なんかワクワクしているのはなぜbicyclesmilebicycle



ところで、先日、京王閣に行った時は・・・
教訓:たとえどんな風雨が強くても、競輪は車で行くべきではないっ!

と書いたけど、その舌の根も乾かないうちに、立川へは車でcardash
だって、だって、立川は市営競輪で駐車場2カ所 計1320台分がタダ、無料ですと。
京王閣6カ所合わせた台数の3倍以上の収容力!
順調に行けば30分くらいで着くし(京王閣も同じくらいの時間)、電車やバスを使うより早いし。

というわけで、立川ではスムースに無料駐車場に入れました。ホッ。

競輪場には12時15分着。ちょうど5Rのガールズ一般決勝が終わったところで、小林莉子選手(20才)が1着だったよう。9月15日の京王閣では3着。小林選手、ホームバンクの立川で頑張りました!

flair※ガールズ一般決勝:決勝まで進めなかった選手の中でのトップ争い

目的のA級ガールズ決勝戦(9R)の発走(14時33分)まで約2時間近くあり、まずは競輪場内をブラブラ。

全体の雰囲気としてバンク(競走路)の周長が同じ400mなのに京王閣よりは立川のほうが広くて開放感があり、キレイな感じ。
これは立地が大きく影響しているのかも。京王閣のある調布は立川よりはずっと都心に近いし、地価も違うだろうし。

flair※開設は京王閣1949年(昭和24)、立川1951年(昭和26)

密かな楽しみとして、場内グルメがあるんだけど、これは京王閣のほうが良かったかも。お一人さまに慣れているワタシといえども、あの雰囲気の中、さすがに女子一人で男子の中に分け入って“飯を食う”ってのはちょっと・・・。その点、京王閣は池の向こうにカフェと名のつく(といっても食堂だけど)食べ処があって一人でも落ち着いて食べることができたし。

ザッと全体を歩いてからいよいよメインスタンド下の野外席へ。
金網にへばりつくようにして6R、7R(男子)を観戦。目の前を選手たちが駆け抜けて行き、ラインの読み方もなんとなく分かり、いつ、どのラインが仕掛けていくのかドキドキ。ジャン(打鐘)が鳴ってからの熾烈なトップ争いは迫力あります。

flair※ジャン(打鐘):残り1周半で打ち鳴らされる鐘

レースは面白かったけど、京王閣と雰囲気が違う・・・・・。それは何かというと、野次がほとんどないんだわ。レースによって違うんだろうけど、今日の立川はなんとなくお客さんがおとなしい。野外席の熱い野次を期待、楽しみにしていたのに、その意味では期待はずれ。

野次が聞けないのなら、今日は初めてのことにチャレンジしてみようと、特別観覧席 に行ってみることに。
特別観覧席は全席指定席でロイヤル席(5000円)以外の3階4階席は500円。警備のおじさんと売り場のおねいさんに教えてもらって、スタートラインがよく見える3階席の一番前の席をゲット。

「この席なら目の前で選手が見れるよ」と笑って教えてくれたおじさんの言った通り、スタートラインが目の前だった。

特観席は全席にデスクがついており、灰皿までも(ワタシは喫煙席を選んだけど、全体的には禁煙席のほうが多い)。自販機のコーヒーはなんと50円!
煙草を吸いながら、コーヒーを飲みつつ、車券購入のためのマークシートにチェックを入れていく(ほとんどオッサン化しとるがなhappy02 )。快適快適!

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そしていよいよ人生初の車券購入にチャレンジ。
京王閣でもそうだったけど立川もマークシートとお金を発売機に入れるだけで購入できる。だけど、マークシートが正しく記入できているかどうか自信がなかったので、二つしかない窓口のおねいさんの所で購入。やっぱ、ワイドの書き方が間違っていて、改めて書き方を教えてもらい、予想してきた車券、全無事購入。

準備が整ったところで余裕を持って8Rを観戦。
そしていよいよ、待ちに待った9R「報知ゴールドカップA級ガールズ決勝」。

よほどの波乱がない限り1着2着はほぼ決まり。
1着は特別参加のレベッカ・ジェームズ  (21才・英)。日本初来日だけど自転車競技世界トップクラスの実力を発揮して、日本での勝率は100%。ここまでで出た5試合全1位sign01

2着は日本のガールズケイリントップアスリートの石井寛子 (27才)。直近4カ月の平均競走得点順位は加瀬加奈子(33才)に次いで2位だけど、加瀬は自動車事故の影響とかでここ最近のレース参加を自粛中のため日本ではダントツで石井押しです。

問題は3位。その他の日本選手誰もが可能性があるけれど、忘れてならないのは2人目の特別参加選手ペイジ・パターソン (19才・ニュージーランド)。二度目の来日で今回はまだ一度も1位はないけど、レベッカ・ジェームズに触発されてかなり頑張るのでは。

ということで、やってきました発走の時間。

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↑写真上の白ヘル1番が石井寛子選手、下の黄ヘル5番がレベッカ・ジェームズ選手、赤ヘル3番がペイジ・パターソン選手。

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1625m.4周の競走の始まりです。

後方から走ってきた先頭員がスタートラインを通過すると同時にスタートの号砲が鳴り一斉にスタート。選手は位置取りをしながら先頭員の後を走ります。


※先頭員(先頭誘導選手)
  :競争選手を誘導する選手。車券の対象とはならない。

   一定のペースを保つため、周回ごとに基準となるタイムが設定。
     また、風よけの役目も果たしている。


ガールズケイリンは2012年にケイリンがオリンピック種目に正式に加わったためルールは「先頭固定競走(インターナショナル)」に則して行われます。男子の「先頭固定競走(オリジナル)」よりは厳しいルールのようで、例えば先頭員の後方車輪を絶対に越えてはならないとか。男子を見ていると先頭員の後方車輪より選手の車輪が前に出ていてもOKのよう。
(※まだ競輪に詳しくないので、解釈が間違っていたらすみません)

先頭員は400m.バンクの場合、残り1周半で退避。丁度残り1周半でジャン(鐘)が鳴り響くので、先頭員が退避するとここからが本当の勝負。トップを競って熾烈な争いが繰り広げられます。

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最後の1周で中盤にいたレベッカ・ジェームズ選手が猛然と追い上げ開始。グングン前の選手を抜いてトップでゴール。石井寛子選手は2着。3着はペイジ・パターソン選手。
大本命そのままのレース展開でした。

1着と2着の差は3車身。この差が世界との差ということでしょうね。

4着は増茂るる子選手(21才)。ホームバンクの立川で頑張りました。
5着:矢野光世(22才・福岡)、6着:田中まい(23才・千葉)、7着:白井美早子(25才・大阪)。各選手、みんなみんな頑張りました。


競走後、クールダウンも兼ねて1周して敢闘門(選手の入場門)に戻っていく石井選手とレベッカ・ジェームズ選手。↓

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レースの興奮が落ち着いた頃、レベッカ・ジェームズ選手の優勝インタビューと、ニュージーランドから参戦のペイジ・パターソン選手のご挨拶。両選手ともとってもチャーミングsun

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ワタシも10Rをゆっくりと見て興奮をクールダウン。

え、払戻し金? ほぼ+-ゼロでした。堅く大本命をメインに買ったので倍率は1倍ちょっとだったりして。

かくて立川競輪場でのガールズケイリンの観戦終了。
一応、これで競輪場での観戦実地取材は終わりになるかな。

車券を買うのも、この先あるかどうかは分からないけど、面白い体験ができました。
タイムと着順を競うスポーツとしてのケイリンは、まさに心技体が一体となった競技であることを身をもって知りました。

一方、ギャンブルとしての競輪はそれはそれは奥の深い競技。ライバルたちの脚質やレーサー(競輪用自転車)のギヤ比、風向き、風速、バンク周長などいろいろな要素を考えながら駆引きしてトップでのゴールを目指す。

ガールズケイリンは昨年から始まったばかりで、全選手51名 。これだけなら選手情報は把握できるけど、男子選手はプロスポーツの中で最多の約2800人。過去の成績などをチェックして・・・となると賭けるにはちょっと怖気づいてしまいますcoldsweats01

賭けなくても、特別観覧席で選手たちの駆引きとスピードを楽しむ・・・これって結構デートにもいいかも、なんて感じました。

競輪と同時にロードレースなどもルールがちょっと分かってくると面白いものですね。
これからも自転車競技、機会があれば見ま~すっsign03


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2013.09.16

競輪場初体験。ガールズケイリンを観に行ってきた!+加藤ミリヤのミニライブ!

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9月15日(日)は調布の京王閣 にて競輪初体験。目的は「ガールズケイリン 」の観戦、取材。

京王閣では9月12~16日にファン投票で選ばれた人気選手たちによる第56回オールスター競輪が行われており、15日の9Rは女子選手たちによる「ガールズケイリンコレクション」。


danger 9月16日(月・祝)の最終日は台風の影響で17日に順延!

女子競輪のこと、というか競輪のこと自体全く知らなかったんだけど、ある企画のために9月に入ってから(女子)競輪について猛勉強。

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女子競輪はなんと昭和20年代から始まっている。

1948年(昭和23)に競輪が初開催(小倉競輪場)になったと同時に女子競輪も始まる。

1949年(昭和24)10月に開催された第2回全国争覇競輪(川崎競輪場)より女子競輪も車券発売の対象となる正式レースに。

最盛期の1952年(昭和27)には669名もの女性選手が在籍したが、さまざまな理由で次第に減少。

1964年(昭和39)8月、女子競輪は中止された。末期まで残っていた女子選手は230人。中止と同時に登録が抹消されて全員が引退。

当時はプロの女子スポーツ選手というのは全く注目されなかった。

ところが昭和40年代以降、ゴルフの樋口久子や、ボウリングの中山律子、須田開代子、プロレスのマッハ文朱の出現や活躍で日本でもやっとプロの女子スポーツ選手が注目を集めるようになる。

世界を見ると、2002年(平成14) 世界自転車選手権でケイリン女子が実施されている。

2008(H20)以降、エキシビジョンとしてガールズケイリン行われるようになる。

2008年には、北京オリンピックの自転車競技女子日本代表に佃咲江と和田見里美が選出され、佃咲江が自転車トラックレース(女子スプリント)、和田見里美が2万5,000メートルポイントレースに出場。

2009年(H21)11月 JKA より2012年3月から女子競輪の開催復活が発表される。

2011年(H23)5月  ガールズケイリン第1回生(日本競輪学校第102期生)、18才から48才の36人が入学。

2012年(H24)  ロンドンオリンピックより、「女子競輪」が正式種目に決定。

                  5月  102期の卒業生33名が競輪選手(A級2班)として正式登録。
        7月  平塚競輪場を皮切りとして48年ぶりに女子競輪が開催され、プロ
            スポーツとしてのガールズケイリンが始まる。
        12月28日 ガールズグランプリ 京王閣競輪場で第一回開催
            ガールズケイリンで好成績を収めた選手7名が一発勝負(一回
            勝負)で覇を競う競輪(競走名:FII)
            初代チャンピオンに輝いたのは小林莉子選手(102期生)

2013年(H25)8月現在
        ガールズケイリン登録選手は全51名(日本競輪学校102期、104期)

        19才    1人
        20才台  35人
        30才台  12人
        40才台   2人
        51才    1人 (48才で競輪学校受験、合格)

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19才から51才までの51人がプロの競輪選手として活躍。
この選手たちのスポーツ前歴を見ると、かつてスピードスケートの橋本聖子(現国会議員)が自転車競技でバルセロナとアトランタオリンピックの出場を果たしたように、自転車競技以外のスポーツで好成績を持っている人が多く、もともと優れた身体能力を持つ女性たちがプロの競輪選手になっている。

また各選手の身長を調べたら、一番小さい選手で149.3cm、一番背の高い選手で180cm。なんと約30cmもの身長差。

ケイリンは、年齢も身長も関係なく、操車テクニックと駆引きと気力で誰にでもチャンスのあるスポーツだということがよく分かる。

また、2013年の自転車競技ナショナルチームの強化指定選手に女子5名のうち102期生2人(加瀬加奈子・中川諒子)、104期生1人(石井寛子)の計3人が選ばれており、自転車競技の世界選手権ワールドカップ、そしてオリンピックを目指している。

競輪といえばなんといっても“ギャンブル”のイメージが強かったけれど、ガールズケイリンを調べるほどに、プロのアスリートとして自らを磨いている彼女たちの姿が浮かび上がってきて、ガールズケイリンがとても魅力的なスポーツに見えてきた。

そういうわけで、ぜひ、彼女たちのレースを実際に見たい!との思いが強くなり、京王閣に馳せ参じたわけ。

この日は本来なら一緒に企画を練っている先輩脚本家らと行く予定になっていたけど、午前中の台風による風雨に先輩らは京王閣に行くのを中止。

よほどの風雨でも競輪は中止しないとネットで見ていたので、私は迷った末に一人で行ってみることに決めた。これほどの風雨だったら駐車場も空いているだろうと予測して、車で京王多摩川に向かった。

が、この時、すでに私の予測は大きく外れてしまった。なんと午前中の風雨が嘘のように午後からは晴れてしまったのだ。

で、心配したとおり京王閣近辺の6ヶ所の駐車場はどこも満車。しばらく待って、ついに自宅でテレビ観戦するしかないか、と諦めかけた時に運よく空いた駐車場に車を入れることができた。

教訓:たとえどんな風雨が強くても、競輪は車で行くべきではないっ!

そういうわけで、なんとか京王閣の入り口まで辿り着いたが、入場の仕方が分からん・・・車券のマークシートの書き方が分からん・・・。
前日、ネットの「ほんとに初歩の競輪ガイド」でシュミレーションしたのに、マークシートの種類が違っていたりでシュミレーションが何の役にも立たずに右往左往。

一応、マークする選手は決めていたんだよね。
雨予想で、バンク(競争路)の状態が悪い時は先行逃げ切りが有利との事なので、選手の成績から一押しは先行で一位最多の4番の中川諒子選手、次に外せないのが1番の石井寛子選手、そして2番の中村由香里選手も。というわけで1-2、1-4を買いたかったんだけど、マークシートの書き方が分からんので(単、複ならわかるけど“ながし”とか“ワイド”がわからなくて)、車券を買うことは断念。少し早い目に野外席に行って、競輪場とお客さんの雰囲気をじっくり観察することに。

野外席に行くと8Rの男子のレースの発走直前だったので、このレースを観戦。
競輪は単独のレースのように見えて、実はライン(チーム)を組んでの駆引きのレースだと予習していたので、そのつもりで見ていると、ラインというのがよく分かった。

先行”、“まくり”、“差し”もなるほどという感じ。

お客さんの野次も一部過激だったりして、周囲が苦笑していたりと、人間模様もかなり面白かった。

8Rが終わると、なんとバンク内で加藤ミリヤさんのミニライブが始まった!

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ミニライブ終了後にいよいよ9Rのガールズケイリン発走。
男子は9車だけど女子は7車によるレース。車番による色分けは男子と同じなんだけど、なんとなく女子はユニフォームも華やかな感じがする。

傾斜角度約32度のバンクを駆け抜け・・・

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順調にレースが展開し、最終周回に入ったところで、二選手が接触して落車。野外席では思わずアーッっという悲鳴のような声が上がった。
ユニフォームの色から落車した一人は中山麗敏(リービン)のようで、私も心配になってずっと落車した選手を見守っていた。その間に、石井寛子選手、中川諒子選手が1、2位でゴール。一番人気だった石井選手はさすが。3位は小林莉子選手、中村由香里選手は4位だった。

詳細はコチラ

野外席で一番声援が大きかった中山麗敏選手、落車後動けなかったようで心配。全治42日間の重傷とのこと。落車したもう一人は山原さくら選手で全治7日間とのこと。

詳細はコチラ 

この後、10Rの男子のレースを見てラインを復習。
朝から何も食べてなかったので、競輪場内の池に面したカフェ「ウィスタリア」で具沢山のタン麺を完食。

車券を買えなかったのは残念だったけど、それ以外は充実した競輪
体験だった。

女子選手たちのパワーをもらって、誰もが元気になれるような作品が作れたらいいなぁ!

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