都内の電車移動でバリアフリーの現実を体験!
昨日、電動車いすのNさんと一緒に電車に乗ってみた。
経路は①中央線・東小金井を出発→②東京駅で京浜東北線に乗り換え→③蒲田駅ホームでNさんと合流→④品川駅で山手線乗り換え→⑤目的地・池袋
①東小金井駅は上下線とも改札階からホームへのエレベーターあり
②東京駅中央線ホームから京浜東北線ホームへと駅構内を移動途中、車いすを含めてお手洗いの表示がとても大きく分かりやすい。
改装されてから初めて行った東京駅のお手洗い。女子トイレは空室の電気掲示板があってびっくり! 進化してる!
待ち合わせの時間ぎりぎりになりそうなのでエレベーターチェックできなかったけど、構内地図を見る限り各ホーム行きのエレベーター や構内にはスロープ が設けられたりと移動には支障なさそう。
③蒲田駅の京浜東北線上りホームのエレベーター前に行くと、Nさんだけでなく他に2人の車いすの方、そしてサポートしてくれる駅員さんがすでに待機していた。
電車が到着すると、駅員さんは手早くスロープ板を置いてNさんはじめ3人の車いすは無事乗車。
蒲田駅はNさんが毎日通学に使っている駅で駅員さんの対応もとてもスムース。
Nさんによると、乗車した駅で下車したい駅を伝えると、リレーのように連絡が行き、それぞれの駅で駅員さんが対応してくれるとのこと。
④まさにその通りで、乗り換えの品川駅ではスロープ板を持った駅員さんが待機していて、乗り換えもスムースにできた。
(品川駅のエレベーター)
⑤池袋駅でも駅員さんが待機。中央改札を出て地下通路を通りパルコのエレベーターで地上に出る予定。一応、池袋地下街の地図をプリントアウトしてきたのだけど、駅員さんがとても親切で「東口のビックカメラの前に行きたい」と伝えると、その場所に一番近いパルコのエレベーターに乗り地上に出るまでずっと車いすを押してサポートしてくれた。
日曜日で人出も多く、また地図を頼りにでは分かりにくかったエレベーターの場所。2人だけでは多分迷ったと思う。駅員さんに感謝。
(移動するのに手一杯で、写真は撮れなかったです)
③~⑤は駅員さんたちの連携がきちんと出来ていて、ほとんどストレスなしに移動でき、JRのバリアフリーに感心。
③で電車に乗り込んだNさんは、左右のドアのちょうど中央に車いすを停めた。(車いすのスペースがない車両で)。で、その位置で停めたことに「なるほど!」と思った。駅によっては左右どちらのドアが開くか分からない。そのため乗降客の流れを遮らない位置というと、中央になる。
「人の流れを遮らないように」と端のほうに行くのかなと思っていたけど、通路の端に車いすを停めると、却って座る人や乗客の通行に支障を来たす……とやっと気がついた。
さすが、車いすのベテランのNさん! ずいぶん昔……東京に来て間もなくで、シナリオの勉強を始めた頃だったか……「車いすと一緒に町を歩こう」と呼びかけるグループがいて、参加したことがある。
横浜の関内の馬車道辺りだったか、車いすの皆さんをサポートしながら一緒に歩いた。
その時、一番印象に残ったのは、歩道の緩い傾斜。見た目に傾斜は感じられないけど、車いすだとわずかな傾斜でも真っ直ぐ進むのには支障が出るということを体感。
もう30年近くも前で、当時は電動車いすはかなり高価で、介助者が手押しする車いすが主流の頃。わずかな段差はもちろんのこと、わずかな傾斜でも、真っ直ぐに進もうとすると介助者にもかなりの力が必要とされた。 しかし、平成12年(2000)に施行された交通バリアフリー法や 平成18年(2006)のバリアフリー新法などで、日本の駅や道路におけるバリアフリーが進化しているということを今回実感した。
誰もが行きたい時に行きたいところに行ける自由を。
街中の至るところにある段差は、今でも車いすやベビーカーなどにとっては大きなバリア。
高齢化社会も含めて、バリアフリーがますます進むことを期待したい!
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