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2013.12.14

二つの恋わずらい、そして現実世界に帰還!

ふ~っ、今回はちょっと難儀だった。

一つは50年の恋にどっぷり……
あ、仕事でです。

現在と50年前と時間移動の繰り返し。
東京と北海道と空間移動の繰り返し。

あっちやこっちやと時間と空間を移動すること3週間余。
最後のほうは、現実と創作世界が入り混じって、そんな時に電話がかかってくると、ふとデジャブに絡め取られるような不思議な感覚。

12月12日、夜、ようやく原稿を送り終え、1日過ぎて、ゆるりと現実に戻ってきました。



12日はあの人の誕生日でもあり命日でもあった。

『小津安二郎生誕110周年』の小津作品日替わり無料配信 、12日は世界に誇る名作『東京物語』

『東京物語』はこれまで何度も見ているけど、せっかくならこの日に見たい!

というわけで、日が替わる30分前から見始めたけど、体力の限界には勝てず、やはり途中で寝落ちしてしまった・・・
(配信が終わる直前にアクセスすれば、日付が変わっても見ることができる)

1日1本配信で今日14日でちょうど配信は30作品目。
どんなに忙しくても……となんとか27作品は見ることができた。

毎日毎日、1日1本見て、見ている間だけでも小津世界に浸っていると、小津さんの世界のすごさを感じ、いつの間にか小津監督に恋しているような、ワクワクドキドキ、そして切ない気持ちになってしまう。
サイレント作品は『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』(1932)しか観たことがなく、この作品はサイレントの名作だと思っていたけど、今回、他のサイレント作品も沢山見ることができ、構図の見事さと同時に、セリフを使わずに映像表現だけでドラマを描くということについて、多くのことを教えられたような気がする。

実はどんな作品でも1本見るごとに、作品について調べて記録をするのが習慣になっているので、小津作品も『東京物語』のような135分の作品でも、『突貫小僧』のような13分余の作品でも、調べてみれば必ず新しい発見があり、どんどん小津作品の面白さが分かってくる。

仕事が落ち着いたら、小津作品に関してきちんとまとめたものをUPしようと思っている。

110周年で1日1本観始めるまでは、いわゆる有名作品数本しか見てなかったけど、もし、もっと早くにサイレント時代の作品を沢山観ていたら……と思うと、ちょっと後悔。

当分、小津さんへの恋心は続きそう……



    

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