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2016.03.01

まだら記(3)~DEAR MOTHER

昨夜、9時過ぎに母から電話。

特に何かあったわけではないようで、私の仕事のこととか暮らし向きについて心配してくれてるよう。
認知症が進み、母の記憶から消えていく家族の順番を考えた時、真っ先に消えていくのが私の存在だろう・・・と予測というか覚悟しているので、母から電話をくれるということは“まだ忘れられてない”とホッ。
なにしろ、数年に1度しか帰省しない、親不孝長女ですから・・・coldsweats01

前日の昼間は妹から電話があり、気が付けば2時間近くダベリング。
同じ携帯電話会社で、通話料無料なもので、ついつい話し込んだ・・・

その中で、母の薬についての話が出る。
今現在、母の薬の管理は妹が行っている。
最初の頃・・・まだ、妹が母の認知症を完全受容できてなかった頃・・・毎日の薬の服用は母自身に任せていた。

ところが、毎日飲んでいるものと思っていた薬を、母はほとんど飲んでなかったことが発覚。大病をしたことがなく、薬そのものが好きでなかった母なもので、妹に「飲んだ?」と聞かれるたびに「飲んだよ」と適当に答えていたらしい。
飲まれなかった大量の薬発見以後、妹は目の前で母が薬を飲むのを確認するようにしている。

しかし、それで安心は禁物だった。
数日前、デイ・ケアセンターから電話があり、予想外の事態が発生。

その朝、妹はいつものように母の昼食後用の薬を所定の袋に入れてデイ・ケアセンターへ送り出した。センターでは所定の時間に所定の袋から薬を出して母に飲ませてくれた。
が、が、母は何とその日に限って、自分のポケットの中に薬を持っていったらしい。別の職員が、母がまだ薬を服用していないものと思い、飲ませた。
結果、職員同士の会話で母が二重に(所定の2倍の)薬を飲んだことが判明。
センターから帰宅後、体調の変化など心配になったら、すぐに連絡を・・・とのこと。

母は先ほど飲んだ薬のことをきれいさっぱり忘れて、「あら、まだ飲んでないの?」と言われれば「飲んでないよ」・・・これが認知症coldsweats02

薬2倍の結果はその夜現れ、母は吐き気がひどくて食欲がなかったという。

母の認知症の薬の処方は聞いてないので薬名は不明だけれど、その効果については初期の頃から感じていた。
母とのコミュニケーションは、私の場合、電話のみ。だから、声の調子の変化で母の状態が大体わかる。

妹が母の薬服用で格闘していた頃、母の声が極端に暗いと、「あっ、薬をサボってるな」とすぐ分かった。そういう時の電話の内容は「最近、物忘れが激しくて、自分でも嫌になる」「このままスッと消えてしまいたい」・・・とかひどいうつ状態が明らか。

薬をきちんと飲んでいる時は、声も明るい。
恐るべし、認知症薬の効果!を実感。

この件について、母が自分で薬をポケットに入れて持っていくという、薬に対する積極的行動は喜ぶべきかも。しかし、行動が予測付かず、「油断も隙もならないぞ、認知症め!」って感じ。

昨夜の電話では、ごく普通に母と近況を話し合う。
まずまず、調子は良好・・・。

で、一番心配な亡くなったI叔父のことについて、恐る恐る聞いてみた。
「I叔父さんのこと、寂しくない? 大丈夫?」

母の答え・・・「ああ。Iなら元気にしてるようよ」

・・・・・・・・・・その答え、やはり、ちょっとショック。

「そう・・・それならよかった」と、それ以上は言えなかった。

母が電話をくれるほど元気で、明るければそれが一番happy01

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