現役探偵氏に話を聞く……知ってるようで知らない探偵の世界
12日は久々に池袋へ。
「MR」というのは「Mission・Research」の略で、大手総合探偵社(株)MRが主催する、探偵を主役にした小説コンクールの説明会。
放作協のメルマガ経由でこの無料説明会のことを知り、これは行ってみなければ……と。
シナリオライターになってしみじみ思ったことの一つに、「警察関係者に知り合いが欲しい」ってことがある。取材したくても難しいからね……。
同じように、探偵という職業もそう。
小説、コミック、テレビ、映画などなど探偵の登場する作品には数多く接してきて、なんとなく知ってるようで、知らない世界。
創作はあくまで創作であり、現実に囚われる必要はないけど、ただ現実の基本だけは知っておかなきゃね。
2時間余、みっちりとお話を聞いて、受講者全員に本まで。
ありがとうございました!
ちなみに、個人的な探偵との係わりというと……
ありますあります。日本ではなくアメリカの探偵氏にお世話になったことが。
かつて、ネットを使ってメル友などを“恐喝”していた困ったちゃんがいて。
ある経緯でその困ったちゃんと係わりができて、調べてみると、なんと被害者が次々と。困ったちゃんが被害者たちに要求していた金額は総額1000万円以上。
なぜ、そんなことに? ……シナリオライター魂に突き動かされて、被害者たちに会って話を聞きました。
幸か不幸か、困ったちゃんはとても自己顕示欲が強い人で、自分のサイトやBBSに自分自慢がたっぷり。加えて、“恐喝”の手口がネット上で被害者の個人情報をバラすという手口だったので、困ったちゃんのことも被害者たちのことも簡単に知ることが出たのです。
被害者の中には、小・中学校時代の幼馴染もいたので、困ったちゃんが幼少期を過ごした家までも判ったりして。
ますます、なぜ? は深まり、困ったちゃんがなぜ困った人になってしまったのかに強い関心が出てきて、ついに困ったちゃん本人に会ってみることを決意。
ただ、困ったちゃんはアメリカ在住の日本人。国境のないネットを通じて、メル友になった人たちを餌食にしていたわけです。
会いに行くにしても、地理もわからぬアメリカの大都会にBroken Englishで一人乗り込むわけにも行かない。
そこで偶々見つけたのが、その大都会に住んでいてアメリカの探偵ライセンスを持つ日本人。即、メールでやり取りして仕事を依頼。
まず、ネットに書かれていた困ったちゃん情報の真偽を調べてもらい、困ったちゃんの現住所を確認。真偽が確認された上で、アメリカに向かいました。
空港の送り迎えから、情報の確認作業、張り込み、そして束の間の観光には探偵氏の奥様が付き合ってくださり……。
あ、日本でも困ったちゃんの家族に会ってみたいと、幼少期の家から始まって最後に引っ越した場所までは行けたのだけど、そこで消息はプツリ。探偵社というか興信所に頼む手もあると調べたところ、かなり高額になりそうで、この線は諦めました。
この困ったちゃんのことは「なぜ、そうなってしまったのか? なにがそうさせたのか?」は未だに不明で、私の宿題の一つでもあります。
MR探偵小説大賞 詳細
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
説明会が終わってから、一緒に受講した学生君たちと軽い食事に。
ネットで見つけたイタリアンのお店だけど、美味しい上にコスパ抜群!
人気店らしく、開店前から並んでたので、今度からは予約して行ったほうが良さそう。
我々は並び人トップだったので、奥のソファー個室でゆっくり静かに話ができたし、1日5食限定の金の渡りガニパスタにもありつけた。ゴルゴンゾーラのクリームパスタも濃厚で美味しかった!
(※写真は全お店のHPより)
満足な1日に感謝!
| 固定リンク
「セミナー・講座・公演」カテゴリの記事
- テレビ朝日アスク脚本講座 初級講座&上級ゼミ休講決定(2020.03.26)
- PIA FILM FESTIVAL へ行ってきた(2018.09.10)
- テレビ朝日アスク 脚本講座 後期特別講座ご案内(2015.11.08)
- テレビ朝日アスク脚本講座 第1期短期集中特別講座終了。7月から脚本ブラッシュアップ講座開講。受講生募集中です!(2015.06.27)
- 現役探偵氏に話を聞く……知ってるようで知らない探偵の世界(2014.10.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント