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変わる夏、変わらない夏

セントもラブもいなくなり、10年ぶりに完全に一人暮らしに戻ったこの夏。

仕事部屋から一歩出ると、廊下もリビングもほとんどサウナ状態。

今年の夏はとりわけ酷暑といわれているけど、一人になって改めて、夏ってこんなに暑かったっけとしみじみ思ってしまう。

sun変わる夏

ラブとセントがいた頃は、汗ばみ始めると冷房が必要になった。

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我が家は玄関を入って右に仕事部屋、廊下を挟んで左にリビング・キッチン・寝室。


ラブはどんな時も私が居る場所に一緒について来て、一ヶ所に座ると、ほとんど動かない。


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一方、セントはクッシング症候群という病気のせいもあって、絶えず食べ物を探してウロウロ動き回り、廊下を行ったり来たり落ち着かない。

なので、右の部屋も左の部屋も冷房が必要で、おまけに彼女らが自由に出入りできるようドアを少し開けていなければならない。なので、冷気が逃げないようにろいろと工夫していた。


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ラブはデスクの下か、椅子の横、もしくはすぐ後ろ・・・私が手を伸ばせば触れる場所にいつも居てくれた。

仕事で出掛ける時はリビング側の冷房はつけっ放し。

夏はいつも電気代が恐くて、エアコンを使う分、他の光熱費はできるだけ省エネを心がけた。

中国原産のシーズーは寒さには強いけど暑さには弱いので、彼女たちのためには親が我慢するっきゃないって感じで。

なので、夏はどっちの部屋にも冷房が入り、仕事から帰った時にはリビングだけはいつも冷房が効いていた。

それが、突然、一人になって、冷房の効いた仕事部屋からリビングに行くとほとんどサウナ状態。

ああ、もうあの子達はいないんだと、その暑さに実感させられてしまう。


present変わらない夏

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今でも、スーパーに行くと、あの子達が食べていたドライフードやおやつを買ってくる。

毎日、ドライフードとお水を供え、仕事に出掛ける日は、いつもそうだったように、お留守番のご褒美として少し多めのおやつを供えて出かけます。




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何もかもが、まだ、あの子達が居た時のまま。

あの子達の洋服の棚もそのまま。

まるまる残っているペットシャンプーや目薬やお薬もそのまま。

ラブが使ったトイレシートさえも愛おしくて捨てられなくて、ラブが最後に食べ残したフードも私の宝物。

セントの時もラブの時も、最後に病院に駆け込んだ時に彼女たちの体を包んだのはロイヤルコペンハーゲンの白いバスタオル。

そのバスタオルは今、仕事中は膝の上に、寝る時は抱き締めて、まるでライナスの毛布です。


これまで祖父たちや祖母たち、またお世話になった人々・・・いろんな大切な人を亡くしてきました。

死を知ったすべての始まりは小学三年生の時の父の死。
この日のことは、とてもクッキリと覚えており、この日、私の心の中に起こったある出来事以来、私は“死”をストレートに悲しいものと思えなくなっていました。

子供心に、死に対して“諦観”のようなものを感じてしまい、それによって悲しみにフタをしてしまったような感じで・・・。

ところが、ラブとセントの死は、今までのどの死よりも感情がかき乱され、混乱して現実を受け止めることができず、未だにまだ整理ができません。

私には流産の経験はありますが、実際には子供がいません。もしかしたら、子供に先に旅立たれた親の気持ちというのはこういうものでしょうか?


「あの子達は心の中で生きつづけている。あの子達のためにも、前を向いて頑張って生きていこうよ」


きっと、シナリオだったらそんな励ましのセリフを書くだろうな。

心から、そう思える日まで悲しみにフタをしないで、あるがままの自分で生きていくしかないなぁ・・・




気持ちが辛くて、このブログから少し遠ざかっていました。

コメントをいただいた皆様には、私の大きな支えになっており、本当に嬉しくていつも心から感謝しています。

お礼、返信が遅くなってしまい、そんな私のわがまま、どうぞお許し下さい・・・。

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コメント

ラブママさま、こちらに私がコメントをさせて頂く事で、共感させて頂いたり、癒されたりしています、まず感謝いたしますm(_ _)m

変わる夏も、変わらない夏も、ラブちゃんセントちゃんとママさんの生活の事や、エピソードの1つ1つが、ポテチと私の事とあまりにも重なっていて、もしかしたら、細かすぎて説明する事のない様な出来事への想いなんかも、似たような事がまだまだ他にもありそうに思いました。

ポテチが居る部屋は冷暖房は年中無休ですが、廊下を歩くのが好きな子なので、部屋の冷房を廊下が冷えるまで冷気を流してました(笑)
二階で寝ますが、朝はリビングをタイマーで冷房かけるので、起きると部屋が冷えてますが、今月は、起きてもリビングが暑い…
夏なのに、楽しいはずなのに、何でポテチが見えないのか…?立ち尽くしてから、ポテチに話かけてみたり、涙が出てきて、夏って、こんなに重苦しい季節じゃないはずなのに、とにかく苦しい。毎日そんな感じです…

ポテチの愛用品や、汚れたタオル、壊れたぬいぐるみ、床に落ちている髪も集めて保存したり、
一番匂いがついているタオルケットは洗わずに、匂いを嗅ぎながらポテチだと思って抱きしめます。不思議と落ち着いてリラックスします。

ラブちゃんセントちゃんと同じく、ポテチは毎日今まで同様に、ご飯とおやつを用意して一緒に食べます。
私は両親と同居しておりますが、一切の会話も無く食事などしたこともありませんでして、
ポテチと2人親子なのです。独身ですが、結婚も出産もする気はなく、ポテチを我が子と育ててきました。

身体を脱ぎ捨てた心だけのポテチは、普通に部屋の中に居ると聞きまして、私は無宗教ですが、
天国的な場所は、雲の上ではなく、地上と重なってると…よく解りませんが部屋に居ると。
ポテチの心の存在だけは信じて、毎日話をしている日々です。
薄くでも見えたら、死ぬほど嬉しいんですが…

今となっては、変わる夏も、変わらない夏も、
切なく感じ、また独り涙です…
ただ、体が見えなくても気配というか、部屋の至る所に存在感があり、嬉しくなったり悲しくなったりします…

ポテチが見えない、初めての夏です。

投稿: ポテチママ | 2010/07/27 01:27

えへへ。ラブちゃんが使ったペットシートが捨てられない・・・
嬉しくって笑ってしまいました。・・・私もです^^;
今、クローゼットの中に大事にしまってある物は
アレマは最期に使ったいろんなもの・・・人様に言えないような(汗
よかった♪同じ人がいて。

いつか整理できる日が来るのかなぁって思いながら
まだ全然できないです。
最近は、『理解してくれる人がいなくたって平気だもんっ!』って
大事に隠し持っています^^

もちろん今のアレマもめいも大好きだけど、それはソレですもん。


今はきのこさんが滞在中ですが動物の神様への恩返しです。
早く本当の家族を見つけてあげたいです。

投稿: あれまま | 2010/07/28 08:34

私にも、ラブとセントは見えてますよ!

仕事部屋の椅子を動かした時・・・
 「おっとっと、ラブ、そこにいたら危ないよ!」
キッチンの床に何か食べ物を落とした時・・・
 「あっ、セントに食べられる、危ない危ない(笑)」

つい声に出して言ってる私が居ます。
他人が見たら、ボケたかと思われるだろうなと思いつつ、
彼女らとお話ししてしまいます。

誰にも迷惑かけてるわけじゃないし、気持ちも落ち着くので
自分に「それでOKよ」と言ってあげてます。

反動で、淋しさがぶり返すのが難点ですけどね・・・。

車の助手席にも彼女たちが好きだったぬいぐるみの一つを
乗せて、運転しながら話してます。

人からなんと言われようと、そんなふうに、時を過ごしていくしか
ないもんね・・・confident

夏バテにお気をつけくださいね。

投稿: ラブママ | 2010/08/04 10:02

>あれままさま

ペットシート、あれままさんもでしたか ヽ(^。^)ノ

先日、妹から「あまり未練残してると、天国であの子達が安心
できないよ」といわれ、内心、反発の気持ちがムクムク。

そうですよね、誰に分かってもらえなくても、自分が納得できる
ようにすればいいんですよね。
あれままさんのコメントを読んで、安心しました。

アレマちゃんもめいちゃんも、それからきのこさんも、あれままさんと
出逢ってよかったですねぇ。

きのこさん、ハッピーな家族に出会えるよう、お祈りしてますhappy01

投稿: ラブママ | 2010/08/04 10:12

ラブママさん。。お久しぶりです。
なかなか、言葉は残せないでいましたが。。
けど、時々、遊びに来ていました。
「子供に先に旅立たれた親の気持ち」に
ついつい反応しちゃったわ(^^ゞ
私はまだワンとの別れは経験していないので
本当の意味での辛さはわからないです。
逆に、みなさんも実の子を亡くした事が無いのだから
私の気持ちなんて理解出来ないだろうと思います。
でもね。。親兄弟を亡くした時と違う悲しみを感じていると
きっと、みんなもこんな風に同じ悲しみを抱えてるんだろうなぁ
と、思うようになりました。
たとえ、人間だろうと犬だろうと猫だろうと鳥だろうと。。
自分の愛情を注いで育てた者を失う悲しみ計り知れないです。
3人の子供がいますが、それぞれに深い愛情があるように
何ワン居ようとも、ワンズそれぞれにも深い愛情があるんですよね。。
だから、ふたりの娘やふたりのワンズの為に頑張ろうと思うけど
やっぱり、欠けてしまった存在が大きすぎて挫けてばかりです。
あと、何度こんな思いをしなければいけないのだろうと思う時もあります。
ワンを亡くして、次のワンを迎えて楽しく生活している方々を見ると
強いなぁといつも感じます。
我が家にも、息子の使っていた物が2年経ってもそのままです。
玄関には靴、洗面所には歯ブラシ、お風呂にはシャンプー、冷凍庫には食べかけのアイス
時の流れには、まだまだついて行けそうもない私です。
ほんと。。あるがままの自分で生きて行くしかないですね。。
ごめんなさい、私の事ばかり。。

投稿: のんち | 2010/08/12 09:15

>のんちさま

ご無沙汰のままで申し訳ありません。

久々にお邪魔したら、ココちゃんとバディちゃんのなんとカワユイことかlovely

ハハが悲しんでいたり泣いたりしてると、きっとラブとセントも心配するだろし、できるだけ笑って過ごそうと思います。

最近、ふと父が亡くなった時のことを考えます。
小学校3年生の時。
母の泣き叫ぶ姿を見て、母を困らせないために私は自分の悲しみを封印してしまったみたい。

なので、大切な者を失くした悲しみはラブとセントが初めてなんです。(親戚や知人の死には一杯遭遇しましたが)

人間と同じで“代わり”はいないですよね(キッパリ)

私に子供はいませんが、もし私がのんちさんの立場になったらと思うと胸が張り裂けそうです。

それでも、生きている限りはその思いを抱えながらいき続けなければならないんですよね。

遠くから見守ってくれている人のため、頑張って生き続けましょうね。
お互いにsign03

投稿: ラブママ | 2010/11/01 10:50

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