●イラク戦争★二つの歌②Dixie Chicks
『NOT READY TO MAKE NICE』
アメリカの女性三人のカントリーグループ・Dixie Chicks(ディクシー・チックス)の新アルバム『 IN STORES 』中の一曲。
『Not Ready To Make Nice』を下記より聴くことができます。
■ディクシー・チックスを応援しよう
ビデオクリップ・フル視聴は6月24日迄の期間限定。
限定期間終了後は自動的に通常視聴(約45秒)になるそうです。
許す。素敵なことよね。
忘れる。私にはできそうもない。
時がすべてを癒してくれるって、みんなは言う。
だけど私は今も待っている。
もう疑ったりはしない。
すっきりしないことなんて、私にはもう何もない
私は罰を受け
この先もずっと償い続けなければならないの
言われるがまま、いい子にはなれない
撤回する気にはなれない
私は今もめちゃくちゃ怒りまくっているし
いろんなことに付き合っているほど、暇じゃないの
かたをつけようにももう手遅れ
そうできたとしても、多分私はしないはず
だって私はめちゃくちゃ頭に来ているの
私がそうすべきだと、あなたたちが考えていること
とてもじゃないけど、やれっこないわ
あなたたちは言ったわよね
忘れてしまえないのかって
私の世界をすっかりひっくり返してしまったのよ
それに私は楽しんでさえいるの
私は自分のベッドを整えて、赤ん坊のように眠る
後悔はしてないし、黙っているつもりもない
とんでもなく悲しいことよ
あかの他人は憎まなければならないって
母親が自分の娘に教えるようになるなんて
私の言った言葉が
あそこまで、誰かをおかしくさせてしまうなんて
一体全体どういうわけなの
そして私にこんな手紙を書いてよこすのよ
余計なことは何も語らず、ただ歌っていればいい
さもなきゃ私は一巻の終わりだって
言われるまま、いい子にはなれない
撤回する気にはなれない
私は今もめちゃくちゃ怒りまくっているし
いろんなことに付き合っているほど、暇じゃないの
かたをつけようにももう手遅れ
そうできたとしても、多分私はしないはず
だって私はめちゃくちゃ頭に来ているの
私がそうすべきだと、あなたたちが考えていること
とてもじゃないけど、やれっこないわ
とてもじゃないけどやれっこないわ
「私たちはアメリカの大統領が(同郷の)テキサス出身ということが恥ずかしいと思ってるわ。」
2003年3月、ロンドンのシェファーズブッシュ・エンパイアで公演中、舞台上でナタリー・メインズはそう言った。
翌日、イギリスの新聞のレビューでこう紹介された。
「戦争支持の曲を多くのカントリースターがリリースする時勢に、この発言はパンクロックだ」
その発言はアメリカでも大きく取り上げられ、彼女らの歌は放送禁止になり、ボイコット運動や死の脅迫にもさらされ、表現・発言の自由を巡って社会現象にもなった。
その時の騒動に対する答えがこの曲 『Not Ready To Make Nice』。
その経緯を知った上でこの曲を聴くと、反戦への強い意志と前向きな勇気がほとばしっていて、人間として心から救われた気持ちになる。
私もディクシー・チックスを応援します!!!