2021.01.01

今年は読む、書くをもっと!

昨年、2020年に観た映画・TVドラマ等は

映画(Netflix、AmazonPrime、購入DVD、劇場) 399本
TVドラマ・TVドキュメンタリー等       498話

それまでは年間、映画は350本前後だけど、昨年はコロナウィルス自粛期間があったため、映画の鑑賞本数が増えてしまった。
私の場合、映画・TVは仕事の資料でもあるので、1本観ると、その関連作品を次々と観ていく感じで1日3本とかね。

最近では、
『ミルドレッド・ピアース』(1945)監督:マイケル・カーティス
主演:ジョーン・クロフォード
 “母親の歪んだ愛” つながりで
  ↓
『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』(2011)TVドラマ全5話
監督:トッド・ヘインズ
主演:ケイト・ウィンスレット、ガイ・ピアース
  ↓
『日本の悲劇』(1953)監督:木下恵介
出演 : 望月優子, 桂木洋子, 田浦正巳, 上原謙, 佐田啓二
  ↓ 
『情熱の航路』(1942)監督:アーヴィング・ラパー
主演 : ベティ・デイヴィス

という感じで、一気に見ていく。


『鬼滅の刃』、もちろん観に行きましたよ。
 で、観ているうちに、なんと……三度も……寝てしまった👤

午後から観に行ったんだけど、午前中時間があったので、どうしても気になっていた『ドクター・ストレンジ』(2016)を観てから『鬼滅の刃』に。
それが失敗のもとだった。
『ドクター・ストレンジ』のVFXによる効果は素晴らしくて、迫力満点のシーンが繰り広げられ……。
その余韻を引きずったまま『鬼滅……』を観てしまったものだから、どうも迫力がいまいちで……。

教訓:映画は見る順番も大事!!!

『鬼滅……』は話題になり始めた頃に、TVアニメ版を5話くらい観ただけ。
映画の感想としては、教条的なセリフが多いな……という感じ。
しかし、見せ方によって、こんなにも子供や若者たちに支持されるんだということを、まざまざと教えられた作品だ。
機会があれば、もう一度じっくり見てみよう。


TVドラマは『愛の不時着』(16話)『梨泰院クラス』(16話)は一気見しましたよ。
『私の名前はキム・サムスン』(2005)『雪の女王』(2006)以来のヒョンビンのファンとしては『愛の不時着』つながりで『アルハンブラ宮殿の思い出』(16話)も一気見。

珍しいタイのドラマ『転校生ナノ』(13話 Netflix、学園もの、サスペンス、ホラー)も面白かった。

Netflixで待ち遠しいのは、5人のLGBTQ"ファブ・ファイブ" がアメリカ各地に出かけて行って一人の人間を外見も内面も変身させるプロジェクト『クィア・アイ』
5人はそれぞれ差別で苦しんだ経験があり、彼らの素晴らしいところは依頼人のパーソナリティについては絶対に否定しないところ。
物理的に部屋が汚いとかはズバズバ言うけど、相手の人格は決して貶さない。
なぜか毎回感動してしまう。

と、そんなこんなで読もうと思って買った本がどんどん積読になってしまう……。
今年は、映画・TVドラマと同時に積読解消せねば。

書きたい素材もメモがどんどん溜まっていく……。
これも、きちんと整理していかねば。

やることが一杯ありすぎて、さて、この一年でどれほど課題をクリアできるか、我ながら楽しみです。


  

  

  

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2020.07.18

アニエス・ヴァルダ監督 ドキュメンタリー映画『顔たち、ところどころ』

久々に見終わって幸せな気分に包まれる作品に出会った。
アニエス・ヴァルダ監督のドキュメンタリー映画『顔たち、ところどころ』だ。

アニエス・ヴァルダを知ったのは『ローラ』(1961)『天使の入り江』(1963)ジャック・ドゥミの奥さんとして。
(ジャック・ドゥミ監督作品『シェルブールの雨傘』以前のこの2作品が好き!)

アニエス・ヴァルダ自身、ヌーヴェルヴァーグ・左岸派の監督であることは知っていたけど作品は観たことがなかった。
バイセクシャルだったといわれるジャック・ドゥミを最期まで支え見送った気丈な女性作家という印象だったが、昨年、たまたま『5時から7時までのクレオ』を観て、たちまちアニエス・ヴァルダのファンになった。

そして『顔たち、ところどころ』でアニエス・ヴァルダは憧れの人になった。
どんなに歳をとってもイマジネーションを枯らさず、行動する人。
年齢を感じさせず、無邪気であどけなく、かつ自分の意志を貫く強い女性。

『顔たち、ところどころ』を見終わって「ヌーヴェルヴァーグの祖母」と呼ばれる理由がよくわかる。
こんな風に年を重ねたいと思う。


ゴダールのエピソード……
少し前に『グッバイ・ゴダール!』(2017)を観たばかりで、ゴダールの気難しさは承知していたので、ラストのあのエピソードはゴダールらしくて納得!

『顔たち、ところどころ』


『5時から7時までのクレオ』

『グッバイ・ゴダール!』

 

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2020.03.13

『仮面/ペルソナPERSONA』(1966)と『魔術師』(1958)

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先日、AmazonPrimeでイングマール・ベルイマン 監督の『仮面/ペルソナPERSONA』(1966)と『魔術師』(1958)を発見。思わず続けて見てしまった。
『エクソシスト』(1973)からのマックス・フォン・シドーしか記憶になかったけど、若い頃から怪優だったんですねぇ。ご冥福をお祈りします。

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名優マックス・フォン・シドーさん

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最近、『魔術師』を観たばかり。

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2020.03.03

映画『ある少年の告白』

保守的プロテスタントの福音派(エバンジェリカル)はアメリカの成人人口の1/4を占めるといわれており、レーガンはじめブッシュやトランプも大統領選を勝ち抜くために福音派とタッグを組むアメリカの政治を左右するほどの宗教勢力。
聖書至上主義で、未だダーウィンの進化論を認めず、家族制度を破壊するからと中絶禁止と同性愛禁止を法律化すること目指している。
福音派をはじめとするキリスト教原理主義(ファンダメンダリズム)のことを知っていると、アメリカ映画をより興味深く見ることができます。
少年の両親にニコール・キッドマンとラッセル・クロウ、大ファンのグザヴィエ・ドランも出てます。

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映画『魂のゆくえ』

『ある少年の告白』(2018年 監督・脚本・出演:ジョエル・エドガートン)に続いて観た宗教と信仰をテーマにした映画。
『ある少年の告白』はゲイ矯正施設に入所させられた福音派牧師の息子の実話(福音派のホモフォビアは凄まじい!)

『魂のゆくえ』は環境保護問題と教会のあり方の狭間で苦悩する牧師の話(人間ではなく企業を救済する教会?!)
両作からアメリカの現実が見えてきます。

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【応援コメント紹介】
映画評論家の町山智浩さんから頂いたコメントを紹介します。
「『タクシードライバー』の
 ポール・シュレイダーが
 再び描く、孤独な殉教者の戦い!
 イーサン・ホークは44マグナムの代わりに
 聖書をアメリカの宗教と政治に突きつける!」
 町山智浩(映画評論家)
町山さんにはシュレイダー監督へインタビューもして頂きました!
その模様は発売中の「映画秘宝」5月号に掲載されているほか、
劇場用パンフレットにも収録予定です。
映画の理解がグッと深まるインタビュー、ぜひご一読下さい!
<劇場情報など映画詳細は公式サイトまで>





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2020.02.11

第92回アカデミー賞4冠、ポン・ジュノ監督

第72回カンヌ国際映画祭パルムドール、第77回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞に続いて「第92回アカデミー賞」脚本賞、国際長編映画賞、監督賞、作品賞4冠の快挙、おめでとうございます!!!
『殺人の追憶』(2003)を観て以来、ポン・ジュノ監督とソン・ガンホさんのファンに。
なので本当に、とても嬉しい!!!
数年前から、ポン・ジュノ監督の韓国映画アカデミー時代の短編集『ポン・ジュノ アーリーワークス』を映画学校の脚本の授業の教材として取り上げています。
日本からもアカデミー賞監督が出るよう、授業にも力が入りそう!!!

https://news.yahoo.co.jp/byline/shinmukoeng/20200211-00162516/?fbclid=IwAR2d4SAPw-Ly_fqyu7myippnusWl9Iv3mE4_UqHEZoJlXzpOQc4X08EdZZk

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2020.01.08

ストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』

続いて、同じくストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
(2016)監督トラヴィス・ナイト 脚本マーク・ヘイムズ、クリス・バトラー

アメリカで作られた日本を舞台にした時代劇。魔法の三味線と折り紙を操る片目の少年が出自の秘密を探るべく、壮大な冒険を繰り広げるファンタジーアドベンチャー。
この作品の監督も黒澤明や宮崎駿監督をリスペクトし、浮世絵や水墨画、折り紙、三味線など日本の伝統文化がとてもうまく織り込まれています。
落ち葉の船に使われたカラーペーパーの数は250,000枚、落ち葉の船のシーン撮影に19ヶ月……ストップモーションアニメはスゴイ!

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2020.01.07

ストップモーションアニメ『犬ケ島』

今年最初に観た映画はストップモーションアニメ『犬ケ島』
(2018年アメリカ)
2038年の日本が舞台。犬インフルエンザ“ドッグ病”が大流行し、犬たちはゴミ処理場の島「犬ヶ島」に隔離されてしまう。
主人公のアタリ少年は失踪した愛犬を救い出すために一人で犬ケ島に向かう……。

ウェス・アンダーソン監督らしい独特の世界観、そして黒澤明監督や鈴木清順監督作品へのオマージュに満ち満ちた作品。
和太鼓や歌舞伎などの日本の伝統文化もうまく取り入れてます。

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2018.09.11

『没後20年 旅する黒澤明』と生誕100年ロバート・アルドリッチ『キッスで殺せ』を観る 

PFFで中元雄監督・脚本の『一文字拳 序章 −最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い−』を観た後、所用で京橋から西葛西の映画学校へ。

その後、再び京橋に戻り国立映画アーカイブ開館記念『没後20年 旅する黒澤明』  ポスター展へ。

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世界30か国にわたる黒澤映画のポスター84点、さらにプレス資料など。
ポスターを見ているだけで凄い迫力。
黒澤映画がいかに世界で支持されたかがよく解った。

下の写真は、唯一、撮影が許可されていた2点のポスター。

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18時からはPFF招待作品部門 『女も男もカッコいい! 今こそアルドリッチ』 特集の『キッスで殺せ』を観る。

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『キッスで殺せ』  Kiss Me Deadly 1955年/白黒/105分

監督:ロバート・アルドリッチ
脚本:A・I・ベゼリデス
原作:ミッキー・スピレイン
出演:ラルフ・ミーカー、アルバート・デッカー、ポール・スチュアート
1999年、アメリカ国立フィルム登録簿に登録

【あらすじ】
 私立探偵マイク・ハマーは深夜のハイウェイで謎めいた美女に出くわす。しかし男たちに襲われ、彼女は殺され、ハマーも重傷を負ってしまう。
 事件の真相を探るハマーは助手ベルダを人質に取られながらも、核開発をめぐる陰謀に迫っていく。
 名匠アルドリッチが過激な暴力描写で描く衝撃のフィルムノワール。
 ゴダールらヌーベルバーグ作家たちによって支持され、カルト化。
                               ( eiga.com  より )

前からロバート・アルドリッチ監督、ベティ・デイビスと ジョーン・クロフォード主演の『何がジェーンに起ったか?』(1963)を観たい観たいと思い続けていたので、この機会に同監督作品を観ておくことに。

上映後に黒沢清監督のアフタートークがあるというのも魅力で、この日は朝から夜まで映画漬けでした。

『キッスで殺せ』の冒頭のハイウェイシーンは、なぜかデヴィッド・リンチ監督の『ロスト・ハイウェイ』(1997)をすぐに思い出したけど、もしかして。『キッスで殺せ』のオマージュ?

探偵が主役で、ファム・ファタール(運命の女・悪女)が登場して・・・お~、まさにフィルム・ノワール・・・と思っていたら、ファム・ファタールは早々に消え、次々に女性が・・・。
途中から、主役の行動原理が訳わかんなくなって、思わず笑ってしまったり。
さらにラストのホラー的なオチには、唖然として、内心、大爆笑。

じょ、除染が必要なのでは……(爆)
しかし『アトミック・カフェ』 (1982)で取り上げられていたように「核爆弾がピカッと光ったら伏せて隠れろ!それさえ守れば安全だ!」のプロパガンダが行き渡っていた国だと思うと、このオチにも納得。

なんとも、不思議な吸引力のある作品でした。

白黒で、ロケ多用、即興演出的な展開を見ていると、フランスのヌーヴェルバーグ(1950年代後半から60年代にかけてのフランスの新しい映画運動)への影響も感じた。

※後で調べたら、ヌーヴェルヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールが影響を受けた過去作品の中に『キッスで殺せ』も取り上げられていた。
https://theriver.jp/godard/


黒沢清監督は開口一番「何度見ても、よくわからない」作品とのこと。
「物語の全貌がつかめるようでつかめない。マイク・ハマーという探偵が一貫して謎を追っているが、それ以外のことがほとんどわからない。でも、こちらの目を釘付けにする普通じゃない瞬間がいくつもある」と作品の持つ複雑な魅力を語っておられました。

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<参考>

第40回PFF開幕 黒沢清監督が語るロバート・アルドリッチ



<余談>

シナリオ分析の授業で前期は『チャイナタウン』 (1974年ロマン・ポランスキー監督)を取り上げたが、後期はぜひ、白黒のフィルム・ノワールの名作を一本取り上げたいと思っている。
候補は……

『マルタの鷹』 (1941年ジョン・ヒューストン監督)
 フィルム・ノワールの始まりといわれる作品。
 
『黒い罠』 (1958年オーソン・ウェルズ監督)
 冒頭の長回しで有名な作品。
 ハリウッド映画をとことん風刺した『ザ・プレイヤー』 (1992年ロバート・アルトマン監督)の冒頭の長回しで「長回しといったら『黒い罠』……」を聞いて、即、amazonで注文。
 『市民ケーン』 (1941年)での長回しやクレーン撮影がこの作品でも発揮されている。同時代のヌーヴェルヴァーグの監督たちからは彼らの信奉する作家主義の完璧な実践例として絶賛されたという。

しかし、ワタシ的にフィルム・ノワールといえば……

『第三の男』 (1949年キャロル・リード監督)
 『黒い罠』と同じくオーソン・ウェルズが悪役で登場。最もドイツ表現主義の影響がよく分かる作品で、光と影の映像美や、哀愁を掻き立てるチターの音楽、有名なラストの別れのシーン……すべてに強烈な印象を受けた作品。

どの作品も学生たちに一度は見ておいて欲しい作品。
それぞれに素晴らしく、どれか一本というと迷ってしまう。
後期授業が始まるまでに、決めておきますから(笑)


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