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2016.01.01

今年は・・・来し方行く末を思う

◆昨年観た映画は257本。

 ほとんどがレンタルDVDがネット視聴。
 ネット視聴はGyao! U-NEXT Netflix がメイン。
 著作権フリーの古い作品はYoutubeニコ動で。チャップリンやバスター・キートン、それから日本の古い名作も結構見ることができる。

◆テレビドラマも今はネットでまとめて観ることができる。

 というわけで昨年は以下TVドラマを連続視聴、もしくはシーズン単位で“まとめ見”。

ワンス・アポン・ア・タイム S1』(ファンタジー)
プッシング・デイジー S1・2』(ファンタジー)
恋するマンハッタン』(シットコム)
The OC  S1 』
ビッグ・バン・セオリー S5』(シットコム)
チャーリー・シーンのハーパー・ボーイズ S1』(シットコム)
Dirt/ダート:セレブが恐れる女 S1・2』
ダニーのサクセス・セラピー S1』
刑事マードックの捜査ファイル S1・2』
ドレスデン・ファイル』(製作総指揮ニコラス・ケイジ)
コールドケース S2・3 』
ALCATRAZ/アルカトラズ』(製作総指揮:J.J.エイブラムス)
WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! S6』(製作総指揮ジェリー・ブラッカイマー)
カイルXY s1~4』(SF)4日間で43話視聴!
パレーズ・エンド』(米・英、ベネディクト・カンバーバッチ主演)
名探偵ポワロ S1』(英、デヴィッド・スーシェ主演)
シャーロック・ホームズの冒険』(英、ジェレミー・ブレット主演)
ブライズヘッドふたたび』(英、ジェレミー・アイアンズ主演)
一番最近見たのは数日前・・・

Gracefrankei

グレイス&フランキーS1』(2015)Netflixのオリジナルドラマ。
まさかジェーン・フォンダが主役とは知らずに何となく見始めたんだけど、設定やキャラがすごく面白くて全話見ることに決定!
内容はというと、ジェーン・フォンダマーティン・シーン夫婦、リリー・トムリンサム・ウォーターストン夫婦。この二組の夫婦を中心に話が進む。といっても、1話から二人の夫(マーティン・シーンサム・ウォーターストン)がゲイで愛し合っていることをカミングアウト。二組の夫婦は離婚するところから話が始まる。

で、上手いのは妻同士がライフスタイルや性格の違いから犬猿の仲という設定で、その犬猿が一緒に住むことになり、さてこんなにも違う二人が一緒に住んでいくことができるだろうか・・・というセントラル・クエッションが明確で、コメディタッチで笑わせながらグイグイと見させていく。

で、で、メインの年齢がな、なんと
ジェーン・フォンダ(78):ピーター・フォンダ(『イージーライダー』)のお姉さん。絶対78歳には見えないほど綺麗!
リリー・トムリン(76):『9時から5時まで』 (1980)の顔の長いあの人。年をとってもコメディエンヌ。
マーティン・シーン(75):エミリオ・エステヴェス(長男)、チャーリー・シーン(次男)のお父さん。この前『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ『』にゲストで出てるのを見たばかり。
サム・ウォーターストン(75):TV『ロー&オーダー』の顔の一人(未見)


平均年齢76歳・・・


マーティン・シーンとサム・ウォーターストンの ラブラブおじいちゃん同士のキスは見ててハラハラ(笑)すると同時になんだか微笑ましくなるのが不思議。

企画・製作総指揮は『フレンズ』の製作総指揮・脚本のマルタ・カウフマン
全13話の内、9話目くらいで寝落ちしてしまったので、今年のTVドラマはこの続きから始まりそう。

日本のドラマは『アンフェア』、アニメ『俺物語』、『ルーズヴェルト・ゲーム』、『ごんぞう』をそれぞれシリーズ一挙見。
相棒』は観たい回だけをDVDでピックアップして視聴。
おかしの家』は最終回を見逃してしまって、残念。


アメリカで製作されたテレビドラマを見ているとAストーリーとB、Cストーリーの絶妙な構成、それによってドラマ全体がテンポアップされスピード感ある展開となり、何よりもセントラル・クエッションが明確で視聴者の関心をぐいぐい引っ張って行く・・・。

アメリカは日本と比べ物にならないほど多チャンネルで、視聴率競争が激しい。そこを生き抜くために製作者も脚本家も他にはないドラマを探し、絞り出している。


アメリカのドラマはスゴイ! いったいどんな体制でそれらのドラマが生み出されているんだろうか? と常々思っていたところに、それに答えてくれる本が出版された。

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『人気海外ドラマの法則21—どうして毎晩見続けてしまうのか?』

ニール・ランドー (著)、 シカ・マッケンジー (翻訳)
フィルムアート社 刊

シカ・マッケンジー さんは、東京フィルムセンター映画俳優専門学校の講師仲間で、アメリカの映画・テレビ事情に詳しくて、いろいろと教えていただいている、とても素敵な女性!

アメリカ・ドラマの面白さの秘密を知るには最適の本で、かつ、アメリカと日本の製作体制の違いについても詳細に書かれており、とても勉強になる本です!!!




今年も、出来得る限り映画・テレビドラマ、見まくる予定です(笑)

 


◆インターネットのこと

初めてパソコンを買ったのは1991(平成3)年。
脚本家デビューの翌年1988(昭和63)年に買ったワープロから、ようやくパソコンに格上げ。この頃はnifty通信が盛んだったかも。ドラマフォーラムなどよく覗いてました。

テレビではまだ「字幕」を付けるという発想がなくて、niftyのフォーラムの中で聴覚障碍者のためにドラマにリアルタイムで字幕を付けようというグループがあって、いろいろと考えさせられました。
その当時に比べると過剰なテロップがあふれる今は隔世の感。

自分でホームページビルダーを買って、ホームページを公開したのが2000年。
加えてブログを開始したのが2001年。
この頃は、多くのポータルサイトなどによる「簡易ホームページ」が盛んで、私もメイン(実名)のHP以外にネットストーカー対策の匿名簡易HPを利用したりしてました。

“誰もが気軽にインターネット”という時代のちょっと前の時代で、ネットに公開する写真に関しても、他人の画像を勝手に掲載したり借用すること(肖像権侵害・著作権侵害)、あるいは(犯罪を未然に防ぐ意味でも)自分の子供の写真さえも掲載には慎重で、「ネチケット」(ネット・エチケット)という自己規制が働いていた時代だった。

そして、気が付けば誰もが自由に、何でもありのSNSの時代に。

ここ数年は、自分が何のためにHPやブログやSNSをやっているのか? 本当に自分にとってそれらが必要なのか? などと考えるようになって、HPやブログ更新が停滞気味に。

つい最近になって、それらの使い分けについて自分の中で折り合いが付きそう・・・。

ということで、今年はブログからの発信をもう少しまめにやって行こうと思う次第。


◆仕事のこと

決定稿まで上がっているけど製作が未定の作品、長年宿題として抱いているテーマ、早く作品として書いておきたいこと・・・などなどやるべきことが沢山。

また、映画史や脚本分析なども毎年、毎年新たな発見があって、掘っても掘っても湧いてくる泉のように興味が尽きなく、勉強したいことが一杯。

後輩たちを育てること=自分を育てることでもあり、脚本を学ぶ後輩たちが早く「なりたいものになれるよう」一緒に頑張って行きたい。


本当に本当に、観たいこと、書きたいこと、やりたいこと、学びたいこと、行きたい所などが尽きぬほどに湧いてきて、まだまだこんなにか「欲」があることって幸せだと思う。


珍しく、来し方を思い、明日からの自分を鼓舞する思いになった年の初め。


今年、こんなふうに思うようになったのは、昨年、50代半ばで逝ってしまったイトコへの無念さと悲しみが自分の中に沈んでいるからかもしれない。同業だっただけに、言葉に出せないほどのショック・・・。

生きている“時”を大切にしなくては・・・




    


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